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朝涼し義母と些細な言交はす
(あさすずし ぎぼとささいな ことかわす)
和歌山県海南市下津町の加茂神社は夫の実家の氏神様です。
今日は雨の上がった合間に久しぶりに参拝してきました。
加茂神社は急な長い長い石段を上りきった先に鳥居があり、境内はこぢんまりとして端正なご神気です。
きちんと整えられた場、という感じがします。
実は5月半ば、85歳の義母が急に歩けなくなり、加茂神社の神様にご加護をお願いしていました。
当初、義母は物忘れもひどく、次第に季節の感覚すらあいまいな状態 となっており、
「このまま寝ついてしまうのでは。」
と、家族皆、とても心配していました。
ところが…6月の終わり頃、いつものように様子を見るため夫の実家を訪ねると、玄関まで義母が杖をついて出てきたのでびっくりです。
なぜか突然、足が動くようになり、杖さえあれば歩けるようになったとのこと。
記憶もしっかりして、デイサービスの予定なども自分で確認できています。
そして、7月に入ってからは手押し車をつき、いつの間にかご近所へ一人でパーマをかけに行っていました。
さっぱりと夏らしいヘアスタイルになった義母に、またびっくりです。
これは…加茂神社の神様のおかげでしょうか…。
義母は信仰心が厚く、若い頃はよく加茂神社に参拝していたとのことでした。
こんなことが実際に起こるのですね。
今日の参拝では、石段を上れない義母に代わって、神様にたくさんたくさんお礼を申し上げてきました。
小さな集落をずっと古くから見守ってくださる神社には、実は大きな力があるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
真柴みこと
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