ヤギさん郵便No.63「キレちゃってもいいんじゃない?」
先週、透視が出来る人に、オーラの色を見てもらったり、過去生を視てもらったりしたの。
色々な事を言われたんだけど、「怒りが溢れていますね」と言われ、アドバイスをくれるのを待っていると、「キレちゃってもいいんじゃない?」と言われた。
「えっ?キレてもいいの?」
私のお父さんはお酒を飲んでは暴れていた。
両親の離婚後、母が付き合った人は機嫌が悪いと、いつも機嫌が悪かった人なんだけどね、その怒りをぶつけられていた。
その結果。
怒り=悪となった。
だってね、自分のなかから怒りが飛び出すたびに、怒りと一緒にトラウマが飛び出してくる。だから、怒りが出てくるたびに悪夢を味わう事になる。
そして今は怒りが出てきても悪夢を味わうことはなくなったけれど、無意識に怒りに蓋をする癖が残ったみたい。
「キレちゃってもいいんじゃない?」と言われた日から、何かがプツンと切れて、怒りがよく飛び出すようになった。
私の不注意でミスをして同僚に指摘された時があったの。私の顔がイライラしてたんだろうね。その同僚が「別に悪いって言ってないよ。」とフォローしてくれた。
多分、みんなに少しずつ迷惑をかけている。
でもね、多少迷惑をかけても、悪いなんて思わなくなった。
今までは、怒り=悪だったけど、
怒り=出ても仕方ないよね。になったの。
近道なんてする必要ない。
面倒くさいと思うかもしれないけど、一つずつ。一つずつ。溜め込んでいた感情を出してあげている。
そうそう、今は「怒り」を出す期間だと自分で決めている。
こんな小さな事でイライラしている自分がいたり、何年も前のことなのに、はらわたが煮えくり返して頭が痛くなるほどイライラしたり。そして、周りの人達に少なからず迷惑をおかけしている。
だってね、この日から私の世界は彩り豊かになった。
今までは「楽しい」とか「温かい」とかの絵の具だけでキャンパスを描こうとしていたけど、そこに「怒り」や「イライラ」が加わって、その絵に深みが出た感じがするの。