癖しかないとは、このことだ。
今日はわたしの職場のクセがすごい先輩を紹介する。その先輩は、芸人のレインボーのジャンボたかおさんに似てるので、仮にジャンボと呼ぶことにする。(ちなみに、誰も共感してくれないので全然似てないんだと思う)
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クセその1 よく気が付きすぎる
わたしが疲れていたり、クレームの電話を取って機嫌が悪いと、さあさあこれでもお食べと言って、お菓子をたくさんくれた。甘い系からしょっぱい系まで。食べ過ぎて、太りました。
クセその2 多趣味すぎる
紅茶やコーヒーを上手に淹れてくれたかと思えば、手作りクッキーやスコーンを週末に作って月曜日に持ってきてくれたりした。美味しいです!と、食べるとすぐさま「金払え!」と言われたりもした。
クセその3 おしゃべり大好き
仕事中、心なしか体がいつもわたしの方を向いている気がしていた。わたしは隣の席な訳だが、おへそがいつもこっちを向いていて、ほんとに、ほんとに、ずーっとしゃべっていた。仕事の話ならまだしも、好きなバンドの話だったり、楽器の話だったり、はたまたカメラの話だったり。わたしもおしゃべりな方だと思うけど、仕事は効率良くやりたいわたしは、わりとこれが苦痛だった。あと、おへそがいつもこっちを向いている気がしていつもいつも監視されている気分だった。辛かった。
クセその4 すぐブチギレる
「バカ」「●ね」は日常茶飯事だった。わたしに言われている訳じゃないと分かっていても、いい気分はしないものだった。わたしは、ジャンボの仕事を引き継ぎながら毎日を送っていたけど、ファイルには閉じられてないわ、きちんと説明はされないわで散々だった。ちなみに、あまりにブチギレるものだから、女性の上司はいつも怯えていた。かわいそう。。
クセその5 ゲップ音がすごい
ちょっとちっちゃい音で「ゲッ」って出ちゃうのは仕方がない、聞こえないふりしてあげるんだけど、ジャンボはゲップもでかかった。「ゲーーーーっ」て、無視できないボリュームだった。「あ、ごめん」って言うけど「あ、ごめん」のレベルちゃうやろーーーー!って心の中でいつも思っていた。
その1からその5まで徒然なるままに書いてみたけど、読んでくれた方は、1から5に行くまでに印象がかなり変わられたのではないだろうか。
何がすごいかって、こんなクセありなのに、誰も何も文句を言わないということだ。
だから、わたしのこの感覚はズレてるんだと思っていた。(集団心理というものか)
しかし、最近になって、「わたしさん、よく耐えたね」「わたしさん、辛かったね」というお声を非常に多くの方から掛けてもらった。そこで初めて、わたしの感覚は間違ってないと気付くことができた。
わたし、よく耐えたよ。
偉いぞわたし。
異動よ、ありがとう。