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僕が求めていたもの

今回の年末年始の休みは長かった。
一週間以上休みが続いたのはいつぶりかわからないくらいで、すっかり体が鈍ってしまった。
でも、実は鈍るほど普段体を動かしているわけではないのでそんなに偉そうなことは言えないのかもしれない。

妻より早く年末休みに入った日。
息子達のリクエストでドラえもんのお弁当を買いに行った。
いつのまにか2人とも一人前は余裕で食べられるようになっていた。
ドライアイスが届くと今でも必ずやってしまう。
妻の実家に行くといつもおもてなしをしてくれる。
いろいろな意味でとてもあったかい。
しっかりおじいちゃん、おばあちゃんっこに育っている。

今回の休みを過ごしている中で確信したことがある。それは、僕は知らず知らずのうちに『家族でゆったり過ごす』ということを強く求めていたということだった。

自分にはそんな経験が乏しかったからか、ある時は親戚の家に行ってその気持ちを満たそうとしてみたり、ある時はゲームの世界で…
でも、どれも結局は仮初の居場所であって、ずっとそこに居続けることは難しく、僕の気持ちを完全に満たしてくれることはなかったのだと思う。

そんな状況が結婚してから少しずつ変わっていった。家に帰ると無条件で僕を慕ってくれる妻がいる。途中からは可愛くて愉快な息子達もその輪に入ってくれた。
そんな環境がとても心地良い。

家の近くの室内遊技場で思い切り遊んだ。
帰って足元を見たら僕の靴下に穴が空いていた。
「息子達と一緒に楽しんだ証拠だね」
と妻が笑ってくれた。
美味しいと思ったものはすぐに家族におすすめしてしまう。

そんな家族と一緒に過ごす休日は食事を作って食べたり、食材を買いに行ったり、ゲームに興じたり、洗濯をしたり…そういったありふれたことでも楽しくてわくわくする。

ホットケーキはよく作る。
よく焼きで少し厚めでボリュームがあるのが好き。
ローストビーフは炊飯器にお任せ。
楽だけど美味しい。
長男が最近はまっているベイブレード。
ひと試合がすぐに終わるので平日の朝でもできる。
クリスマスに祖母達からもらったパーティゲーム。
負けず嫌いの長男は負けると機嫌が悪くなる。
でも、この時は最後の最後にドローになった。
平和に終わって良かった。
巳年なので正月中にメタルギアソリッドを久しぶりにやった。

そんなことを今年の年末年始は特に感じることが多かった。それは息子達が成長して一緒に楽しめることが増えたことが大きく影響していると思う。
とても嬉しいことだけど、きっとこの一体感を感じられる期間はそんなに長くはない。

兄弟2人での時間はどんどん増えている。
小学校から出される宿題の内容が、
少しずつ難しく複雑になってきた。
リビングのソファは2人のお気に入りの場所。
だいぶくたびれてきた。
ジャンプしたり逆立ちしたり酷使しているので、そのうち買い替えが必要かもしれない。
洗濯や掃除など、手伝ってくれることがどんどん増えてとても助かる。
改めて写真を整理すると、長男が写っている写真が少なくなってきていることに気づいた。
やっぱりそうゆうことなんだと思う。
これからも無理強いのない適度な距離感を意識していきたい。
次男は
「〇〇してるところの写真撮って」
とリクエストしてくれることが多い。
そんな姿も束の間なのかもしれない。

だからこそ、彼らが慕い求めてくれる間はできるだけ彼らと一緒に過ごしてあげたいし、
それを日々支えてくれている妻にもリフレッシュできる時間を作っていきたい。

そんなことをたくさん飲み食いしながら感じ、考えた年末年始だった。

子ども達が机の上に乗らなくなったのでリビングに常設されることになったテーブル。
こうゆうことひとつにも彼らの成長を強く感じさせられる。
3人が揃った様子を見れることが何よりも嬉しくて楽しい。
こんな時間があったことを残せる写真の存在はとてもありがたい。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
今年もこんな感じで写真と共にぼちぼち書いていこうと思います。

よろしくお願いします。

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池田翔太
サポートは全て息子たちの何かしらの経験に使わせていただきます!感謝です。