オムレツも食べることに🍳
アテネ・ジュネーブ・パリへ行ったのは、つい昨日のような気がする。そんな気とは裏腹に、家内と力を合わせて乗り越えた通過儀礼は少なくない。子どもを一人前に、家を自分のものにする、親を送ること。他にも、小さなことが数多ある。
気がついたら、40年の月日が経つこととなる。それは、来年のことだ。世間では、ルビー婚式と呼ぶらしい。もう長男が40歳近くになるからね。
旅行は家内の趣味だ。ボクは建築物を見るのが好き。微妙なマッチングで旅を楽しんでいる。国内は九州と北陸以外へ。海外は、🇹🇭🇰🇭🇹🇼へ。食べ物は、B級グルメだ。その中でも、四国一周と近畿地方の旅などが良かった。海外では、タイ三大寺院かな。
さて、金婚式まで持ちそうもないボクには、これが人生の修学旅行となると思う。そこで、新婚旅行で見忘れて来たものを見に行くことにした。建物ではない。なんと絵画だ。それは、「ナポレオンの戴冠式」だ。ボクはこの一枚を見たい。せっかく行くので、同じく行き忘れたベルサイユ宮殿だね。
家内は、単なる海外旅行程度と思っているようだ。目的はモネ画伯様だ。ルーブル・オルセー・オランジュリー美術館と御庭が目的だね。それ以外にもノートルダム大聖堂や小さなスポットを調べている。なんたって、ボクよりもインテリさんだからね。
すでに、飛行機とホテルは押さえた。つまり、今回はツアーではない。なんと、現地ガイドにお世話になる予定だ。同年代の女性ガイドにお願いする。また、1日丸々の見物は考えていない。数時間以内の予定だ。
食事処は現地ガイドにアドバイスしてもらうつもりだ。そして、散歩スポットも。あらかじめの情報はスリがおおいとのことだけだ。専門家が言うので間違えはないであろう。
Wikipediaより
ところで今日、スケジュールを細かく落とし込んだ。そうしてみたら、丸1日も余分な日があることがわかった。そこに、モン・サン・ミシェル日帰りバスツアーを当てはめた。13時間、トイレ付き。本来なら前泊し、島に渡りオムレツを食べるのが王道であろう。細かく調べてはいないが、オムレツだけは食べてきたい。
今回あらためてパリへ行く目的は、学校の教科書に出てくる絵画などを見るばかりだ。それは40年前"ロワールの古城"が大ブームだった。ボクらは、それらを優先した。だから、ベルサイユ宮殿やルーブル美術館などに行かなかった。つまり、ボクにとっては「ナポレオンの戴冠式」というたった一枚の絵の後悔から今回の旅の計画が始まったわけだ。
バドゥ・ムッシュの浮かぶセーヌ川の向こうに見えたノートルダム大聖堂が懐かしい。モンマルトルの丘も。時間があれば、シャンゼリゼ通りから凱旋門へ。そして、フーケ(赤い風車)にでも立ち寄れるかな...。
かわせみ💎
表紙は:1985年6月のアテネ