先輩から受け継ぐもの
今日、事業所長が私との懇談の場を設けてくれました。私の思いをしっかり受け止めていただけました。そして、私がやりたいことにそっと背中を押してくれました。
また、新人時代からお世話になっているお取引先の社長様と会食させていただきました。
私を含め、親子ほど歳の離れている3人と。
70歳を間近に控え、事業を息子さんへ引き継ごうとなさっている。
でも、その話に一切触れずに、私達の話を楽しそうに聴いているだけ。おかげさまで地元の懐かしい話に花が咲き、心地よい気分で家路につきました。
力をいただきました。
でも、涙が止まらなくなりました。
先代の体調が思わしくなく、40歳手前で社長職を受け継がれてからの30年、一体どれほどのものを背負いながら駆け抜けて来られたのか。想像を絶する。
現場の職人だった道を捨て、カバンを持って経営者となられた。私が新人としてこの業界に入ったのはちょうどそんな頃。
その後、景気も上下した時代を乗り越えて、立派に次世代へ引き継ぐ。
なら私は、この30年でやってきたことに胸を張れるのだろうか?散々甘えて、のんびり暮らしてきたのではないのか?
帰り道、1人になった時に自分の小ささを恥じました。
いったい何をやってきたのだろうか。
ありがとうございました。
今日、懇談の場を設けていただき、私の思いを受け止め、期待をかけて下さった事業所長、そして社長、私もあなた方に恥じない仕事をしたい。
その真摯なお姿を、次世代へ伝えていきたい。
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