倒産1000本ノック 毎月1億円の資金ショートの10年間をいかにサバイブしたか? 『#7 ココが肝心!!最悪どこまで落ちても大丈夫なのか?』パート②
新型コロナウィルスの一刻も早い収束を心からお祈りします。
しかし、現実(お金のほう)は待ってくれない😭
今こそどん底サバイブ記録10年のボクの経験や心持ちが何かしらのヒントになるかも?
正直なところ僕は経済的にも世界の広がり方にしてもここまでのクライシスになるなんて思っても見ませんでした。
しかしご承知のように株式市場、貿易、飲食店、ホテル業、観光、小売業等ありとあらゆる業界がかつて経験した事のない試練に直面しています。
そしてこれまで順風満帆、もしくはなんとか頑張って来られた事業者の方々の中でも初めての深刻な危機に直面している方も多いんじゃないでしょうか?
そんな状況の中で様々な公的な金融支援施策は取られているものの
「オタクはコロナの前から業績悪いんだから関係ないじゃない」
なんて言われた日には。。。
そして古着屋ドンドンダウンも御多分に漏れずとんでもない危機に瀕しています 😱
これまでnoteに綴ってきたようにそもそも破綻しそうなドンドンアップという青色吐息な会社を10年以上なんとか、なんとか存続させて来たのですから正にダブルパンチです。
売上は激減し、決まっていた いくつかの投資は流れ、さらには日本国内のみならずカンボジアで営業している12店舗も大打撃でトリプルパンチです 🥶
先週 夢を見ました。
明日約束の数千万円の返済日を控えているにも関わらず三分の一しか用意できていない。コロナの影響もあり期待していた大口の入金も先方からお断りの連絡が入り、ともかくなんの言い訳もできないけれど誠意を持って謝りに行くしかないっと覚悟決めて床に就きました**(ここまでも全部夢です) **
そして目が冷めた時に時計を見たらなんとすでに貸主とのアポの時間
(ここもまだ夢)
「グエエー **😱 やばい終わったー ヤバイ、ヤバイどうしよー」**
とにかく電話かけて、謝って、約束の現金は全額用意できていないけどとりあえず持っていって。。。
マックス早で着替えてタンスに入れてある現金をもって。。。
「ナッない!!! 銀行から下ろしてタンスに入れておいたはずの現金がないー **🥶」**
「グエエーーー」
「ボク オワタ ー チ~ン♪😇」
ってところで初めて本当に目が覚めた🥶
ぐったり三重苦の夢だったけれどリアルな僕を取り巻く状況は実はさして変わらないという 無限地獄☠️
これまで順風満帆で経営をされていて少しでも蓄えのある企業はともかくギリギリで回していた会社の社長さんは僕と同じく「グエエ〜」な想いをされている事と思います。
しかし僕はあえて,あえて今のタイミングでかつて経験した事が無い「グエエ〜」な状況の皆さんに伝えたい。
伝えたい!
「イヤイヤ全然大丈夫!もっともっと下には下がいるよー」っと
いや間違えましった「もっともっと下に僕がいるよー」でした😅
これは下を見て安心しようってことじゃない。
ここが肝心!
「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」パート2😱😱😱😱😱😱😱😱**
今とてつもなく苦労されている社長さん、会社さんには100社100様、百人百様の状況があるし不謹慎だと思われる方もいらっしゃるかも知れない。
世界中で沢山の方がお亡くなりになっている中で「ピンチは、チャンスだ」なんてとても言えません。
でも、それでもなお「今」をサバイブする心持ちとしてその気持ちが大事だと思うのです。
しかも「ピンチは、チャンス」どころか
「ピンチが、チャンス」
いやいや究極「ピンチしかビッグチャンスじゃない!」
弊社ドンドンアップは、岩手県盛岡市に本社があり当時60数店舗のドンドンダウンオンウェンズデーの大半はフランチャイズ店舗で直営店舗は、12店舗くらい。そのうちの大半が仙台始め東北地方にありました。
3月11日のあの日 僕はたまたま出張で千葉の幕張ゾゾタウンの本社が入っているビルにいました。
地震が起きたのは、先日引退された、かの有名な前澤社長との商談直後の事でした。(後記しますが地震がキッカケでその後すごいことに。。。)
関東の中では幕張は、液状化現象も酷く道路のあちこちが隆起し、当然公共交通機関は、全てストップ。後程、本社のある岩手県盛岡市に行って分かったことですがビジュアルだけの印象で言えば幕張の方ダメージの方が大きく見えたくらいです。
その夜は、ゾゾタウンの本社ビルに戻り一夜を明かす事になりました。
東日本以西にお住まいの方は発生当初あそこまで甚大な被害になると想像できた方はそれほどいないのではと思われますが僕自身も認識が甘くビルの床で一夜を明かす為にビニールカッパやスカスカになった棚からとりあえず一晩過ごせそうな食糧を調達して夜を迎えました。
そこで初めてビルの床に座りネットで信じられないような映像と直面しました。
3. 11 の夜 メディアの報道で事の重大さが一刻一刻リアル感じられるようになり、社長である僕は千葉で足止めをくらっている。
当然岩手に本社があり直営店の大半が東北にある弊社スタッフの安否がたまらなく心配になったけど連絡の手段は非常に乏しかった。
ありとあらゆる手段でスタッフの安否確認をしてドンドン各店舗の被害の状況の把握に努めた。
救われたのは、ドンドンで働くスタッフは、全員無事だった事。しかし残念ながらお身内や友人の中には亡くなられた方も少なくありませんでした。
そして各店舗の大半は、大きな被害を受けました。そして言うまでもなく沿岸近くの店舗や仙台の店舗は、浸水したりスプリンクラーで全商品が水浸しになったりと2店舗は、閉店せざるを得ませんでした。(仙台は、1年後復活)
もちろん直接被災された沿岸の企業さんの比ではないのですが閉店した2店舗を含めほぼ直営店全店が2ヶ月程閉店を余儀なくされました。
メディアでは、津波の甚大な津波被害の様子が繰り返し流れて、また3月の半ば近くにも関わらず雪が降っていました。
大震災のみならず津波によって何もかもが流されもしくは、塩水で浸水し なおかつ氷点下近くの気温の中、生存に最初に必要な物は、言わずと知れています。
温かい衣料です。
震災数日後、岩手県から要請がありました。
「古着を送ってもらえないか?」
正直僕の中では葛藤がありました。
スタッフは、無事だったとは言え自社の店舗の復旧の目処もたっていないし そもそも10年間倒産の危機と戦ってきたドンドンダウンには全くの余力が無かったからです。
頭の中に色々な思考が交錯しました。
「これから暫くウチのスタッフが働けなくなるかもしれない」
「今でさえ一杯一杯なのにコレが本当の最後になるかも?」
しかしあの繰り返し報道された津波の映像を見ていたら決断せずにはいられませんでした。
「とりあえず出せる商品は全部送ろう!」
その後、集まることが可能な全スタッフに集まってもらってこれからの説明会をしました。
「みんな本当に申し訳ない。最開店のメドが全くつかないし当面売上回復も見込めない。現状の会社の体力では持たないかもしれない」
「お給料も払えないかもしれない。職場復帰まで何ヶ月かかるかわからない。でもなんとか待ってもらえないだろうか? 必ず復活する。みんなでなんとかしよう」
しかし震災前からジリ貧で震災とは言え金融機関からの借入れる事も叶わず、また中身メタメタなのにも関わらず資本金だけは古着屋なのに大企業並(資本金資本準備金9億円)だったので中小企業の公的な支援制度はほとんど使えませんでした。
絶体絶命 「グエエー」
そんな状況の中、「どうせ終わるのならせめて微力でも助けを必要としている沢山の方々の力になって終わった方がいいんじゃないの?」っという感じで開けられるお店は無理矢理に開店しました。
そうしたら被災地の方から数時間をかけてお洋服を必要としている皆さんが連日オープン前から沢山来られました。
震災から10日位たった頃からでしょうか?日本中から様々な支援物資が届くようになりました。ところが今度はボランティアさんの数も、物資の保管場所も足りなくなってきました。
震災直後は、県や自治体から古着の供給の依頼があったのですが今度は日本中から古着が届いた為、東北各県の体育館等の広い建物が古着の山で一杯になってしまい逆に県や自治体さんから
「手が回らないのでなんとかして欲しい」
との依頼が来るようになったのです。
そこでスタッフみんなで集まって企画したこと
古着支援でご縁(5円)と笑顔をつなげよう
「ドンドンドネーション 古着5555トン回収大作戦」でした。
阪神淡路大震災では甚大な被害が出たものの海水での被害は少なかった為、結果的には善意で送られた大量の古着が余り結果税金で廃棄されたりと最悪の結末になったとの意見もありました。
SNSなどにも「古着を被災地に送りつけることはかえって迷惑になる」
とか
「ましてや古着だなんて}
などと言う声もあがりました。
しかし、実はここには3つの大きな問題が見落とされていました。
1つは、結局古着の仕分けは「プロでないと難しいし設備と施設が必要」
2つ目のそもそも古着より新品の洋服の方がいいでしょ問題 実は。。
3つ目が肝心なのですが「被災地の方々の必要なものだけを差し上げ不必要なものは現地から持ち帰る」
という問題です。
古着の仕分けは熟練し古着に精通したスタッフが行わないと服のコンディションやダメージの様子、いるもの いらないの目利きができませんし圧倒的に作業スピードが違います。さらにそれを行うには専門の施設や設備も当然必要になります。
また、もちろん新品にこしたことはないのですが実は新品は企業の経年在庫や返品商品が大半です。古着の仕分け問題と一緒で必要なところに必要なお洋服と枚数が届かないと全く意味がないのです。
大抵売れ残り在庫は、型や色が同じ物が多くそのまま被災地に送ると例えば点在している避難所に同じ色、同じアイテムが数百枚届いたりした場面も多く見かけました。
一方僕達ドンドンアップの活動は、まずはダメージや汚れのあるものは除き程度がよく被災地のニーズに寄り添うものだけを直接トラックで運び当然 無償ですがお買い物気分が楽しめるフリーマーケットのような形で被災者の方々に好きに選んでいただき**不要なものは、きちんと持ち替えり現地をゴミの山にしないということでした。 **
とはいえ体育館5個分満パンの古着。本来持ち帰ってもゴミにしかならない。ドンドンアップは創業から国内で販売しない古着は全て海外に輸出するという活動を行っていた為、一切廃棄することなく海外の必要な国に送ることができたのです。
余談ですが世界レベルで見ればほとんど捨てるところはなく日本でニーズの無いお洋服も程度がよくファッション性も高い為、他の先進国の古着と比較してもとても人気があるのです。
また、今はドンドンダウンはカンボジアにも12店舗展開しており直接現地の方々の沢山の笑顔をもらっています!
その後、1年以上の期間、100ヶ所以上の沿岸被災地を周り無料フリーマーケットを開催しその時その時のニーズに合わせた古着を配布し1キロ辺り5円をNPOなどの支援団体に寄付をする活動をしました。
そしてその結果数々の奇跡的な出来事が起こったのです。
数々の喜びの声を頂き沢山のお洋服を持ってきてくださるお客さん、ドンドンを広めてくれるお客さん、東北の各県からは、表彰をして頂き、またその活動が結果的に数々のメディアに取り上げて頂いたことでそもそも青色吐息だったドンドンアップはギリギリのところで倒産を免れることができたのです。
岩手に本社があり、お店も東北が主体だったこと当然被害は大変なものでしたし失ったものも大きかった反面 全国から東北を応援して頂きその結果ドンドンもなんとか息を吹き返すことができましたが経済的な側面だけでなくその時僕らが得た大事なものは、スタッフメンバーの結束力と誇りでした。
倒産覚悟でスタッフが一丸となって震災支援活動を行い、そこで被災地の皆さんに頂いた笑顔や勇気、自らの状況を憂うことを感じさせない数々の感謝の言葉を頂いたことでスタッフの団結力やドンドンで働くコトへの誇りが明らかに強固になりました。
この時、培った僕らの団結力やドンドンに対する愛があったからこそその後もズッと続いた「グエエー」な日々を耐え抜いてこれたと真面目に確信しています。
(一方でみんながシンドい想いをしていることに変わりはないのですが😅)
とはいえ😱😱😱😱😱😱😱😱
やはり受けたダメージは大きくその後も
毎日、毎週繰り返される資金ショート
ありとあらゆる滞納
金融機関様の10年にもなるリスケジュール
M&Aの失敗
乗っ取りの危機
何年も続く謝罪の日々
不正や裏切り
スタッフの給与遅延や分割
様々な企業再生の取り組み
どん底、崖っぷち?
いや何ならすでにフチを通り越して重力の法則に反してるぐらい
全部ドンドンの社長である僕が招いた結果です🙇♂️
なので「倒産回避の引き出し」は、本当に沢山もっています(自慢?)
本当は
ここが肝心!
「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」パート2😱😱😱😱😱😱😱😱**
を書く前は、「倒産回避の引き出しを」を全部、事例を混ぜて引っ張り出そうと思って書き出しました。
これまで出会った沢山の苦労している社長さんや残念ながら倒産してしまった経営者さんの話を聞くと結構諦めちゃうのが早すぎる気がするし、判断材料が結局「常識的には〇〇すべき」ってのが多すぎると感じていたから。
「大丈夫、大丈夫 そんなの僕にとっては、呼吸するんと同じ位だから」
って思ってしまうので(いい意味で)下には下がもっといる。
そして「もっともっと下に僕がいる」って言うのを具体的事例で伝えるつもりでした。
でも、ここが肝心!「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」のパート1をこのnoteに掲載した後、今回のパート2を書き始めるにあたって新型コロナウイルスによる経済に対するダメージが想像を遥かに超えて来そうだったので急遽方向性を変えました。
心持ちとか精神論はいらない、テクニック的なことや事例を教えて欲しいという方も沢山いらっしゃると思いますし、実際 昔僕もそうでした。
もちろん10年間1億円資金ショートを送ってきた僕は恥ずかしながら大抵の方よりも引き出しはあると思います。
しかしここでそれを公表することはこれまでお世話になった沢山の方々を傷つけたり愚弄するとも限らないのでここでは辞めようと思います。
でも結局大事なことはテクニックではないことを僕は保証します。
僕は知ってます
物事を特に非常事態の時 合理性だけに基づいて判断することがとても危険だということ。
特に緊急時は「いわゆる常識的な判断」は裏目に出ることが多い気がします。
それは精神論ではなくあまりにもこれまで何度も常識がひっくり返った経験からの確固たる確信です。
例えば急いでいてどうしても13時の電車に乗らないと先方との約束に大幅遅れてしましそうな時 もちろん全力ダッシュで走りますよね。
でも駅に着く前に13時になってしまうと大抵の人は脚を緩めてしまいます。でも僕は時刻を無視して全力で走り続けます。結果なぜか大抵間に合う事が多いんです。
なんかの事情で電車遅れたとか、今日からダイヤ変わってたとか
日本の電車正確ですけどね😅
やっぱり精神論?
うーん それは否めないですね🙏
僕自身は失敗の経験は死ぬほどあるので危機回避自信ありますがうまく行った経験は片手で数えられる位なので「成功の方法」は分かりません😅**
こんなこと言ったら怒られるかもしれないのですが人一倍努力するってのは当たり前で成功も失敗も会社のステージにもよると思いますが結局一言に まとめると「運」じゃないかと?
成功者の本も書店に溢れかえっていますがどの本も成功してからの後付のように感じてしまうのはボクだけでしょうか?
事業計画は大事だし、危機管理も大事
KPIがーとか、コンバージョンレートがーとか もちろんすごく大事だしボク自身も過去は徹底的に数字を詰めてやってきたし、それなりの成果も出た。
でも結局それは「平均値」の突き詰め作業のような気が。
金融機関さんにもVCさんにも嫌われるかもしれないですが本当のクライシスに直面している時や収益や組織の基盤が乱れている会社やベンチャーは、「平均値」に基づいた判断そのものが仇になることが多い。
「緊急時や倒産の危機」なんてタイミングは特にそう。
テクニカルなことを言えば色々ある。
事業分割、プレパッケージでの再生etc etc
なんならこの世に出ている企業再生の本や破産に関する本は、ほとんど読んできたつもりだし、ありとあらゆる資金調達コンサルや破産専門の弁護士や事業再生のスペシャリストに沢山あってきたしそれなりの「授業料」も目先 死にそうにも関わらず払ってきた。
だから巷の自称プロの資金調達や企業再生支援コンサル、ましてや弁護士の先生なんかを藁をも掴む思いですがりたくなる気持ちはわかりますがさんざんすがってきた僕の経験上殆どは(あくまで僕の経験上)ただお金を請求されるだけか最悪詐欺まがいな輩にやられるだけなのでご注意を
でもここで敵にになるのは、いつも自分自身と身内、そして善意の第三者(だからこそ大変)
人は追い詰められている時、大抵の場合 自分以外に信じられるなにかにすがろうとするし ましてやそれがスペシャリストとか先生とかって「権威」になると必ず(ハロー効果)権威バイアスがかかる。
(だってあの偉い人が言ってるんだから常識でしょバイアス)
これが本当に厄介でプロの見解がネガティブに走ると全員の気持ちがそっち流れる。
そっちに行ったら大抵 THE END です😇
絶対に「いわゆる常識」に捉えらたらアウトです!
ギリギリの時にいかに「光の差す方向」を見続けることができるか?
どんな場面でも「事象と気持ちは別」にする心を創りいかにブライトサイドに身を置くか。
「んなことはわかってんだよ😡」と叱られることは覚悟なのですが「言うは易しやるは難し」で。。。
今日一日
親切にしようと思っているのに
「親切にしなくていいからお金払ってくれ」
明るく朗らかにしようと思っているのに
「明るくしなくていいからお金払ってくれ」
謙虚にしようと思っているのに
「謙虚にしなくていいからお金払ってくれ」
素直にしようと思っているのに
「素直さいらないからお金払ってくれ」
感謝しようと思っているのに
「感謝いらないからお金払ってくれ」
って感じで一気に5連発ぐらい喰らうと流石に気持ち萎えますよね?
でもそれでも「光の方向から目をそらさず見続ける」ことができればそこそこ「オカシイ領域」になってくる。
「常識人からオカシイ人へ」」向かう
もちろんダークの狂気ではなく明るいヘンテコリン
伝わりにくいかもしれないのですがまあまあこれが全て。。。
なぜか?
当たり前の悲しい常識で
「得で判断する人は常識的でほとんどの人」
「徳で判断する人はヘンテコで万人?億人?に一人」
だからこそ自分がその域に行けば億人に一人の出会いの確率がグッとあがる
「なに言ってんだ?」ってなりますよね?
ここで話を繋げますが「3.11」当日ボクは、ゾゾタウンの前澤 前社長と商談をした直後地震が来て本社があるビルで泊まることになったというのは前記した通りですがその次の前澤 前社長との商談の際、ゾゾが行ったチャリティTシャツを販売し3日で1億円以上を被災地に寄付されたことを讃えた後、あの日ボクがゾゾ本社(当時スタートツウデイ)のビルに泊まったこと、僕たちドンドンダウンの支援活動ドンドンドネーションの話をさせてもらいました。
事が事だけに印象に残っていたみたいですごく喜んでくれて(本人覚えてくれてるかわからないけど)その後潰れそうな僕らに対し(初めてお会いした時から全部開けっ広げで話してました)強力な後押しを頂きました。
そしてそれから色々なご縁をもらい(チョット詳細は言えませんが)結果的に色々な形で数億円相当のビジネス支援を頂き少なくともその事がキッカケで3年は寿命が伸びました。
今回は大震災のくだりからのゾゾタウンの話をさせてもらいましたが過去こんな奇跡的な出会いや出来事は書き出せばキリが無いほどありました。
しかも悪運が良いのか達が悪いのか必ず倒産寸前のタイミングで起こるのです。
結局のところ↓これです!
ボク自身の言葉ではありませんが本当に底まで行かないと「腹に落ちない」ですよね?
そして今 僕らは新型コロナウイルスでダブルパンチでさらなる深みに😱
震災の後、ボクはスタッフみんなを集めて言いました。
「どうせ終わるのならせめて微力でも助けを必要としている沢山の方々の力になって終わった方がいいんじゃないの?」
そして今回の新型コロナウイルスでそもそもからさらにガッチリ悪化している経営の中、毎週月曜日に岩手盛岡本社で行われる社員ミーティングを「重〜い雰囲気」で行っていたところ万年の究極資金繰り地獄とボクの無茶振りにノイローゼになりそうでならない管理部の鬼子母神がいきなり口を開いた。
「私達の会社ってお金が無くたって良い事していこうっていう会社だよね?なんであ~だこ~だ言うばかりで行動を起こさないの?」
一同😓😓😓😓😓😓😓
そこから岩手からの恩返し
「ドンドンの無料エコマスク作成キット配布プロジェクト」
が始まったのです。
もちろんみんなが言うようにリスクも有りました。
「そもそも古着のマスクなんて誰もしたがらないんじゃないか」
「医療用じゃないんだから感染予防がホントにできるのか?」
「もし、何らかの形でこの古着から感染したと言われたらどうするのか?」
「デリケートな問題上にSNS上で変な炎上したらどうするのか?」
結果色々とディスカッションを重ね 古着は洗濯または漂白したり、コロナ予防と謳うのではなくとにかく世の中でマスクの売切れが続く中で花粉症に悩む方もいるのだからとにかく少しでも安心を届けるっという文言にしよう。
マスクの完成品ではなく、エコ意識とハンドメイド、特に学校がお休みの中、親子のコミニケーションの一環としてオシャレなマスク作りを楽しんでもらおうっという方針でまとまりました。
そして最後は
震災の時もそうだったけど。。。
「どうせダメならせめて微力でも助けを必要としている沢山の方々の力になって終わった方がいいんじゃないの?」
決まってからのスタッフの動きは本当に早かった🙏
総出でマスクに向いてそうな素材でなおかつオシャレ古着を選び、クリーニングをし、端切れを裁断、型紙と作成説明書をパッケージに詰めてドンドンの数店舗でテスト配布、そしてインターネットでの配布
一週間も立たないうちに全ての準備を一丸となって行った。
蓋を開けたら。。。
岩手からの恩返し「ドンドン無料エコマスク作成キット配布プロジェクト」
は数日立たないうちに店頭、ネットで1000件を超える注文が入り嬉しい悲鳴、そしてネットニュースを皮切りにありがたいことにテレビ、ラジオ、新聞などなどスタート一週間で40を超えるメディアに取り上げて頂きました。
結局のところ。。。
「すべては タラレバ」
たまにスタッフにもこの話するのですが
商社マン達が本部へ未開の土地で靴マーケット・リサーチ報告のお話
商社マンA 「みんな靴を履いていません。市場無限大です!」
商社マンB 「誰も靴を履いていません。ニーズは全くありません!」
多分正解はないと思います。
しかし、商社マンAは、成功できるかもしれないし失敗するかもしれない。
一方で商社マンBは、損失は出さないかもしれないけど何も生み出さない。
余裕があるところは、多分どっちの選択でも大丈夫でしょう。
でも、危機的な状況にある場合 命が取られない限りは、商社マンAの選択肢を取らざるを得ない。
ボクみたいな万年 倒産千本ノックな奴に何もしないという選択肢はなく「とりあえず一歩踏み出す」
これしかないと思うんですよね〜
僕らの
岩手からの恩返し「ドンドン無料エコマスク作成キット配布プロジェクト」
メディアの報道後 本部も倉庫もキット作成と配送でパニック状態😱
注文は2000件を超えて必要としている方をお待たせしている🙏
さらには古着も人でも全く足りなくなってきた😭
そして今、ドンドンが12店あるカンボジアでも新型コロナウイルスショックが街を暗くしている中で日本同様の無料エコマスク配布キットの作成が始まった❗️
中々本格的
こっからどんな化学変化が起こるのかは誰も予測できない
でもとりあえずどんなに最悪な時もみんなで無理やり「一歩踏み出しましょう!」**
そして絶対に今の地球規模の危機を乗り越えて生きましょう!**
「大丈夫です! 下にはボクがいる🤪」
そして
「人間 どん底まで行けばしめたもの」を胸に🤞
ここが肝心!
「実際どこまで落ちても大丈夫なのか?」パート2
終わり
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岩手からの恩返し「ドンドン無料エコマスク作成キット配布プロジェクト」
とんでもない数の注文を頂いておりスタッフ総出で作成しておりますが古着も人でも全然足りていませ〜ん😭
できる形でのご支援お願いします🙇♂️
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これからも読者の方にハラハラドキドキ綱渡り経営のリアルを
テクニックも心持もチョーリアルな僕の実体験をとうしてお伝えできれば幸いです。ラッキーにもカンボジアで行われた「ホリエモン祭」で登壇させてもらい幻冬舎の伝説の編集者の箕輪厚介さんと対談する機会がありました。
その後、出版の相談をさせてもらったところ「面白いっすね!とりあえずnoteに書いてみて」って言われた事をまともに間に受けてnote始めました。
30章以上は、書き続けてあわよくば幻冬舎で出版してもらって🤪箕輪さんやホリエモンさんに帯書いてもらえるようにがんばります!
恥部をさらけ出し倒しなのでフォローやスキもらえると癒されます
フォローよろしくお願いいたします🙏🙏🙏