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読書日記213 【ブチ抜く力】

 与沢翼さんの自己啓発書。実は与沢翼さんを知らなくて、(結構有名らしい)読んで知った感じなのだけど、実業家で会社を潰し、投資家として成功してドバイに家族と住んでいる人らしい。高校を中退してから一念発起して大学進学を目指し、早稲田大学に入学するとか、大学在学中に起業家を目指してサークルを立ち上げて企業するとか面白い経歴の持ち主で、歯に衣着せぬ物言いでアンチも多いらしい。

 劇団ひとりさんがテレビで「自己啓発本ってその本を読んで『やったるぞ』となって成功したら一人でもいたら勝ち」言っていたのを「正解」と思ったけど、その時に挙げられていた本が落合陽一さんのお父さんの落合信彦さんの『アメリカよ!あめりかよ!』でその中に書かれる著者の英語学習に感動して英語のプロになった人が出演していた。

 実際には落合信彦さんが定時制高校に通いながら英語を独学で学び、そしてアメリカに無料で大学へ行く資格を手に入れてアメリカに渡るところが書かれていて、ラジオでFENラジオ(アメリカ軍のラジオ)を聴きまくり、英語辞書を覚えた端から破り捨てるという覚え方で覚え、休みにボランティアで英語のガイドをしてと型破りな学習法で覚える様を読んで感動してといった内容だった(ちょっと曖昧ですがこの本は読みました)。

 この本もそんな感じで与沢翼さんの半生が最初に書かれている。後半はダイエットについて書かれていて22キロ痩せたことがメインになっている。 
 ダイエット論は死ぬほどあるし、人それぞれなのでちょっと割愛するけど、自分もコロナ太りから20キロほど痩せた。

 周りからは「そんなに太ったり痩せたりするなよ」とは言われるし、服もその都度サイズを変えないとだけど、体重増減が激しい人にはダイエットって独自ルールある気がする。僕が一番効果があるのは、食べたものをきちんと書いて、そのカロリーをカロリー表で記入すると、「あ、痩せなきゃ」と身体が反応するみたいで僕はそうしています。(運動はその後です)

 投資とか事業とかはサバサバしていてよくわかる。メリハリをはっきりさせることで利益を確保するというのは、下手に色々なことで誤魔化す人よりかはわかりやすくて勉強になる。特に上がるか下がるかという相場の単純さの中にも人の思惑があって、人はそうやってしか動けないからという部分を見抜いて更にその上をというのは「わかってるけど怖くてできない」という人を後押しするなとは思った。

 頭で解っているのにできない人というのは多い。ビビるとかと違うのだけど「生活できていればいいや」というところって人って多いと思う。頭のいい人って基本的にぼーっとしている時が圧倒的に少ない。村上春樹の『ノルウェイの森』の中で同じ寮に住む永沢先輩というキャラのように、女の子をナンパしに街に飲みに出かける前にスペイン語の単語を記憶するみたいなことを平然とやってのける。

 僕の友達で一番頭のいい友人は家が兼業農家だったので、毎日畑作業をしていた後に勉強していたからか、今も運動しないとというので運動した後に勉強するらしい。僕なんか運動したり仕事が終わると眠くなるし勉強などせずとも何日もいられるので凡人以下の頭しか持ち合わせていない人にはわからない熱量があるのだなと感じる。

 熱量のある人は読んでみたら面白いかもしれない。(まとまりがなくすいません)

 


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