スイスの絶景グリンデルワルドへの夏旅
元山岳部の私は毎年夏になると無性にスイスに行きたくなります。夏になると「おーい、今年もおいでよ。」とスイスに呼ばれるのです(笑)。スイスの中でも特にベルナー・オーバーラントと言われる、アイガーやユングフラウやメンヒ3山を望む地域が好きです。ここが好きなのは、山岳作家である新田次郎の作品を若かりし頃夢中で読んだことも影響しています。去年の夏、久しぶりに3度目の訪問を果たした時のことをまとめます。
アクセスの仕方
アクセスの仕方は、まずはICEなどの新幹線でスイスのインターラーケン東駅に行きます(Interlaken Ost)。インタラーケンは2つの大きくて綺麗な湖(トゥーン湖とブリエンツ湖)の間にある町です。この街もすごく素敵で、ここに泊まるのもオススメです。
私の住んでいる南ドイツからは5時間ぐらいで着きます。言葉も同じドイツ語なので、そんなに敷居が高くないです。東京から上高地に行くような感覚でしょうか?でもスイスのお金はユーロではなくフランケンですから両替が必要になります。
次にインターラーケン駅からグリンデルワルド行きの普通電車に乗り換えます。30分ぐらいでアイガーの麓町であるグリンデルワルド駅に着きます。観光客が多いので、ホテルがたくさんあります。
今回の宿はお得なユースホステル
グリンデルワルド駅からバスで10分ぐらいでユースホステルに着きました。ユースホステルは町から離れた山の上なので、ちょっと不便でしたが、スイスは物価が高くてホテル代も高いので、今回は1週間泊まるために節約しました。でもユースホステルにも個室があって便利です。パートナーと個室に泊まりました。朝ご飯はもちろん、夕飯も予約をすれば作ってもらえます。卓球できる部屋もあって、楽しかったです。
ちなみに前回来た時は同僚との大人の女子旅だったので、奮発して町中の素敵なホテルに2泊しました。サウナ付きで、午後のお茶の時にはケーキのビュッフェで食べ放題。外のテラスで食べられました。そちらもそちらで素敵でした。旅の目的に応じてホテルのランクを使い分けるといいですね。
定番の観光地での私なりの楽しみ方
ユングフラウヨッホは世界的な観光地です。普通の観光客の方は時間があまりないので、アイガー・エクスプレスというロープウェイとユングフラウ鉄道で一気に3500メートルの展望台に登って、氷河の写真を撮ってから、すぐに降りてくることが多いようです。
しかし、それではもったいない!周辺にはたくさんの整備されたハイキングコースや山小屋、ロープウェイ、登山鉄道などのインフラが整っています。ですから、私はいつも敢えて定番のユングフラウヨッホ鉄道には乗りません。ケーブルカーやゴンドラで他の山に上がって、そこから周りのアルプスの景色を堪能しながらハイキングします。高山だと森林限界があるので緑が少ないですが、下の方は緑や湧水が多いので、私にとっては低山の方が癒されます。日本で例えるなら、富士山には敢えて登らず三つ峠に登って、そこから富士山を見て楽しむ感じです。
私の大好きなルートはグリンデルワルドからフィルスト(標高2184 m)へ25分間かけてケーブルカーで行き、その後歩いてバッハアルプゼーという山の上の静かな湖へ行くハイキングコースです。2時間ぐらい平たいコースを歩くと山の中の湖に着きます。静かな湖で、パンフレットの表紙のような景色でした!お天気にも恵まれて、ラッキーでした。
バッハアルプゼーから、今回はグリンデルワルドの町まで歩いて下りました。アイガーを見ながらのハイキングコースでした。途中ケーブルカーの駅がいくつかあるので、疲れたらケーブルカーに乗ることもできましたが、意地で歩き通しました。1000メートル以上の高低差だったので、最後には膝も笑い出しました。登りは電車やゴンドラを使って、下りは歩いて、というのが私の定番です(笑)。放牧された牛の首輪についたベルのカランコロンという音を聞きながら歩きます。のどかです。
ユースホステルに無事に戻り、注文しておいたチーズフォンデュを美味しくいただきました。ワインが結構きいていましたが、美味しかったです。
お天気にも恵まれて、素晴らしい景色が堪能できました。だから毎年夏になると行きたくなるんですね〜。夏のスイス本当におすすめです。皆さんもいつか是非行ってみてくださいね。マッターホルンの辺りもオススメですよ。
#わたしの旅行記
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