第三章;過去を巡る
中学時代
鬱の原因究明に、過去に、遡りをはじめました。・・・中学生の時でした。夢見が酷かった時代。今思い出せるのは、通学途中に用水路があるのですが、その葦の生えた用水路縁(へリ)に惨殺されたシェパードが十数匹転がっていた夢。血が流れていた。電線に引っかかってだらりと垂れ下がっているのもいた。そんな夢。空に巨大な掃除機があるかの如く空に吸い込まれそうになるのを電柱などにつかまって必死に耐えている夢もよく見ていました。
「僕らの7日間戦争」ていう映画ご存知ですか?私の中学時代の学校環境は正にあれ。本当にあの通り。校門の所に生活指導の先生が定規とハサミを持って立っていて(ほぼ担任全員だった気もするが)スカートの長さ膝下5cm、靴下白三つ折り幅3cm、オンザ眉毛、もみあげに髪がかからない等々毎日飽きもせずに確認していました。
毎週月曜日の全校集会のチェックは特に厳しくて、一時間目の授業が潰れる事もしょっちゅうでした。天然パーマの人は親の証明書が必要で、授業中、突然先生が授業を中断して一人の男子生徒の襟首いきなり掴んで廊下の水道まで引っ張っていき、頭から水道水をいきなりかけた、なんて事もありました。今だと大問題な事も、あの当時は普通にやっていたのです。
そしてそんな中の私といえば、最低最悪の私でした。いわゆる不良ではありませんでしたが、しょっちゅう遅刻して ました。
斜に構えていました。いっつもつまらなそうな顔をして仏頂面でした。何もかも知ったような顔をして、毎日が面白くなかった日々(ただし部活を除いて)。
原因は簡単です。中学に入り早々開口一番こう言われたからです「お前、小学校の時いじめられてたんだって?」。
小学校5〜6年生の時は、とても楽しかったです。いじめはなく(というか私が標的になっていないだけ)親友とよべる友達も出来て毎日がとても充実していました。私はもう大丈夫と思いました。
・・・が、入学早々こんな洗礼を受けました。終わったと思いました。
学区内だから同じ小学校から来てる人も多かったので、だから私がいじめられっこという事は、同学年の男子(いじめは主に男子から受けていたから)は全員知っている、と私は思い込んでしまいました。いじめられっ子と仲良くしよう、なんてやつはいません。自分もいじめの対象になってしまうから。
友達つくろうとか早々に放棄しました。独りでいようと心に決めました。友達になりたいと誰かが近づいてきても、いずれ離れていってしまい結局孤独になる事も経験していた私は、それはもう経験したくなかったので、だったらはなから一人でいよう、そう決めました。早く卒業することだけを望んでいました。
そんな中学時代でした。加えて思春期だったのにあの母親にこの学校。逃げ場は部活(演劇部)だけだったかもしれません。後半は図書室という逃げ場も発見しますが。
そんな中学三年間の、いつだったかは覚えていませんが、寝ようと布団に潜ると涙が溢れ出て止まらなくなった時期がありました。理由はわからないが泣けて泣けてしょうがないのです。興奮して眠れなくなり、翌朝寝坊、そして遅刻というループを繰り返していた時期が、確かにありました。あれも今思えば鬱の症状でした。
蛇足ながら先の夢の解釈をすれば、シェパードといえば警察犬。権力。でもただ命令に従うように訓練されているもの。あの頃の中学校の先生やら何やらの全体の私の印象を表していたのではないか、と思います。そして全部叩きのめしたい願望。ただ自分はまだ中学生で力も何も持っていないから、誰だかわからない第三者、あるいはよくわからないけど何か、に叩きのめしてほしかったのではないかなと思います。
空に巨大な掃除機があって吸い込まれそうになる夢は、将来に対する大いなる不安だったと思います。なんせ将来の夢というものを全く見ることができませんでしたから。
小学校低学年、いじめられっこの時代
いじめられっ子でした。叩かれる、ぶたれる、蹴られるは毎日。バイキン呼ばわり、仲間外れ、汚い、臭い、そんな事も毎日。いじめられやすい要素はありました。母親がああだったから、おおよそ来ている服は全てお下がりかお古だし、髪の毛は切りっぱなしでしたし、お弁当は美味しそうじゃないし。他諸々。
お弁当、毎日蓋で隠して食べてました。皆私に触りたがりませんでした。掃除の時間で、皆私の机を運びたがらないので、私の机から後ろは毎日いつまでも運ばれないし。物は失くされるし、壊される。
いつも1人。
「〇〇さんと組んで何かやって〜」というのは私には拷問の世界でした。誰も私とは組みたがらないから、先生が誰かをあてがってくれるというのがいつものパターンでした。
先生がいないといじめられるから、昼休み、休憩時間、登下校時間皆嫌い
でした。ギリギリの時間に登校したがり、下校はいじめっ子に見つからないように帰っていました。
ああ。だから退行催眠受けた時、学校の床と自分の上履きしかイメージ出なかったんだ。
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はじめに;この記事に辿り着いた貴方はきっと、今辛い立場にあるでしょう。でもこれは私の事なので貴方の役には立たないかもしれません。でも少しで…
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