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#トレンドクリップまとめ 2023/11/24


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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#トレンドクリップまとめ  2023/11/24
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⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々Twitterで発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って本号の「まとめ」を発行しています。全てのTweet及び情報ソースを確認したい方は最終行に記載のURLリンクで無料のTwilogにアクセスして、ご確認下さい。

 今週のポイントは、メルカリ総研の調査によると、フリマサービスの利用で「推し活」が盛り上がり、Snapchatはアマゾンと提携し株価が7%以上急騰。ユニリーバはマーケティングを内製化。ChatGPT Plusの新規登録が一時停止。Googleが90%以上の精度で従来の予報を凌駕する天気予報モデル「GraphCast」を発表。アマゾンはChatGPT超えのAIモデル「Olympus」を開発中。Deloitteは生成AIの誤回答対策に成功した検索拡張生成(RAG)技術を採用。LLMはトレーニングにより「自己」について話す可能性。松尾豊はバーティカル領域特化型のLLMに注目。スペースXのスターリンクは衛星通信事業のスピンオフとIPOを検討。NotionのQ&A機能が進化。NVIDIAはAIモデルの学習用クラウド「DGX Cloud」提供開始。Microsoftの「Bing」検索が新機能「Generative AI Captions」発表。雑誌「イコール」はクラウドファインディングとnoteを活用した公開編集会議。都市部で路線バスの減便や廃止進む中、金剛バスがバス事業を廃止。福岡市が全国初となる「エンジニアビザ」制度導入。学校図書館は司書やAIロボットの導入で貸し出し3倍に増加。TikTokの子会社PICOはVR事業を縮小し、楽観的な見通しを誤算として人員削減。(ChatGPTによるリード文執筆)


⭐️EC・小売・マーケティング関連トピック

 メルカリ総合研究所は、18歳~57歳の男女600人を対象に調査を実施しました。フリマサービス利用者の6割以上が、「推し活」「ファッション」「家電」カテゴリーの取引経験あり、推し活は2人に1人が「フリマサービスで売れるから買い替え・購入をしやすくなった」とか。
 消費財メーカーのユニリーバは広告代理店任せから脱却する為に、全マーケターが短尺動画を学習しています。マーケティングもITも企業のコア業務であり、内製化するのが正しいと思います。特に化粧品ではZ世代を中心に、TikTokでの韓国・中国化粧品が日本で爆延しており、対抗する販促対策が必須です。
 米国で、SNS運営のスナップ株が7%以上の急騰です。アマゾンとの提携を発表しました。SNSアプリ「Snapchat」を運営するスナップはユーザーがアプリ内の広告からアマゾンの商品を購入できるようにする契約を結んだことを発表し、株価を7%以上急騰させています。先行するTikTokでのECに対抗します。


⭐️生成AI関連トピック

⚪︎運営

 米OpenAIは有料版「ChatGPT Plus」の新規登録を一時停止したと発表しました。同社が開催したイベント「OpenAI DevDay」以降、利用者が急増したことが原因との事。日本では、松尾豊教授が語る「和製AIが世界で勝つ方法 、カギを握る企業特化型LLM 」との発言が話題です。汎用の生成AI開発では、予算規模や開発時期の面からも、日本が世界と同じ土俵で勝負することは難しいので、バーティカルな領域特化したLLMであれば、日本企業にも勝機がある、と語っています。
 先週も指摘されていましたが、日本語では文化的資料は縦書きが主流で、雑誌・新聞に至っては、縦組、横組混在となっているので、海外勢はここには、しばらく踏み込んで来ないでしょうね。パソコン普及の時と同様に、日本語ワープロ的なアプリが暫く先行できそうです。

⚪︎ノウハウ

 Assistants APIの特徴と使い方はOpenAIのCookbookが参考になるとのアドバイスです。Chat Completions APIとの違いにも触れていて、大変参考になるそうです。GPT-4VやTTS API、Whisperと連携すれば、最強のアシスタントが作れますとの事。
 生成AIコンサルタントとして先行しているデロイトトーマツは要約業務でRAG (Retrieval Augmented Generation)を実装しました。 生成AIを活用する際の課題は、ハルシネーション(幻覚)であり、中でも対策として注目される技術が検索拡張生成(RAG)である、との事。検索ベースと生成ベースの人工知能 (AI) モデルの両方の長所を組み合わせた、自然言語処理 (NLP) 技術です。この対策なしで話題先行の為にAIボットを公開した大阪府は勇足でしたね。

⚪︎新技術・応用

 Googleが従来の手法を90%以上上回る天気予報モデルを発表しました。その名も「GraphCast」という機械学習モデルで、従来のスーパーコンピューターによる流体シミュレーション予測よりも早く正確に天気を教えてくれるらしいです。スパコン形無しです。
 アマゾンはChatGPT(GPT-4)超えのAIモデル開発中らしいです。 その名も「Olympus」と呼ばれています。GPTの1兆個らしいところを倍増して Olympusは2兆個という膨大なパラメーターで訓練中であり、完成後にはOpenAIやグーグルの上位モデルに匹敵する性能を持つとされます。登場が楽しみです。
 学習量以外にも、高度化のアプローチが続いています。LLMが内省できるようにトレーニングを行うことで「自己」について話せるようにできる可能性とアプローチが提案されています。ニューヨーク大学の研究者らによる発表です。


⭐️放送・出版・通信・SaaS(BtoC)関連トピック

 イーロン・マスクが率いる宇宙企業スペースXが、衛星通信サービスのスターリンクについて、早くて2024年後半のスピンオフ(分離・独立)と新規株式公開(IPO)を検討しています。また、ロケット部門の開発手法については、NASA相手に裁判をしてまで“コストカット”にこだわったシンプルな理由が語られています。 NASAや国防総省のもと大会社の利権が守られているロケット業界へ、マスク率いるスペースXが新規参入できたのは、秘訣は、文末に公開されている情報ソースを確認ください。
 クラウドサービスのNotion上で情報を元に回答してくれるQ&A機能が搭載されました。Notionでwikiを作ったり、それをAIに読み込ませてbotを作っている会社は多いが、今後はNotionに情報を入れておけば、あとはAIが勝手に答えてくれるようになります。
 検索エンジンでは、Microsoftが「Bing」検索の生成AIによる要約機能「Generative AI Captions」を発表しました。 GPT-4を使ってWebページの検索キーワードを分析することでそのページから適切な洞察を抽出し、検索した人にとって関連性が高く、わかりやすい概要を生成する機能を実現したようです。
 AIクラウドでは、「意外な場所からライバルが現れた」、NVIDIAがAIクラウドに殴り込み、とタイトルが踊っています。 ライバル企業とは、半導体大手の米NVIDIA。同社は今夏にAIモデルの学習用インフラをクラウドベースで提供する「DGX Cloud」の一般提供を開始しています。今後の動向が気になります。

 70年代に登場した雑誌「rockin`on」と続く投稿雑誌「ポンプ」を創刊してきた橘川幸夫氏が新雑誌「イコール」を創刊します。今、再びのアナログな紙の雑誌出版にアプローチします。クラウドファインディングなどを活用したり、noteで編集会議を公開したりと、コミュニティツールはデジタルを活用しています。


⭐️時流関連トピック

 都市部でも進む「路線バス廃止・減便」の大問題 が勃発しています。路線バスが厳しい状況にあることを、切実に教えられるニュースがありました。大阪府の富田林市(人口11万人)など4市町村を走る金剛バスが、運転士不足などを理由にバス事業を廃止し、運行を終了すると発表しました。
 富田林の事例は、神奈川・千葉・埼玉県民が東京都23区の賃貸に流入する理由にも通底するかも知れません。 これに伴い、東京の23区の家賃は大幅に上昇しているようです。都内なら、ほとんど電車で移動できるので、バス便が減っても大きな住環境変化にはならないでしょう。

 朝倉祐介氏(アニマルスピリッツ合同会社 代表パートナー)が旬のトピックを取り上げながら、さまざまな意思決定の裏にある環境分析や判断の基準・プロセスなどをひもとくポッドキャストが話題です。グローバルなCFOの立場からは富士フィルムの業態転換はすごいけど、精算した「コダックが正しい」と評されているそうです。

 北野武が教える「伝統の因数分解」と、売れるために必要な「本当の才能」 とのコメントに注目です。ビジネス開発で最近話題の「アート思考」の好例ですね。私は「守・破・離」が基本と思っています。それぞれの道を極めるという意味では、根っこは同じですね。


⭐️グローバル化関連トピック

 福岡市が全国で初めて外国人エンジニアの採用を加速させるべく、「エンジニアビザ」制度をスタートします。 いよいよグローバルに向けて、まずは、人材の開国の促進が福岡から始まります。この流れは、各地に飛び火して開国開放の流れと、守旧派の対立となって、やがては二回目の維新に至ると予測します。先の明治維新の時には地方、特に九州・四国から変革が始まりました。


⭐️教育・学習関連トピック

 学校図書館に司書を常駐させる事で図書の貸し出しが3倍になったとの情報があります。情報センターとしての役割を一般化させるには司書の存在は不可欠、との事ですが、限られた予算の中では、子供が話しかけ易いキャラクターの複数のAIロボットにすれば、尚、良いような気がします。
 書籍はスキャンしてOCR、いわゆる自炊をすると読み上げ、耳読書ができるようになります。Acrobat ReaderやiPad、iPhoneの「ブック」アプリケーションを使います。縦書きにも対応しているので、読み上げてもらい、耳読書しています。ウォーキングをしながらの耳読書はタイパ有効です。


⭐️Web3・メタバース・空間コンピューティング関連トピック

 メタバース収束の動きです。TikTokのバイトダンスは「VR事業を縮小」する事を決定しました。VRゴーグルや関連アプリケーションの開発を手がけるTikTok子会社の中国のPICOが、事業の絞り込みと人員カットに踏み切ります。VRの成長を「楽観しすぎた」との事です。



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