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荒梅雨や木霊のこゑも響き合ふ
梅雨のさなか、高野山の恵光院で長女の二十五回忌法要を営みました。
夫と二人で参列し、読経していただくだけの法要だったのですが、本堂へ入った直後からバケツをひっくり返したような土砂降りに。
若い僧侶の力強い声明と雨音が本堂で響き合い、うねりを成して、心に残る法要となりました。
ありがたいことに大降りだったのは法要の間だけで、恵光院を出た時には雲間から陽の光が差してきました。庭の蓮には心細しき水の玉。
その後もお天気は不安定でしたが、たいそうな雨にはならず、写経を奥之院へ納めることもできました。
生後4カ月半で昇天した長女も、生きていれば25歳。年月の経つのは早いです。
「お姉ちゃんが元気やったら、僕は生まれてなかったんやなあ、きっと。」
長女の話になると、時々次男はそう言います。
確かに当初、子供は二人と考えていましたが、どちらにしても次男は生まれていたような気がします。
命の巡りって不思議ですね。
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