ちょうど1年前に…
先日「ちょうど1年前に… 」という一文から入るポストをXで見かけた。
昭和世代の私にとって「ちょうど1年前に…」というフレーズを目にした瞬間、頭の中では、ハーモニカ(ブルースハープか?)によるイントロが押し寄せてくるのである。
そう、同世代の方なら、きっと耳にタコ… いや、ダイオウイカができるほど聴かされてきたであろう曲「ロード/ THE 虎舞竜」だ。
このような状況に遭遇すると、その日は脳内でロードという曲が永遠とパワープレイされてしまう。
ちなみに私は、THE 虎舞竜のファンでもないし、ロードという曲が好きなわけでもない。
もちろんカラオケに行っても歌わない曲だが、他の誰かが歌っていたら、1番だけは歌詞を見ずに口ずさんでしまう程度の認知度である。
なぜ、私は「ロード」の話をしているのだろうか?
本題は、そこではない。
ちょっとした疑問なのだが「ちょうど1年前に…」というフレーズを使う機会に遭遇したことはあるだろうか?
そもそも「ちょうど1年前に…」ということは、その日から遡って365日前となる。
途中で、閏年を挟んでいるならば366日前ということだ。
「366日」… 頭の中で、ピアノによるイントロが押し寄せてくる。
そう、あの名曲「366日 / HY」だ。
このような状況に遭遇すると、その日は脳内で366日という曲が永遠とパワープレイされてしまう。
もういい。忘れよう。
そう「ちょうど1年前に…」という表現を使う機会があるのか?という疑問だ。
「ちょうど1年前に…」というくらいなのだから、「ちょうど1年前に…」というフレーズを使う人にとっては大切な日であるはずだ。
ちょっと何言ってるかわかんないかもだが続けることにする。
例えばクリスマス、結婚記念日、誕生日のような大切な日ならば、「ちょうど1年前に…」ではなく、「去年のクリスマスは…」という一文が妥当ではないかと思うわけである。
クリスマス当日に、去年のクリスマスを振り返る際、わざわざ「ちょうど1年前にさ…」とはならないからだ。
だが、誰もが知る特別な日ではなく、自分ひとりしか知り得ない特別な日というパターンも存在する。
その「自分しか知り得ない大切な日」を、第三者に説明するには「ちょうど1年前に…」という冒頭ならしっくりくるかもしれない。
例えるなら「ちょうど1年前に、この場所で初めてウンチをしたことを、今でも覚えている。」
うん。大切な日じゃなくても「ちょうど1年前に…」というフレーズは使えるらしい。
みなさんも是非「ちょうど1年前に…」、使ってみてはいかがだろうか。
おしまい。