想像していた未来へ
私が想像していた未来ではなかった。
私は大学を卒業後、就職できなかった。
大学の就職説明会やハローワーク、合同企業説明会に行ったけど、受けた企業は全て不合格だった。
アルバイトをしようにも、アルバイトも受からなかった。
こんな状態が2年ほど続いている。
どうしよう 絶望だ。
こんなはずじゃなかった。
私は小学校から大学3年生までいじめられていた。
陰口を言われたり、暴言を吐かれたり、叩かれたり 本当に散々な日々を送っていた。
友だちも恋人もいなかった。
ずっと一人だった。
ずっと一人で泣いていた。
何回も限界を迎えた。
覚えているだけで4回 自殺を考えた。
その度に我に返り、踏み止まった。
大学を卒業し就職したら、少しはマシになるかもしれない。
そして、素敵な人と出会って結婚し、幸せな家庭を築いているかもしれない。
淡い期待を込めながら、当時、私は生きていた。
でも、現実は違った。
大学でも、ロクに友だちはできず、仲間外れにされ陰口を言われ、おまけに就職試験は全て落ちる。
こんなはずじゃなかった。
もっと幸せな未来を想像していた。
今の自分がいる場所は、大学生当時の私からは想像できないような 暗くて惨めで何も希望が抱けない未来だった。
私はふと考えた。
「過去は変えられないが未来は変えられる」
という言葉が存在する。
今の私の状況は、人生の転換期であり、 "変わり始める" 過程の重要な期間だと考えた。
過去は変えられないが、未来は 今の私の行動次第で自由に変えることができる。
だから、今は、自分が思い描く素敵な未来の "土台" を作る期間で、変革の最中だ。
現在の苦労や悩みも "変わり始める" 過程のきっかけや一部分である。
だから、今の苦しみや悩みも、何十年後かに笑って話せるようになりたい。
想像していた未来へ
私は一歩ずつ踏み出して行きたい。