新刊書店Title開業の記録「本屋、はじめました」について
著者は荻窪の書店Titleの店主/辻山良雄さん。2016年に開業した際の記録を書籍化したものですが、前職のリブロ(書店)勤務時代のエピソードも含めて、本好きには書店や書店員の裏側が分かるので面白い。
店主の辻山さんはユニークな書店ということで様々なメディアにも取り上げられているのですが、人柄がにじみ出ていて、この方に会いに行きたくなる内容にもなっている。
この本でリブロという書店(元は西武百貨店だが今は取次のニッパンの資本が入っている)のことも分かったのですが、この本を企画・出版した苦楽堂(著者と苦楽を共にするという意味か?)という出版社(神戸)もなかなか面白い出版社である。