春はあけぼの

ってすごい書き出し。

思い立って現代語訳を手に取り

まじまじとよみあげた

季節それぞれの素晴らしさを 時間帯で形容しようなんて思う人いただろうか
この人が世界初だと思うし
この人がやらなかったら 誰もこの発想しなかったんじゃないか

でも現代人の私が今読んでも
ほんとそう
しっくりくる

秋の夕日にてるやまもみじ
とか
夏の夜の夢
など 

どこかで聞いて知らず知らず内面化しただけかとと思ったが

そもそもこれらが枕草子の影響かもしれないし
あるいは時代や土地を超えて同じ感性を人は持つものなのかもしれない

そこに仮に生物学的、あるいは社会学的な理論がたとえあろうとも

もののあわれにこころ震えるこの感覚を分かちあえることのよろこび。


梅雨らしさがないまま夏を迎え
四季の終焉を感じた7月某日の記録

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