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50過ぎてからまさか料理の仕事!?〜20241125

こんにちは。おうちごはんパートナーのナヲです。
本日も坂を上り下り、そしてまた上り下りと(物理的に)料理代行にお伺いしてきました。

午前中のお客さまは、おうちごはんパートナー(料理代行)を始めたばかりの頃からのお客さま。
気がつくとお付き合いも半年。
初めてお伺いした時、お作りした料理を目の前でランチとしてパクリ。
「うん、美味しい!」と笑ってくださったこと、忘れられません。
才色兼備で日々お忙しく、今ではあ・うんの呼吸?で食材を用意しておいていただき、そこから読み解いて?おまかせでお作りしています。

私が会社を辞めて本格的にこの仕事を始めたのは、今年の6月から。50歳すぎてのスタート。
小さい時から食べるのは好きだけど、作ることには興味なし。
弟(今は料理人)は、自分から台所に立つタイプだったけど、私は手伝うのは嫌いで、テレビを見たり好きなことをしたりして「ごはんだよ〜」って言われたら食べる、みたいなタイプ。
両親共働きで、隣の家に住んでいた料理上手の祖母の料理で育てられたと言っても良いと思っております。
(>詳しい話はこちらにも)

ちなみに、将来の職業・夢・なりたい自分とかもまったくなし。
「何になりたい?」
「将来の夢は?」
聞かれるほどに苦痛しかなく、適当なことを書いてました笑
むしろ、どうしてみんなは未来を想像できるのか、なりたい職業が明確なのか、ずっと不思議でした。
私は近視なので近くしか見えないのかも。

高校は偏差値で選び、大学はなんか成り行きで決まり、会社員にはなりたくないかな〜と思ってとりあえず会社員と同等くらい稼げそうな楽しそうな派遣社員を選び、、、
それこそ、結婚も子どもがいる生活もまったく考えられなかったので今が不思議。

あるタイミングで、自分はある程度興味があって、締め切り的なものがある環境の方が良いのでは?と気づき、仕事イコール会社員、と割り切り?
なんだかんだ、社会保険とかメリットもあるし。
そこから何回か転職しながら会社員として働いてきました。

自然とビジネススキルやコミュニケーション能力もまあまあ身についたし。
意外と自分では気が付いていなかった得意分野もあったりで、サラリーマン的文句を言いながら、なんやかんやで20年以上働き(途中からはお子さんと一緒の生活の息抜きに仕事してたかも笑)、気がつけば会社では年下の人ばかりになっていました。

自分のお子さんたちは少しずつ手が離れ、年下の同僚は子育てと仕事の両立で大変!という姿を見た時に「自分がお子さんたちの生活で困っていた時に助けられたお返しがしたいな」と思い立ちました。
同時に、食い意地のおばけ?みたいになって、寝ても覚めても料理のことを考えるように。
誰かに料理を作ってあげたいな〜
自分が作った料理で喜んで欲しいな〜
がむくむくと湧き立ち。

思い立ったのが一年前。
料理代行という職業?仕事?があることを知り、実際に仕事をされている方の講座を勢いで受けることにし、そして、今、です。

講座を受ける時は、講座料含め「清水の舞台から飛び降りる!」ってこういうことか、と怖さしかなかった、、、
同じ料理の仕事といっても、お店のように「自分の味を楽しみに来てもらう」ではなく、「料理が負担になっているお宅にお伺いして、おいしいものを作る」がやりたいというのは明確だったのでそこの迷いはなく。
あくまで「家庭での料理」「日々の助けになる料理」が目標でした。
理由は、自分が出産をして大変な時に友だち、弟、母たちなどなどに支えられてきたから。

一年前の私。
学んではいて、知り合いに頼んで修行に行って、でも本当に仕事になるのか、自分ができるのか、一ミリも先は見えませんでした。
でも、見えないからといって止まっていたら意味ないし、と、まずは副業で活動開始。
そのうちに「副業ではどっちつかずになってしまう!」となり、一念発起?!で会社辞めちゃいました。

自分でも、まさか料理で個人事業主!?
です。

今までの自分の経歴からも普段の様子からも「まさか、料理?!」という反応(自分も)が多いかと思っていたら(もちろんそういう反応も多かったです)、昔からの貴重な友だちは「そういえば、出産後に惣菜作って差し入れしてくれた」、「離乳食とか冷凍してたよね」「おもしろいおむすびをよく作ってたよね」(いずれも言われて思い出す)と、思っていたより「意外ではない」の反応。

ただどちらにしても、みなさん、「すごくいい!!応援する」と予想外の大応援団。
うれしかったです。
母が「まさか、子ども二人とも料理関係の仕事に就くとはね」と言った時は、本当だよね〜と思いました。

というわけで、会社員の自分からまったく想像もしていなかった料理の仕事をしている現在。
でも、それはもしかしたら見かけだけで、誰かに喜んでほしいな〜精神は変わっていないのかもしれません。

そして、お客さまとのやりとり、おいしいものを食べたらすぐに試してみるスピード感など会社員時代に学んだこともいきてるし、小さいころからの味の記憶も支えてくれている。
職業変われど自分過去貯金ありがとう!です。

味見をして「うまっ」となった時、その料理をお客さまに喜んでもらえた時、本当にうれしい!
そのうれしさが続く毎日。
もう一つ、自分時間をコントロールできる、余白時間があるのもうれしいこと。
スケジューリングは難しいし仕事にまつわるあれやこれやをすべて引き受けないといけないけれど、その分の自由さを手に入れた感があります。

料理することが楽しい!と思う自分は想像できなかったけど、振り返ればいつでも想像できない荒野を歩んできたような気もします。

見た目変わっても軸はぶれない

で、これからもぼちぼち進んでいきたい。

70歳まで生きてたら本当はごろごろしていたいけど、お金もないし適度に料理作りに行ったりお弁当作ってあげたり、みたいな生活もしたい気がしまして、初めて夢ができたかもです。

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