J2第1節 2022.2.19 徳島ヴォルティスvsツエーゲン金沢 【再び始まる新たな冒険】
どうも、こんにちはナーゲの魂です。ついに待っていた2022シーズンのJリーグが開幕しました。我らが徳島の相手はツエーゲン金沢。ホーム開幕戦では勝っておきたい相手。金沢は昨季から主力の選手が退団し、徳島同様メンバーがガラッと入れ替わったシーズンとなります。特に注目は昨シーズンのエース、垣田がかつて背負っていた金沢の19番を背負っている豊田。凄く考え深いものがあります。そしてここからは徳島のレビュー&考察をしていきたいと思います。
最後に、ぜひこの記事のSNSでの拡散よろしくお願いします。
1.今シーズンの展望
まず、今シーズンの展望を軽く話していきたいと思います。
今シーズンの徳島は昨シーズンのスタメンがほぼ退団し、各チームの有望株をレンタルで獲得するパターンが多く。また白井や長谷川などの実力者も完全移籍で獲得できているので実力的にはダウンしているかもしれませんが将来的にはかなり面白いチームになると思います。さっと移籍をまとめていきたいと思います。
まとめてみたもののIN・OUTが激しく凄く変化の年になると思います。
ではまずは開幕戦をレビュー&考察していきたいと思います。
2.スタメン&結果
スタメンはこんな感じでした。
中盤の構成やサイドバックの左右など注目されていた開幕スタメンでしたが、
GK長谷川、DF右から藤田(22)、内田(6)、安部(25)、新井(13)。中盤はACに櫻井(27)、IHに白井(7)と渡井(10)。WGは浜下(37)と西谷(24)。CFには藤尾(15)を持ってきました。
3.今年の徳島の色
今年の徳島の色というのは昨年と比べ、全く別物になっています。それはメンバーだけでなく、昨シーズンのラストに見せたフォーメーションが主体となっています。そんなこんなで徳島の今シーズンのシステムは4-3-3だと思います。各ポジションの特徴は昨シーズンと同じところも少し変わったりするところもあります。具体的にいうとSBは左右どちらかが必ず落ちて2トップに対して後ろで3枚の優位性を確保します。これに関しては昨年とはさほど変わらないと思います。昨シーズンはその役割を吹ケやジエゴが担っていました。それに昨年は右SBに超攻撃的な岸本が高い位置を取っていたので必然的に左SBが後ろで3枚を形成しなければなりません。なので今シーズンはその位置に新井(13)が入り、後ろで3枚を作ることになると思います。続いてACについてですが、昨年は基本が2ボランチだったのでどちらかが常にサイドに移る形がありましたが今年は櫻井のACなのでどちらかがわざわざ外に出てという移動が無く、櫻井(27)に対するタスクを軽減することでよりプレーに対して集中できると思います。若い櫻井に対しては岩尾のようなタスクよりゆっくり馴染ませる方が良いでしょう。ではまず徳島のビルドアップです。
この試合の徳島のビルドアップはこのような感じでした。昨年と同様に4-4-2の相手に対しては後ろ3枚、2トップの間にAC。そして金沢の2ボランチは徳島のIHにピッタリとマークについていたので必然的に2ボランチの間は開き、ギャップが生じます。昨年はここにキープ力のある垣田が下がってきてレイオフでIHやACが前向きでボールを受け、そこから擬似カウンターのようなシーンが散見されました。今シーズンもCFには同じ役割が求められますが、先発だった藤尾(15)は少し落としのパスが乱れるとこもありましたが能力は昨年の水戸の時を見ているので恐らくこれからコンディションが上がるにつれて精度も上がると思うので悲観的にはならなくても大丈夫だと思います。途中から出てきたバケンガ(9)のキープもJ2ではトップレベルのものだと思います。なのでこの2人を使い分けるのも嬉しい悲鳴もあります。次にWGについてです。この試合の先発は西谷(24)と浜下(37)でした。この2人は昨年J1でもバリバリ活躍していたのでさすがと言わんばりの活躍をこの試合も見せてくれました。この2人を活かす作戦をダニはこの試合で見せてくれていました。それが特に左サイドで見れました。西谷(24)のアイソレーションです。上図でも図示していますが西谷の質的優位性を最大限活かすためにサイドで1on1を作るために渡井(10)がHSから裏に抜け出し、相手CBにカバーを行かせないようにし、西谷を活かしていました。そしてもう一つ、この戦術を成り立たせていたのが内田(6)のロングフィードです。飛距離、精度共に高いレベルだったのはさることながらこのロングフィードには少しカラクリがあります。
□が選手の視線だと仮定します。後ろで3枚を形成することで開いた方から前進し、CBが運べます。となれば相手のプレスの基準点がズレているので相手の視線が一気に集まります。ここで昨年からダニが信念を持ち続けていたことが実を結んでいると思います。そこから一気に内田の高精度のロングボールが徳島のチャンスを一気に生み出すのです。これが今シーズンの定番になってもおかしくはないと思います。まとめます。
4.徳島のプレス共有
続いては徳島のプレスについてみていきたいと思います。昨年は渡井(10)が前に出て、4−4−2になる可変が主な守備時だったのですが。昨年の最後、そして今シーズンは4-4-3で1トップ、2ウイングでプレスをかけることになります。しかしこの試合で見せたのはなかなか見ないIHが機をみて飛び出すスタイルでした。図で見ていきましょう。
まず、金沢はボールを保持する時間がありましたが、実際見ていた人はわかるように金沢の前線には豊田というターゲットがいるので簡単にロングボールを当てるのが金沢の元から用意してきた戦術と考えるのが妥当だと思います。ですがこの垣間見えた徳島のプレスは今シーズンの基本だと思うのでそこを基に考えましょう。まずCB間のパスに関して基本は藤尾(15)が追いかけます。初めのアクションはサイドに追い込む同サイドに圧縮し、一気に同数にして奪いきる。というよりは藤尾(15)は相手のボランチを消しながらプレスをかけます。そうすれば段々と相手のCBの距離が開いてのパス交換だったり、SBから逆のCBへのパスなど相手のパスが長くなったりしたときにIHの2人(渡井、白井)が相手のCBにプレスをかけます。つまり、相手のパスが長くなった瞬間にプレスのスイッチが入るのです。これが徳島のプレスのかけ方でした。ではなぜ徳島はオーソドックスな同サイドに圧縮し、同数にし奪いきるという方法を用いなかったのでしょうか。それは「スペースの価値」にあると思います。凄く当たり前の話ですが、サイドで奪うかそれとも真ん中のスペースで奪うのかどちらがより奪ってからゴールに直結するでしょうか。もちろん真ん中です。なので徳島はサイドで奪うより、真ん中で奪いそこから一気にゴールを奪おうというのが徳島の狙いだったのかなと思います。まとめます。
5.最後に
ここまで徳島の今シーズンのスタイルを金沢戦を見て、考察してきましたがやはり昨年よりも攻撃的なサッカーを披露してくれると思います。
ルヴァンカップも見ましたが新加入選手の融合も徐々に進んできているのでこれからのサッカーが楽しみでたまりません!
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。
残りnoteを書ける日数が少なくなっていきますが最後まで頑張っていきたいと思うのでこの記事が読んでいただいた方はぜひSNSでの拡散よろしくお願いします。
次戦の岡山戦は受験のため休ませていただきたいと思います。次も勝利を!成遂!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?