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【週末投稿】つれづれ有用植物#189(キク科エゾコウゾリア属:ブタナ)

5月〜9月頃に開花してタンポポに似ているが、注意してみると違う植物であることが判ります。日本全国の道路脇や空き地、牧場、草原、農耕地の周辺で生育しています。環境適応力がとても強く、どんな場所でも育つことから、世界中に広がっています。

ヨーロッパ原産で、日本では帰化植物として各地に分布しています。
外来生物法で「要注意外来生物」に指定されており、自治体によっては、抜き取る事を推奨されている植物でもあります。

交通手段が発達した昨今で、日本にない植物が外からやってくるのはやむを得ないとして、群生した地域では芝生が枯れてしまうなどの被害や他の植物に悪さをするウイルスの寄主としても知られています。

「タンポポモドキ」とも言われていますが、現在はフランスの俗名である「豚のサラダ」が由来の「ブタナ」と呼ばれている事が多い様です。
良くないイメージの植物ですが、人間の都合による表現だと PinguBanana は思っています。

この様な帰化植物をあえて「有用植物」としてご紹介するのは、全部位が食用になるからなのです。
昨今の日本の情勢を見ると食糧難になる可能性が大きいと言われており、皆様には日ごろから食べられる野草を知って試して頂きたいと思いました。

若葉はクセが少なくサラダに利用され、茹で野菜や揚げものなどでも食べられタンポポよりも苦味が少ない様です。根はタンポポ同様に、コーヒーの代替品として炒って飲む事ができます。ギリシャのクレタ島などでは葉を湯がいて食されているそうです。

この植物の特徴としては、花茎には葉が付かず枝が分かれて、それぞれの先に花をつけます。

■【野草】自然を味わう【ブタナ】(2分強)
KENTANTAI 健啖隊 けんたんたい 様


【Gulten Music Live 会場で見つけたブタナ】

■参考
ヨーロッパ原産のキク科の雑草ブタナを食べてみたら美味しい野草だった【特徴と料理例を紹介】

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