1年前、1人目情シスになった自分に言いたいこと その3 〜メンタルや考え方編〜
情シスの仕事をしながら、どんな事を考えているか、考えていたか、現時点のメモです。
生煮えのところも多いのですが。だいたいポエムですね。
前回
https://note.com/0375/n/n040c9337a11c
自身のメンタル、考え方の話。
一人で抱え込まない、適切に頼る
モヤモヤすること、これってセキュリティ的に・コンプラ的にどうなの?他社はこれどうしてんの?みたいな事も大なり小なり出てくると思います。
情シスが決めてください、なんてボールが回ってきて、(えーっ?!)とビビったりすることもあるでしょう。
そんな時、自分は、同僚あるいは戦友として、業務委託の方と、日々あーでもないこーでもないと話ができたのは幸運でした。ありがたいことです。
また、特に監査役、セキュリティコンサル、外部ベンダー、情シスslackなどにはお世話になりました。助けられました。本当にありがとうございます。
第三者視点って大事ですね。
最近はAIと壁打ちするのも良きかと思います(情報の取り扱いには気を付けて)
情シスは社内メンバをお客様と思うべきか?
従業員体験(EX = Employee Experience)を高めること自体には賛成です。
しかし、情シスは社内の皆さんをお客様とみなして行動するべし、となると、少し違和感があります。
社内メンバ=お客様 というのは分かりやすいし、わからないでもないです。それでも、やはり、インフラ提供する側、される側という完全に分断された状態ではなく、同じ組織の人間として、意見交換し、互いに協力し合い、より良い価値を提供していけるようにありたいってのが自分のスタンスです。
高過ぎる期待値への苦悩
あれもお願いします、これもお願いしたいです!
これもわかりますか?
それもできますか?
情シスは総合格闘技。
情シスだからって、何でもかんでも全部知ってるわけじゃない。
導入も運用にも関わってない、チームで独自に使ってるサービスのことをいきなり聞かれても即答できない。調べないとわからない。
一人目情シス採用にあたって、情シスへの期待値、イメージが人によって違ったりする。社内の皆様各々の期待値が高まっているような場合、真面目な人は、それをプレッシャーに感じて無理してしまうかもしれません。
ただでさえ、入社したては、仕事を断ることもしづらいし、それ以上に期待や要望に応えたい思いが強いかもしれません。
ある程度の背伸び、ストレッチゾーンは成長にもつながりますが、心身が疲弊しない程度に取り組むのが吉。
めげない、しょげない、くさらない、頑張り過ぎない
意見が認められなくてもめげない
他部署の同等金額はあっさり稟議通るのに、情シス提案は通らなかったりもあるかもしれません。金額だけではないし、色々あるけどね。疑問は率直に尋ね、過不足を相談しよう。相手の利益や懸念、事業としてマッチするポイントを探ろう。
予算が付かなくてもめげない
フェーズや利益状況により新規予算がシビアなこともあるぞ
情シスがラクしたいだけですよね?と言われてもしょげない
業務効率化ばかりを押し出しすぎると、誤解というか、そう取られるか〜なんてことにもなるので、伝え方、注意
全体のメリットや、金額的、時間的要素もわかりやすく示す
後になって、だからそれ言ったじゃん、と、くさらない
言うのと伝わるのは別、より適したアプローチを探っていこう
目的が達せられるのならばヨシとも考えられるぞ
頑張り過ぎずに寝ろ、いいから寝るんだ
調べたり検証したり、いつまでも終わりがないので、頑張り過ぎず、休息をちゃんと取る事
寝入りに、あっとひらいめいて、これいけんじゃね?PC開いてカタカタッターン!また寝不足だ。
手取り足取りはしない。自律自走できるようにする。
魚を釣ってあげるのではなく、魚の釣り方を教えるのだ的な。
みんな、フツーにスマホ使ってるんだし。
デスクトップの背景変えたり、ブラウザの見た目変えたりなんかは、教えてもいないけど、みんな好きにやってるでしょ?
仕事で使うシステムとなった途端に、別物とゆーか、興味関心が薄れるというか、そんな側面ちょっとあるかもしれない。
モノによるとはいえ、そのモノの背景や、ちょっとしたやり方を伝えていければ、十分に自律自走できるはず。
知らんがなの精神
状況が色々見えてくると「どうして......」な気分になることも、割とよくあります。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、あっあれも出来てない、あああああ!って気持ちにもなったりします。
でも、いまこうなっているのは、すべてがあなたの責任ではないし、問題はあれど、どうにかいままでも回ってきているわけで。
時には「知らんがな」と、一呼吸置いて、遠目に見てみても良いんじゃないかなって思います。
適度に突き放すことも、時には必要かも。
家族やプライベートの時間を大切にする
気になる情報も、知りたい技術も、試してみたい新しいこともいっぱいあって、パソコンやら電子部品やら書籍にばかりかまけていませんか?
スマホもしまって、ゆっくり、パートナーと食事を楽しんだり、会話したり、できてますか?お風呂入ってますか?
散歩したり、ストレッチ、筋トレしてますか?人生を楽しんでいますか?(高◯クリニック?)
転職したばかりだと、仕事のことで頭がいっぱいになっていると思うけど、仕事以外のことも、思い出してね。
アウトプットする
アホなことを言っていれば、それはこうだとツッコミが入るのでありがたい。自分の考えの整理にもなる。アウトプットを見ていてくれる人、評価してくれる奇特な人もいる(ありがたや)。
情シスってなんだろう、自分はどのようにありたいだろうか
情シスの在り方: 情シスは門番か、インフラ提供者か、守護神か
かじなりさんのこのツイート、うんうん、そうだよなと深く同意する一方で、全体的な構築やセキュリティのことを考える際には、チェックや確認が必要な時があり、そんな時は結果として関所になってしまうこともあるかもしれない。
一定の枠組みの中であれば、自由にしていい、枠組みを超えると危ない、なんてのは、聞こえはいいが、日本的過保護の部分もあるかもしれない。
組織のポリシー次第と言えばそれまでなんだが、でも、前進することを遮りたくはない。失敗しても良いからやる、も、ある。でも、失敗すると社会的に死ぬ事もある。
でも、しかし、いや、うーん。
インフラ提供者たれ、これにも感銘を受けた。ただの便利屋ではなく、矜持を持ちたいところもある。
情シスのキャリア、志向性
自分の場合は、現段階ではジェネラリスト寄りかなと思う。
AI台頭により情シスはどうなるか
ぜんぜんわからん。
でも、多少の形は変われど、当面は情シスは存続する気もする。
技術的なところはAIを上手く使って、AIでは手の回らない泥臭いことは引き続き人間がやっていく、というような。
AIはどんどん人間の仕事を奪って、人間に楽をさせておくれ。
そして、給料そのままで週休3日が当たり前の世界がまず実現されると良いなとも思う。あるいは、1日の労働時間の最大値は6時間にするとかね。(働きまくりたい人には、響かなさそう)
健康は大事
睡運瞑菜というか、身体が資本だよな、心身の健康が大事だよな、健康が全てのベースだよなっていう至極当たり前のことを、改めて強く思う今日この頃。
なお、メンがヘラってしまった、そういう時は早目に軽いうちに専門医療に相談することを強くオススメします。経験則的に、まだ大丈夫、と思っている時点であんまり大丈夫ではないことが多い気がします。医療機関に相談した結果、たいしたことが無ければ、それはそれでいいわけだし。
情シスとエンジニア、プログラマは必ずしもイコールではないにせよ、無形的なものを扱っている点は類似しており、その意味では、特有のメンタル対策というか、傾向はあるかもしれない。
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今は、こんな感じです。
乱筆をお読みいただき、ありがとうございました!