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諦めの悪い私、天秤にかける私

執着をどうやったら止められるのか。
その方法を知っている。
我慢すればいいのだ、時間が経つのを待てばいいのだ。
でもそんな簡単なことではないよね。

10人に聞けば10人共が、クズ男だの詭弁だのサイコパスだのと呼ぶ男、それでも好きだったことがある。
彼に言わすと私はメンヘラ、瞬間湯沸かし器、ジェットコースター。
今思うと、クズ男で詭弁でサイコパスだったから、立ち向かおうとしてそうなっていたのかもしれない。

忘れたいようで、それでもあの人を思い出す。
その時はきっと辛くもあり、幸せでもあった。
誰が何と言おうと、2人にしかわからないこともあった。
とても愛していた。
諦めることを諦め、何度も彼の元に戻った。
他の人からの好意と天秤にかけたりもした、彼となら手に入らないものが、別の人とならば手に入る。

あまりにも辛くて、結局手を離したのは私だ。
他の人と掴んだ幸せが本当の幸せだったのか。
こればかりは2つの人生を歩まないとわからない。

それでも彼を思い出す。

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