【第1回】財務諸表と事業から読み解くペッパーフードサービス#マーケティングトレース
こんにちは!たいま せいやです。
これまでいくつかnoteを書いてきましたが、今日から #マーケティングトレースに挑戦します 。
マーケティングトレースが気になる方はこちらをご覧ください。マーケティングトレースの主宰、ブランドテクノロジー執行役員の黒澤友貴さん@KurosawaTomokiの記事です。
マーケターとして知見を貯め、力をつけるためにも頑張ります。
※実はこのマーケティングトレースは「スキ」の数が大事なんです。少しでもいいなと思ったらハートのクリックお願いします。🙇
それでは、本題に入ります。
今回トレースする企業は「株式会社ペッパーフードサービス」です。
全体で3回に分けてトレースします。(もしかしたら、増えるかも……。)
第1回の今日は、ペッパーフードサービスの概要を分析します。
●ペッパーフードサービスの概要
1970年創業、元料理人の一瀬邦夫社長が立ち上げ、「高価な料理の代名詞だった“ステーキ”をより多くの人に、お腹いっぱい食べてもらう」をモットーにペッパーランチやいきなりステーキなどを展開しています。海外にも店舗を展開し、国内外で高品質かつリーズナブルな料理を提供します。
企業HPに掲載されている情報は下記です。
・事業
ステーキレストランが主な事業ですが、その中でも4つに分けられます。
1.ペッパーランチ事業
2.いきなりステーキ事業
3.レストラン事業
4.商品販売事業
https://item.rakuten.co.jp/ikinaristeak/210081/
いきなりステーキがダントツで知名度が高いですよね。
いきなりステーキ>ペッパーフードサービスという認識が一般的でしょう。
僕はいきなりステーキしか知りませんでした……。
●ペッパーフードサービスのBS/PL
ここでは財務諸表からペッパーフードサービスの状況について分析します。
分析には大手町ランダムウォーカーさん@OTE_WALKの#会計クイズを参考にさせていただきました。大手町ランダムウォーカーさんのnotoはこちら☟
それでは、まず賃借対照表(BS)を見てみましょう。
固定資産と流動資産の比率がほぼ同じです。飲食業は基本的に料理を提供し、現金を手にすることから流動資産が多くなります。
負債は流動負債が多くなっていますね。買掛けで食材を仕入れるためと思われます。
続いて、損益計算書(PL)です。
2018年12月期の決算報告書は121,801の損失が計上されていました。
ペッパーフードサービスは飲食業界でも異例で、原価率が高いという特徴があります。50%近い原価率は、利益率が低い飲食店経営では異例中の異例です。
また、2018年はいきなりステーキで映画とのコラボ企画やローソンの人気商品「からあげくん」とのコラボ、ギネス記録挑戦など積極的にプロモーションキャンペーンを実施したことで販管費も多くなっていると予想できます。
以上からペッパーフードサービスは飲食業体としては異例の収益構造をしていると理解できます。いきなりステーキの業態は一時期話題になるほど新鮮な形だったことやオペレーション方法で特許を取得していることからも攻めのモデルを構築してきたことがうかがえます。
※2019年6月28日に2019年度業績予測を下方修正しています。
修正背景は以下の通りです。
2019 年 12 月期第2四半期累計期間における個別業績は、いきなり!ステーキ業態につきまして、210 店舗出 店を目標にスタートが切られましたが、出店が進む中、一部地域において、いきなり!ステーキの店舗同士の 競合などの影響により既存店の売上高は計画に比べ大幅に減少致しました。 その影響を受け、いきなり!ステーキ業態は、今後の出店用地(既存店の売上に影響を及ぼさない用地)の 見極めを慎重に行うこと、既存店を必要に応じて他業態へ変更することを鑑み、当初の出店計画を 210 店舗か ら 115 店舗と見直しました。引用:業績予想の修正に関するお知らせ
いきなりステーキを大規模に展開し過ぎたために、カニバリゼーション(自社同士のシェアの奪い合い)を起こしてしまったようです。
以上ここまでが今回の分析になります。
●今後の#マーケティングトレース
今回は簡単な挨拶とペッパーフードサービスの概要分析を行いました。
次の投稿から17日までの1週間をかけて主要事業「ペッパーランチ」と「いきなりステーキ」の#マーケティングトレースを投稿していきます。
マーケティングトレースに挑戦するのは初めてです。分からないなりにPDCAを回しながらチャレンジしていきます。ぜひ、読者の皆さまからフィードバックを頂けたら幸いです。
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