母の育児日記
kon.
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娘を出産する少し前,母から1冊のノートが届いた。
届いたのは,母が私を産んでから毎日つけていた育児日記だった。
出産後,「母の育児日記」は私の子育ての強い味方になった。
日中ひとりで子育てしていると
これでいいの?
こういうときみんなどうしてるの?
って,はてなマークでいっぱいになる。
娘がなかなか泣き止まないと途方に暮れて
誰か代わりに抱っこして〜って叫びたくなった。
そんな時,育児日記の中の母の奮闘ぶりに勇気をもらった。なにしろ赤ちゃんの頃の私は,ものすごく手がかかったらしい。母は,ぞっとするほど寝られていない……。(今更ながらごめんよ…。)
へこたれそうになった時に育児日記を開くと,これくらいで弱音を吐いたらダメだ!って気合いが入った。
どんなことにも動じない母だと思っていたけれど,些細なことで悩んだり心配したりしながら育ててくれたことが読んでいてわかる。
そして,大変な思いをしながらも,いつも育児を楽しんでいたことも伝わってきた。
「正真正銘寝返りができた!!!」
「太りすぎて“デブリン”と呼ばれてしまった」
などの興奮・爆笑エピソードや
「遊ぶ時にはパパ。ミルクが欲しかったり眠かったりしてグズっている時はママじゃなきゃダメ。笑ってる時パパ,泣いてる時ママの役割分担に損をしてる気分です。」という呟きに,
思わず母の顔を想像して笑ってしまう。
この間,「“ドスコイ!”と言うとゲラゲラ笑った」という一文を読んで,私も娘に「ドスコイ!」としつこく言い聞かせてみた。(結果,にやっと笑った。)
母の育児日記を読みながら,笑ったり共感したり心の中でツッコミを入れたり……。なんだか昔の母と一緒に育児ができているみたいだ。
大変なことももちろんあるけど,面白い・楽しい・可愛いってたくさん思いながら過ごせているのは母が育児日記を送ってくれたおかげ。
⭐︎
こんなふうに記録してくれていたのが嬉しくて,私も出産したら絶対につけようと思っていた育児日記。
今はアプリでも記録できるけど,母の日記を読んでいると嬉しい・不安・感動など,その文字からも当時の気持ちが伝わってくるのが良くて,出産前に育児日記を購入。筆まめな性格なこともあって,今日まで楽しく記録できています。
⬆︎かなり悩んだけど,書くスペースが程良くて
月齢ごとの記録もできるこちらを購入!
先日1歳になった娘。
育児日記の記入できるページもあとわずかになりました。これまで書き留めてきた成長を読み返すと,1年でここまでできることが増えるのか……!とびっくり。
0歳〜3歳までは人生の中で一番吸収力があって,その後何年かけても達成できないようなことができてしまう時期って聞いたけど,本当だね。
いつか娘もお母さんになるときが来るのかな?
その時にはこの育児日記を渡したい……と,密かに楽しみにしている私です。
そうそう。母の育児日記には,心に残るフレーズがいくつかあったので,最後にひとつご紹介。
〇〇(kon.)が生まれて
私はママに
〇〇さん(父)はパパに
お母さんはおばあちゃんに
お父さんはおじいちゃんに
弟はおじさんに
妹はおばさんに
そしておばあちゃんはひいおばあちゃんに
ちっちゃなちっちゃな存在が
みんなの名前を変えました
すごいことですね
kon.より
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