かつて魔法少女と悪は敵対していた。
※ 感想は、ヤフコメ投稿した内容にプラスαしたものです。
#4 「動くものを追う習性があります」
フォーマルハウト、カッコよかったし、可愛かった。
Aパート冒頭、小枝を持って隠れるところ、可愛いすぎる!!
キャラクターデザインは総作画監督さんが担当したのかなぁ。
総作画監督さんは「文豪ストレイドッグス」のキャラクターデザイン/総作画監督さんだし、監督さんも絵コンテ/演出で参加されているので、文ストの作り手さん方が参加するのかなぁと期待しつつ見始めたけれど #1を観た時、どういう作品なのかよく分からない。。。と思ってしまった。
何よりも作り手さんの参加作品を知っているから、いつも凛とした女性を描いている印象なので、火花はまだしも、白夜みたいな可愛いコを、柔らかい線でふんわり透明感のある感じで描くんだ。。。しかも「ザ・ラブコメ」という感じの作品をやるんだ。と思い、混乱してしまった。。。
でも徐々にハマってきて、#4はキャラクターがいつもよりキラキラしているように感じたし、内容も面白くって良かった。
白夜にはあざとさを感じないので(キャラもお芝居も)、「カワイイ!!」と思える。
「魔法少女」は「まほーしょーじょ」と発音してしまいがちだけれど、ちゃんと「まほうしょうじょ」と発音しているのが可愛く聞こえる。
作風もだけど、15分だし、映像も作り込まれすぎていないので楽に観られるのが良いなぁと思う。
台詞回しが良いのも楽しい。
#4は、ミラとフォーマルハウトの心の会話部分の掛け合いが良かった。(特に「うん!」のところが。)
Bパートの終わり、ミラの手の描写が綺麗でグッと惹き込まれていたのに、ウサギを見つけてきたフォーマルハウトの登場。可愛い!!
ミラの「やはり消すか!」の後にキラーって星が流れるところ、あれ?フォーマルハウト、星になった?!という感じの演出で良かった。
EDの曲、ミラの中の方、歌が上手すぎて、びっくりした。
毎週、2回聴いてしまう。
OP
タイトルが 3カットで表示されて、ミラと白夜のアップがあるのが、突然の出会いから始まった。という感じがして好き。
「もっとクラクラにクラクラにさせてなんて」
のところで、白夜と火花がハートを作るのが可愛かった。(でも初回にここを観た時は作り手さん狙いで見始めたので、「どうした、アニメーターさん。。。」って思ったんだよなぁ。。。)
最後、2枚の花びらがコーヒーカップの中でハートっぽくなるのも可愛かった。
「望んでもいいのかな?」や「小さな幸せを百数えて」の「小さな幸せ」というフレーズが、白夜の育った環境や今の生活状況が歌詞として落とし込まれているようでいいなと思った。「薄幸魔法少女」っぽい。
#5 「我々は敵対している」
尋問の最後のところ、「君はもっと望むべきだ」とミラから言われるシーンの白夜の眼の描写が凄く良かったし、頷いているように見えるけれども声は入っていないので、解釈は受け手に委ねられている気がして、あの空気感の作り方は良いなぁと思った。
白夜が目覚めて顔を傾けるシーンの作画、凄く可愛かった。
光の入れ方、涙の零れ方も良かった。
今回 OPは流れなかったけれど、クレジットの入れ方が御使いさんの声の雰囲気と、「雨」の印象に合っていて良かった。
ここで作った「雨」の印象が、雷のシーンに効いているなと思った。
尋問シーンは面白かったけれど、不快に思った人もいたのかなぁ。
この作品、男女どちらに好まれているんだろう。
白夜は可愛いし、男性キャラはイケメンだし、両者から好まれそうな作品に思えるけれど。
ミラはイケメンだけど、お芝居でも魅せているのがいいなぁと思う。
オフ台詞が多いけれど表情が想像できるお芝居になっているし、台詞回しが上手いので、もう1度台詞を聴きたい!!というところが多い。
フォーマルハウトはずっとボールを探していたのかしら。
髪に葉っぱが付いていたし。可愛すぎる!!
★ 余談
「ノラガミ」1期 #4に、ミラの中の方がゲスト声優で出演している。
この回、凄く面白くて、お芝居も良かったので「もっと観たかったなぁ、お芝居。」と思った。
なので、キャスティングが発表になった時、おぉ!!と思った。
好きな作り手さんが作った映像を、お芝居で更に魅力を注いでくれるのは本当に嬉しい。
※ ノラガミは、この作品の作り手さんが多く参加しています。
#6 「魔法少女とは」
変身シーン、#1で観た時は
「どこかで観たことがあるような変身シーン。。。どう受け止めれば良いか分からない。この変身、毎回やるの。。。?」
と困惑してしまったけれど、今回は「はい、はい。コレねー」という感じで観れた。
ミラと白夜が久しぶりに会うところ、風で白夜の髪がなびく時に背中が見えるデザインが可愛い。
男性目線だと「おっ!!」と思うのかなという描写だし、チラチラ見せるところが良かった。
鳥さん、イイ体すぎる!!
でも後ろ姿だとヘアーが。。。となるし、正面だとお顔が。。。となるし。
声優さんの良い声で、良いこと言うなぁと思わせる台詞を聞いていると「素敵!!」となってしまうけれど、アップになるとクスっとなってしまう。
朝日でキラキラしている鳥さん、笑わせたいのか何なのか。。。
次のカットは手の描写が凄くカッコイイし、振り切りすぎていない、受け手の捉え方次第の作り方が好き。
オフ台詞の使い方が上手すぎる!!
ネオン街、作品らしい可愛い色彩で良かった。
#7 「友人…?」
鳥さんの「君の愛を。。。」のところ、漫画ぽい静止画から火花が振り返って動き出すところ、絵から出てきた感じの作画で楽しくて良かった。
白夜の「勘違い?」の台詞以降の白夜の作画、凄く可愛かった。
小っちゃいハートだけのカットが入るところは、恋心に少し気づいたような少しドキとしたような、という感じに思えて良かった。
白夜は「表情筋が死んでいる」と言われていたけれど、あまり感情が出ない分、回を増すごとに EDの歌詞に気持ちが乗って、聴くとキュンとなる。
御使いのお二人の本当のお姿?カッコ良かった。
ギャップありすぎ!!
アニメ派なので、どういうこと? どうなるんだろう感が凄くあって、観ていて楽しい。
「自分達は女の子に優劣をつけれる存在なの?」のところ、何だか御使いの中の方が透けてしまい、あのお二人に声を揃えて「すいませんでした」を言わせるなんて、火花、カッコイイ!!と思ってしまった。
今回のスイーツ、作画が良くて凄く美味しそうだった。
Aパート冒頭のタイトル作画、白夜と火花がランドセルと一緒に描かれていて、凄く可愛かった。
今回の演出、凄く良かった #4と同じ方で、今回も面白かったし、絵コンテもされていたので調べてみたら、
「やっぱり文ストに参加されていたんだ。えっ、天国大魔境?!」
ってなった。大好きすぎる作品。
まほあく公式SNSを覗いたら、この方繋がりで参加されたアニメーターさんも「天国大魔境」の作り手さんだった。嬉しい発見!!
「この方、上手いなぁ」と思ってアニメーターさんの参加作品を調べた時、あまり観ていない作品が多かったりすると、もう出会わないなぁと思って寂しくなる。
逆に観ている作品が多いと、また良い作品を観られるかなと思って嬉しくなる。
この作品キャラクターデザインは、
● メインキャラクターデザイン:ホリミヤのキャラデザさん
● サブキャラクターデザイン:文ストのキャラデザさん
なので、とても馴染みある作品を担当されているお二人。
作り手さんの皆さんが SNSに投稿している内容は楽しそうに作品作りをしている感じがする。
好きになった作品を、知っている作り手さんが楽しそうに作ってくれているのは凄く嬉しい。
★ 後日談
#7 の絵コンテ/演出担当さん、文スト 4期と 5期の中で1番好きだった #44に原画で参加されていた。
どこを担当されたんだろう。気になる。(ちなみに、Bパートは全部良かったけれど、特に賢治が谷崎を引っ張りながら車に乗り込むシーンが好き。何回も観た。)
#44 の絵コンテを担当された方(「Buddy Daddies」の監督さん)の回と、ノラガミの監督さんが担当される回(にも参加されていた)は、面白いのでいつも楽しみにしているけれど、これから楽しみが増えるかも。
また、絵コンテ/演出担当さん繋がりで参加されたアニメーターさんに
「いつもアクションが凄い時に出ているのに、作品に参加していたのが謎」
みたいな内容が SNSに投稿されていて笑った。
(補足) 文スト #44の演出をされた方はこの作品に原画で参加されています。
#8 「クリスマスの前に」
冒頭、枝→白夜にピントが移るところ、眼に猫さんが映るところの撮影、良かった。
冷蔵庫前での白夜の動きの描写は丁寧だなと思った。
猫さんのお芝居は台詞回しが面白すぎる!!
作品全体的に、ぎりぎり笑えるハレンチ感がいい。
アルキオネの「やっぱりね」の横向きの表情は、どなたが描きましたか?と聞きたくなるくらい良い作画だった!! 魅せられた!!
商店街の背景画と色彩、柔らかいけれど賑やかな感じも出ていて好き。
「お時間ありますか?」と尋ねる白夜は見上げる感じで、ミラの目線で描かれていて可愛かった。
風船が重なった所がハートぽくなっている演出も良かった。
最後の「宜しくお願いします」は、白夜にしては珍しく感情が入っていて可愛かった。
文ストの監督さんと、作画監督さん(今回ヒロアカには参加しないのかな。文スト 4期の時、作監,原画,サブキャラデザイン,プロップデザインと色々作業していたのに、ヒロアカ 6期 #133,#136 の原画にも参加していて、働きすぎだ。。。と思いながら観ていた)が参加していて、狙って見始めたので、キタ!!と思った。 嬉しい!!
★ 後日談
原画で参加されていた方、「僕のヒーローアカデミア 7期」には参加されていなかった。
まほあくには #9にも原画で参加、#12は第二原画で参加されていた。
文ストのアクションが凄い回や、重要な回での参加が多い。
「キャラクターを綺麗に魅力的に動かしてくれる方」という印象。
#9 「クリスマスの夜に」
白夜が節約生活をしてるのにミラが凄い水量で人参を洗うから、水道代が!!と思ってしまった。
ハートのハンバーグが出された時の「ドドド」文字の出し方の演出、楽しくて良かった!!
ミラがハンバーグを食べる時と、白夜が「ミラさん」と言う時の口の動きが可愛かった。
甘いシーンが続いて何か恥ずかしくなるなぁと思っていたら、名前呼びのマネをする猫さんの「ミラさん」の言い方に若干悪意を感じて笑った。
階段の所の背景画、全部良かった。
特にマフラーを巻く前の引き画、色彩も良くて凄く好き。
ネオン街もだったけれど、この作品、電灯の色彩が独特でそれが凄くいい。
マフラーを巻くミラの動きは丁寧に描かれていて、白夜を大切に想っている感じがした。
贅沢を言えば EDはクリスマスのキャラソンを作って欲しかったなぁ。
特別感を味わえるので。
ノラガミの監督さんは文ストによく参加しているので、この作品にも参加しないかなぁと思いながら観ていたら、今回キャラデザさんが参加していた。
予想外で驚いた。
この作品の途中に『TVアニメ「ノラガミ」メモリアル Blu-rayBOX』 のCMが流れていて、キャラデザさんが描いたイラストだー。と思いながら観ていたので、この作品への参加はサプライズみたいで嬉しかった。
メタリックルージュのキャラデザも担当されており、その時
「大人の男性キャラクターを描くことが多く、ルジュやナオミのように美少女を描くことは自分にとってもチャレンジです」
とコメントしていた。
その流れで白夜なの。。。? いや、白夜は何か違う!!と思ってしまったけど。。。(過去参加作品からの個人的イメージです。。。)
#10 「御使いさんとの一日」
決め台詞の練習、猫さんの言い方に笑った。
白夜は言わされている感があって可愛かった。
ツインテールで、あのお洋服というのも良かった。
白夜には本当にあざとさを感じないなと思っていたら、脚本家さんのインタビュー記事で「ターゲットは女性で、白夜をあざとくしない」ということが前提だったことを知った。
なるほど。女性の作り手さんが女性向けに「あざとくしない」として作ったのであれば、そりゃあざとくならないわ。と納得した。
ディレクションは?と思い音響監督さんを調べてみたら女性の方で、天国大魔境の監督さんだった。これまた嬉しい発見!!
忘年会の会議でのフォーマルハウト、「やはり」の台詞の前に閃いたというような「はっ!!」とした表情が入るところ、らしさがあるし可愛くて良かった。
パッチワークみたいなカーテン、可愛かった。
仮の姿ではない猫さん、カッコいい。あの姿で変身の練習をしてほしい。 「お風呂は普段、金盥ですが」って、ミラ、どうにかしてあげてー!!
▼ 脚本家さんのインタビュー記事
#11 「築五十三年です」
冒頭、画風が違う気持ち悪いのが出て来て、何?と思ったら幽霊だった。
怯える白夜の作画、可愛かった。目の動きも良かった。
今回、先が読めない感があって楽しかった。
アパートの階段から上がった所と玄関先の引き画の背景、凄く良かった。
ここのミラの横顔の作画も凄く良かった。
今回、ミラがカッコ良いなと思うカットがいつもより多かったなぁ。
ただ背伸びをして抱きついている白夜は可愛く見せようとしているように思えてしまい、無い方が良かったかなぁ。
イケメンさんは手も綺麗に描いて欲しいと思うので、この作品、手まで綺麗に描いてくれているので嬉しい。
でもミラが時計を見るカット、綺麗だけど 2カット同じ描写になっているというのもあるし、もう少し何かが欲しかったなぁ。
逆に寝ている白夜の髪に触れる描写は良かった。
寝ている白夜がミラのシャツを掴む所の表情(開いている口を閉じるところ、可愛い)と、手の動きも良かった。
寝る前にアパートのカットが入るけれど、背景画、明かりの入れ方、雪、全てが良くって、綺麗な映像だった。
公式SNS に作り手さんが投稿してくれているイラスト、描いている箇所がそれぞれで楽しい。
やっぱ上手いなぁ。でも、可愛い女のコは描いてはくれないのぉ?
と言いたくなっちゃうアニメーターさんもいるけどなぁ!!
#12 「SideB/SideM」
監督さんは「“終わるけど続いていく”ような終わり方にできないか」 という風に最終話を作ったらしい。
だから「ENDLESS」にしたのかなぁ。上手いなぁ。
ストーリーは纏める感じも無かったし、このまま日常が続いて行くんだろうなぁと思えて良かった。
OP曲は最初に流れなかったけれど、BS11は「まほあく」の CMが入ったので、これ狙い?と思った。
決め台詞をして見せた後、笑うミラを見ての白夜のモノローグ部分の作画、口角が上がって小さくうなづくところ、はにかんだ表情が凄く可愛くて良かった。
ミラを驚かせちゃおう作戦が失敗した時、「しょんぼり」ではなく「しょんもり」になっているのも可愛かった。(どうも若い人が使うらしい。全然知らなかった。)
白夜は「だーれだ?」もだけれども、台詞回しが本当に可愛かった。
中の方が同じクールで出演されている 3作品、
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」深森白夜
「先輩はおとこのこ」花岡美香
「異世界失格」イーシャ
を観ていたけれど、全部雰囲気が違っていた。
キャラの年齢も違うんだよなぁ。凄い。
公園の背景画、遊具が丁寧だった。パンダさん、鳥さん、ウサギさんの遊具が可愛かった。
アパートの階段を上がる白夜のヒール、ヒールの先ではなく、踵で蹴っている感じになっていて丁寧な描写だなと思った。
「おやすみ、魔法少女」のところのミラ、綺麗な映像だった。
最後のカットで白夜が「参謀さーん」と呼びかけたところの映像、光の入り方が良かった。
オフ台詞で終わったので2人の表情は分からなかったけれど、それがいいなぁと思った。
状況が状況だけに気になっていたけれど、原作派の方からの批判を目にしなかったので安心した。
作品を褒めているコメントが多かったし、本当に良かった。
原作者の方がボンズファンで、ボンズでのアニメ化で話が進んでいたらしい。(Wiki情報)
制作陣は文ストの作り手さんが多い印象だった。
文ストは絶園のテンペストの作り手さんが多い。
初めて作り手さんに興味を持った作品。
完結しているのでもう紡がれることはないけれど、作品に携わった方が(作画は多分8割くらいはフリーのアニメーターさん)、また集まって良い作品を作り続けてくれるのは本当に嬉しい。
昨年、数年ぶりに「作り手さん凄い!!」と思った天国大魔境の作り手さんを発見出来たのも凄く嬉しかった。
多くの方に紡がれるって良いなぁと改めて思った。
原作者の方を大切に想うのと同じように、私にとってアニメの作り手さんはとても大切な存在。
作り手さんが作り出すものが観たい。
最終話、「絶園のテンペスト」の総作画監督さんと「ノラガミ」のキャラクターデザイン/総作画監督さんが作画監督で参加されており、クレジットに出た時は夜だけど大喜びしてしまった。
原画の方が第二原画にもお名前があったり、普段はあまり二原や動画をされない方が二原や動画にお名前があったりしたので作業は大変だったんじゃないのかなぁと思った。
ただ手慣れたメンバーでラストを仕上げたように思えて、あの感じってクレジットを観て勝手にほっこりするんだけどなぁ。
作り手の皆さん、毎週楽しく過ごせました!!
最初は「可愛い女のコ」「ラブコメ」に戸惑ってしまいましたが、作り手さんの意外?な一面を観れた気がして楽しかったです!!
また皆さんが作品を紡いでくれるのをボンズ作品で待ち伏せします!!
「ENDLESS」に!!
★ 補足
「絶園のテンペスト」は「ソールイーター」と「鋼の錬金術師」の作り手さんを中心に集められているはずです。
本当にいつも良い作品を有難う御座います!!
▼ インタビュー記事
【フルVerのED】
作品のシーンがギュっと詰まっている。
感想で書いた箇所も沢山あるで何かウルっとしちゃう。
【スペシャルVerのOP】
こちらも作品のシーンがギュってなってる。
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