不安と嘘
昨日、初めて友だちと呼びたい存在が出来た。いきなり3人も増えてしまった。
その友達たちに初めて自分の書いたnoteを読んでもらった。全員にもれなく褒めてもらった。嬉しい。涙が出るくらいには嬉しかった。
だけど、素直に喜べない自分がいたのも事実だった。
もう一人の自分は、どうやら怖がっているらしい。
「こんな素敵な友達が、大好きな友達が、自分と友達じゃなくなった時、自分はいったいどうなってしまうんだろう。」と、不安になっているのだ。
僕も気持ちは分かる。美しくて綺麗で素晴らしいものをしってしまったら、それを手放したくない、永遠に自分のものにしていたい。
そういった美しくない感情がひっそりと顔を出すのだ。
多分だけど、友達にこの感情を伝えても、自分が本当に納得する答えは出てこないと思う。これは、僕が自分としっかりと話し合わないと解決しない、もしくは話し合っても解決しない問題なのだ。
だから僕は自分に嘘をつこうと思う。図らずとも今日はエイプリルフール。一つだけ嘘をついていいのなら、僕は自分に嘘をつく。
「ねぇ、自分。大丈夫だよ。この関係に終わりなんてないよ。君は永遠なんて無いと思ってるかもしれない。でもね、そんなの体験してみないとわからないじゃん?この関係が、生まれて初めての永遠の第一歩なんだよ。」
そう自分に伝えると、自分は安心そうな顔をして僕の中に溶け込んでいった。
僕は思う。優しい涙があるように、優しい嘘があってもいいじゃないかと。先の分かる未来なんてものは存在しないんだから、未来に不安がってる自分を優しくなだめる嘘があってもいいと思う。
来年の春に4人で、もう一年経ったね。と言えますように。
自分に同じ嘘をつけれる春になれますように。
心の底から願っているよ。