北海道旅行記
海の潮の鮮やかな香りを全身で感じ、飛び往くカモメの行き先に思いを馳せる。船で沖へ出ると、何年かかるのかも想像できないような長い年月で生み出された、力強い岩壁が目の前に立ちはだかる。そしてその先には、果てしなく続く地平線。
大自然のこんなパワーの前で、私は木々や草花、小さな虫たちと何も変わらず、命の等しさが身に染みる。
日々、自分に何ができるか、どんな責任があるのか、そういうことを考えていた自分が、この地球の上では、すごくすごくちっぽけであることに安心した。自分の生すら瑣末な物に感じられる今、日常のノイズは心に入ってこない。社会人になってからは世の中の雑音に頭が支配されていて、本質を見失っていることが沢山あったように思う。自分の体の空気が入れ替わって、心の風通しが良くなったことが、今とても嬉しい。
使ってる写真は恋人撮影デス!
(素敵な写真をありがとう)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?