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【週末投稿】つれづれ有用植物#26(ムラサキ科:ルリジサ属 ボリジ)

ハーブとして知られている植物です。
ポリジという名前で私は覚えていたのですが、英名は Borage ですから、ボリジと発音するのが正しい様です。また、和名はルリジサなどと言います。葉や茎は毛におおわれ、優しいおっとりとした印象を感じます。ただし、まれにこの剛毛が皮膚にささり、かぶれる方もいらっしゃる様なので、初めて導入される方は注意した方が良いかもしれません。

また、ミツバチなどの受粉時の送粉者(ポリネータ)が集まり、周りの植物の実付きがよくなると言われます。PinguBanana は実際に育ててみましたら、多くの蜂やアブがやってきましたよ。それをボーっと見ているだけでも、癒されましたよ。

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ボリジの花は濃い青色と白、中間の明るい紫があります。ボリジの青色は聖母マリアの青い衣を描く時に使われたことから「マドンナ・ブルー」とも呼ばれています。多くの人に愛されてきたのでしょうね。

■ハーブとしての楽しみ方
ボリジは昔から人々との関係が有った植物です。
ヨーロッパで戦士が出陣前にボリジの花をワインに浮かべ、勇気を奮い立たせたと言われています。白ワインにボリジを浮かべると、なんと青い花びらがピンク色に変化するのです。

■育てる上での注意
ボリジは高温多湿に弱く、梅雨時は蒸れると下葉が枯れてきます。多湿に気を付け乾燥気味に育てましょう。梅雨の訪れる地域は、周囲の表土に生える雑草をまめに刈るなど、極力風通しを良くすることが良いです。

■種から容易に育てられる
種は大きくて発芽しやすいので、種まき初心者にも簡単に発芽させることができます。種のまく時期は、春と秋の2回ありますが、寒冷地では春にまきます。それ以外の地域では秋まきにすると翌春には大株に育つので、たくさんの花を楽しめますよ。ボリジは耐寒性があるので特別な冬越しの必要はありません。

■エディブルフラワーとしてのボリジ
料理やスイーツの飾りに利用できます。ハーブとしても扱われます。花の中央部分の蜜を食べると、自然の甘い味がしますよ。

■ボリジの繁殖力は強い
次々と種ができていくため、知らないうちにこぼれ種が散らばります。あちこちでボリジが次々と発芽する、嬉しい悲鳴状態になります。自然の循環により適宜多くなったボリジを抜いて緑肥にするとよいです。
手間がかからず蜂などが酔ってくるので、良い効果を発揮してくれる植物です。

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育てるだけでも、柔らかなやさしい雰囲気を持つボリジの魅力はつきません。種から、苗から、あなたの始めやすい条件で始めると、新たな植物との出逢いを堪能できると思います。

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