大学1年生
2017年4月早稲田大学デビュー
大学のデビュー戦となったJOC杯ジュニアでは、上位入賞できませんでした。
デビュー戦で躓き、絶不調の中、一年生ながら早稲田大学の70kg級を託されました。
4年生は、最後のリーグ戦と熱心に最終調整をしているのを見ていると、とても一緒にマットに上がり闘える状態ではありませんでした。がむしゃらに練習しても、点は取れず、失点するばかり、正直レスリングを辞めたくなりました。
そんな時、「1年生が勝敗を託されるチームは、すでに負けている。だから、伸び伸び試合をすれば良い」という言葉をかけてもらい、調子が上がらないままリーグ戦を迎えました。
試合直前までアドバイスをくれ続けた先輩に本当に感謝。「早稲田」というチームに救われました。負けたくないという気持ちから、勝つレスリングではなく、負けないレスリングをしました。おかげで、昨年学生2位の選手に競り勝つことができ、金星を挙げることができました。
終わってみれば、出場した試合は全勝で、終えることができ、調子を取り戻しつつありました。レスリングは、一対一のスポーツですが、団体戦も勝てば、人数分の嬉しさが増します。チームで日本一になる、ということにも凄い魅力を感じました。
ついに、憧れていた夢の舞台
明治杯 全日本レスリング選抜選手権
小さい頃から見ていた、雛壇の上で繰り広げられる日本最高峰の大会。
結果は出せませんでしたが、次に繋がる確かな手応えを感じました。この試合で優勝すると、世界選手権など日本代表の資格を獲得できます。
初インカレ 初計量失格
日常生活の気の抜けから、不摂生をしていたのが原因と考えられました。当日2時間サウナでバイクを漕ぎましたが、150gしか体重が落ちず、残り400gが落ちませんでした。脱水のタイミングも早すぎ、計画的に体重調整をしなくてはならないと改めて身を引き締めました。
夏恒例 和歌山合宿
高校時代に和歌山国体も優勝したことで、私にとってゆかりの地となった和歌山で、早稲田大学は、毎年夏合宿を行っています。
愛媛国体 青年の部
宇和島で行われた愛媛国体には、高校生までとは違い、少年の部から青年の部へカテゴリーアップしました。千葉県出身ということもあり、千葉県を代表して出場しましたが、二回戦敗退という結果に終わりました。
内閣総理大臣杯 準優勝
70kg級に出場し、組み合わせが良く決勝まで勝ち上がれました。決勝は、コテンパンにやられました。
一年の総決算 天皇杯
自信を持って臨みましたが、まだまだ実力不足でした。
「レスリングやってて良かった」
なぜこう思ったのか。OBの方のご支援があり、先輩と2人でウクライナへ20日間ほど、武者修行へ行かせていただくことができました。ウクライナのナショナルチームの合宿に参加をし、最後にキエフ国際大会に出場して帰国するというスケジュールでした。
国や地域により、練習方法が異なり新鮮な気持ちで、練習に取り組むことができました!
「現役世界チャンピオンとの対戦」
イタリア代表のフランク・チャミゾ選手とトーナメントを勝ち上がり3回戦で激突しました。1ピリオド目は、1-0でリードして折り返しましたが、2ピリオド目、やはり実力差が出ました。1-6で負けましたが、世界チャンピオンを肌で感じることができ、より一層世界一への意欲が高まりました。この時が何よりレスリングをしていて良かったなと思いました。
帰国後、六大学レスリングリーグ戦
チームの事情により86・97kg級で出場しました。この試合は、10点差で試合が終了するテクニカルフォールがないルールなので、6分フルタイムでの試合となることが多いです。相手が大きい分なかなか疲れました。
シーズンがひと段落し、オフに同期と京都へ遊びに行きました!
怒涛の大学一年が終わり、良い時も悪い時もあり、充実した一年でした。
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