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私が好きな哲学者 ソクラテス:「よく生きる」「無知の知」

ここからは、哲学者が説いた言葉を、若い頃の私が自分なりの解釈で書き留めていた文章を書いてみたいと思います。賢者の言葉を自分の人生の教訓とすることは難しいですが、言葉を自分なりに解釈して自らを振り返ることは自由なのかな…と思います。

「よく生きる」「無知の知」、これは古代ギリシアの哲学者:ソクラテスの言葉です。

この頃の哲学は、「人間としての真理」を追究していたので、大きく言えば「私はこうありたい」ではなく、「人間はこうあるべき」というイメージです。現代社会は多様性を認めている時代なので、「べき」論は敬遠されがちです。でも、私は「自分として よく生きる」事を考えることを続けてみたいと思います。

人は純真無垢にこの世に生まれてきて、大人になる頃にはいろんな価値観の人間になっています。

そこまで形成されるにはきっと、生まれ落ちた星座とか血液型とか、周囲の人の教えや言葉…いろいろな経験の一つ一つの積み上げがあるのだと思います。

…そして、その人間はきっと間違っていない、かけがえのない存在です。

もちろん、「社会」という枠の中で生活していくには、反社会的な行動や「好き勝手」をしてもいいという訳ではないですね。

ソクラテスの言う「よく生きる」は、「私が私として生まれてきたからには、私はどう生きよう?」と向上心を呼び起こします。

そして、「無知の知」=「私は何を知っていよう?いや、何も知らない」という謙虚さによる自分への探究につながっていきます。

人との性格や意見の衝突がよく私を悩ませますが、意見も「言えばいい」ことが絶対でもなく、他方「言わないとわからない」ということも一理あります。結局、社会の中で、人間は言葉・理性を持ち、相手を尊重し、自分には謙虚さを大切にして生きる事が大切になるのでしょうね。

哲学者の言葉は、決して「古代の考え方だから」と現代とかけ離れた真理ではなく、現代にもつながる言葉のようです。

私は、私をどのように生かしていこうか、今後も謙虚に探究を続けたいと思います。

あなたと共に 花音と共に

安らぎを感じて生きたっていいじゃない?

花音:中平 和寿子




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