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やっぱりエッセイが書きたい

「エッセイストのように生きる」を読んだ。

自分の気持ちを素直に。
自分でも好きだと言える、愛しいと思える文章を書きたい。

それなりに私は考えているほうかもしれないけれど、自分の考えについてもっと深く、解像度を上げていきたいと思った。

私は本を読んでいて、心に引っかかった言葉をメモする。
メモした言葉を書いて、並べて、満足する。
でも「なぜこの言葉に心動かされたのか」まで深く考えたことはない。
それらをちゃんと考えたら、自分の大切にしたいこととか、本当に感じていることがわかるかもしれない。
そんなことをまとめた、読書エッセイをこれから書いてみたいな。

「見つめて、気づく」ためには時間が必要です。時間をかけて考えつづけることで、ようやく答えが見えてきます。
途方もないことに思えるかもしれません。でも、時間をかけた末にようやく「あっ、こういうことかもしれない」と自分なりの答えを見つけたときの感動は、なかなか日常では味わえないくらい大きなものなのです。

時間をかけて、じっくり考えること。
5年くらい考えていることがある。まだ「これだ!」という答えは見つけられていないけれど、「こうかもしれない」くらいには思えるようになった。
わからない間は苦しいしモヤモヤするけど、時間をかけて自分の中から答えを導き出すことに価値があるはず。そんな自分だけの知見を増やしていきたい。


おもしろいのが、昔書いたものを読み返したとき、いまとはまったく違うことを考えていることです。「うんうん、そのとおりだな」とうなずくだけで終わることは、ほとんどありません。
同じ「自分」のはずなのに、感じ方や考えていることはがらりと変わっているのです。

読書も同じだと思う。数年前に読んだ本を、もう一度読んでみると新しい発見があったり、全然違う感想を持つことは多い。
当時はわからなかった気持ちや、より実感できること…。
いつか読み返す自分のために、書いて残しておくというのは素敵なことかも。


自分の中に好奇心があることは、どれだけ財産を持っていることよりもはるかに人生を豊かにしてくれます。考えたいことや気になることがたくさんあって、毎日あたたかい気持ちで「これはどういうことだろう?」と心躍りながら生きていける。
エッセイストとは、好奇心と共にある生き方と言えるかもしれません。

私にも知りたいことがたくさんある。知りたいテーマが思いついたら、それに関する本を何冊か読んでみたり、人に聞いてみたり、ネットで調べたり。そして自分でもよく考えてみる。
一つ知るとそれに関係する他のことも気になって、もっと調べてしまう。
振り返れば、そんな時間はとても充実したものだったな。
これからもたくさん知って、考えていきたい…!


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