失恋、みたいな。
従兄弟に、1年振りに連絡をした。
夢に出てきたから、という理由もあるけど用事があったのだ。
いつもLINEで一往復以上続かない。
私が何か言う→返答→私「ありがとう」、終了。
というのがいつものパターンだ。
今回は私の「ありがとう」の後に、「なしたの?」と質問の返答が返ってきた。
ちなみに「なしたの」は北海道の方言で「どうしたの?」という意味である。
この、「なしたの?」に私は心底驚いてしまった。
小さな頃からあまり優しくしてもらった記憶はなく、というと聞こえが悪いが、一言で表すと「スパルタ」だった。
トイレの電気を消されたり、怖い動画を見せられたりとか、キャッチボールの相手をさせられたりとか。
あっちが思春期を迎えるまではこういう感じで戯れたり遊んだりしていたが、お互いが部活や学校生活に没頭すると顔を合わせる機会も減って、会っても話題が合わず、口をきく機会も減った。
そんな、従兄弟が「なしたの?」だと?
天変地異でも起こるのだろうか?
実際、前の日は天気が悪かったのに「なしたの?」と来たその日はえらく晴れていた。
従兄弟は返信のペースは遅いものの、一日一回ほど返事が返してきた。
最後には「なんかあったら連絡して」とまで言い出した。
どうしたんだ???
と、思ったものの、まあ、あっちも大人になったんだろうなあと思う。
色々ちょっかいをかけられたりして、泣かされたりしたこともあったけど、そういう思いやりを持つこともできるんだな〜って思うと、
少し失恋したような気持ちになった。
それも、好きだな〜って勝手に思ってるうちに彼女がいることを知って、自然に終わる感じの恋ね
余談ですが、私の従兄弟は私の記憶だとイラストのスラップスティックのお兄ちゃんみたいな目をしています、確かね。スラップスティック、面白いですよね、途中でアプリ消しちゃって見るのやめちゃいましたが・・・また読んでみよう。
(Photo by spring_autumn、Thanks!)