【週末投稿】つれづれ有用植物#126(ハマミズナ科ツルナ属:ツルナ)
育てやすくしかも多年草。沖縄では「ハマホウレンソウ」とも呼ばれて若い葉と茎を摘み取って食用にしたり、花盛りの5~10月に茎葉を花つきのまま刈り取って粗刻みし、日干し乾燥したものが生薬になります。
PinguBanana は「多年草の実用野菜」として、金時草(式部草、水前寺菜)を育てています。霜が降りない露地で毎年越冬出来ており、適宜収穫できる便利な野菜です。
ツルナも越冬できる便利野菜として取り入れたいと思っています。もともと熱帯から温帯の海岸に広く分布しているため、比較的乾燥に強いと思われるので、今回種を購入して乾燥しやすい場所に植えてみたいと思っています。
種(果実)は海浜植物のため、波に運ばれて海岸に打ち上げられて新しい地で繁殖する戦略を採っています。すごいですね。
小型のプランターや植木鉢でぐんぐん育ちます。つる状に伸びて地面を這うように広がり、その後枝分かれして斜めに立ち上がるように成長し、夏から秋にかけて高さ50cm近くまで生長します。
さて気になる成分は
水分約93%、たんぱく質2%、脂肪約0.3%、含水炭素約2%、ミネラル約1.7%のほか、粘質、葉緑素を含んでいるそうです。
葉はあくや癖がないため、古くからニュージーランドのほか世界各地で食用にされており、日本の沖縄県と鹿児島県の奄美群島の一部でも食用にされているそうです。食べたときの食感や質感は、同じハマミズナ科のアイスプラントによく似ているとの事なので育成が楽しみです。
軽くゆでて水にさらし、野菜としてごま和えや酢味噌和え、おひたし、炒め物や味噌汁などの汁の実、天ぷらとしても楽しまれています。
■【野草】都内の森林公園で野草散策。(ツルナ) (5分)
HIROKIの野あそび。 様
ただし
熱を冷ます薬草であることから、胃腸が冷えやすい人や妊婦への服用は、禁忌とされている様なので、注意が必要かもしれませんね。
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