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ゲームシナリオライターの『インプット』を大公開!
■インプットとアウトプット
インプット=入力。なにかを取り込むこと。
アウトプット=出力。なにかを産み出すこと。
ゲームシナリオライターはシナリオをライティング、すなわち「アウトプット」するお仕事です。その元手は、『ほとんどかからない』と言ってもいいと思います。
しかし、無から有は生み出せません。
シナリオライティングも、なにかしらの燃料を必要としています。
その燃料こそが《物語のインプット》なのです。
■シナリオライターのインプット
物語を構築するために必要なことは、『物語を摂取する』ことです。
これはどんな媒体の作家であれ同じだと思います。
漫画家や小説家だって『物語を摂取』し、『物語を創造』しているのです。
たくさんの物語を取り込んでいないと、物語を創れません。
毎日食べ物を食べるように、たくさんの物語を摂取しましょう!
■マンガをよく読みましょう!
これは駆け出しの時に、非常にお世話になった先輩シナリオライターの方が言っていたセリフです。
好きなマンガを読むのが一番ですが、既存マンガがゲーム化する時に役に立つため、流行のマンガに触れておくのもいいでしょう。
■映画をよく観ましょう!
自分が主にしているのはこの『映画』を日常的に観る、というインプット法です。
映画を観たら、自分の記憶を頼りに「起承転結のあらすじ」を書いてみましょう。もし、観ている時、創作論について疑問に思ったり、気づいたことがあればメモをしてみてください。それが物語を作る修行になります。
1日1本観るというのが、日常的な習慣にもなっていいと思います。
今は月に千円程度で映画が見放題のサービスがたくさんありますので、それを利用してみてはいかがでしょうか?
■脚本術の本を読む?
これはあまりオススメできない方法です。
というのも、脚本術や創作論は玉石混淆で、精神論的だったり、無駄に難解だったり、未検証な理論を解説したりしている本も多い気がします。
自分が自信を持って「役に立った!」と断言できるのは、『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 ブレイク・スナイダー著』と『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室 井上ひさし著』だけです。
■まとめ
・物語を『創る』ためには、物語を『摂取』する必要がある。
・マンガを読んだり、映画を観たりしよう。
・映画を観るなら、1日1本観よう!
・脚本術は玉石混淆なので、あまりオススメはしない。
という、ゲームシナリオライターのインプットの一例でした。
作家には様々な種類の人間がいます。中には、インプットなんてしなくてもアウトプットをしてしまうという天才もいるでしょう。しかし、作家を目指すならインプットをしていて損はないと思います。
重要なのは自分に適したインプットを見つけて、それを続けることです!