はぁとドリフで全一を獲るまでの軌跡
失踪確率が一般より一、二桁高いことで知られるレ一・シュガーハットです。
◇27日15時 ドリフ上位予告
リプで上位に気付いた後とりあえずボケておく🎩図
この時点で戦いは始まっていたと言っても過言ではない。
なんせ初の佐藤心上位イベントである。ライバルの手の内どころか存在すらあやふやなのだ(第5回シンデレラガール総選挙の中間発表後、それまで見当たらなかった佐藤心Pが雨後の筍の如くぽこじゃか湧いてきたところからも分かるように、佐藤心Pは特にその傾向が強いように思う)。
しかもよりによってドリームLIVEフェスティバルである。月末ガチャ被り常連なせいでアイテム消費量が多く、最悪7桁円勝負となる(そしてスタ極有利)(クソが)(攻極並の感想)。よって最初から策を弄す必要があった。幸いにも私は戦闘民族なので予め全一争いにおける戦術を想定・用意していた。
全一争いは経済戦であり心理戦。相手の戦意を折ることこそ近道である。
以降この5点を中心に進行していくこととなる。
◇~30日 準備
金銭的余裕をチラつかせる🎩図
地味に拘ったアバターにもご注目
金、金、金である。
先述の通りドリフは消費が最も激しいイベントである。モバマスにおける消費は殆ど金銭消費と同義。札束の殴り合いと称され畏れられた古代のsocial gameの姿がここにあった。
いやマジ勘弁(本音)
キツいからには金銭消費を抑えねばならない。
ドリフにおいて金銭消費を抑えるのは一にスタ走り・二に貯蓄・三にスタ走りである。しかしながら私は(攻極なので)いずれも十分に有していなかった。大きなハンデである。それもあって入念に全一奪取戦術を実行する必要があった。その一端が上記のtweetである。
何を隠そう、この時点で第一弾準備途中どころか手持ち現金の半分近くを消費していた(とはいえその気になればまだ引っ張れるのだが)。
また同時並行で少しでもAP所持数が推察できそうな過去tweetの削除を行っていた。これもまた戦術の一つであった。
資金・資産の底が透けることは明らかな情報ディスアドバンテージである。仕手戦か?
冒頭の『この時点で戦いは始まっていたと言っても過言ではない』は割と本気であった。初動の遅れはこちらの情報が筒抜けになり、tweet削除・鍵垢化などでライバル側の情報収集が封じられることに繋がるからである。
幸いにも私の場合はライバルが限られていて、元々情報公開にある程度敏感なのであまり有用なtweetを残していなかったのが功を奏した。
私の場合はあえて匂わせtweetで印象操作する道を選んだが、基本的には鍵垢にすることが望ましいだろう。
大事なものがもう一つ。長期戦の備えである。
FEVERタイムが稼ぎの中心であるドリフと言えど稼働時間は正義である。無論FEVERタイムにもできれば全時間分張り付きたい。となれば基本的には開催全期間ひきこもれるのが理想である。
といっても私は自由業(ヤは付かない)なので休みはどうにでもなった。365日毎日有給みたいなものである。
他方、稼働時間。
稼働時間とは睡眠との戦いである。過去幾人もの猛者がこの甘美なる悪魔に屈してきたことか。
その点、私は本気になれば一日2時間睡眠で正常に活動できたため、無理なく予定に組み込めた。
厳密にいえば全二を獲った復刻きらきらモデルアイチャレの際、以前から試験的に行っては実用に至らなかったウーベルマン(Uberman ドイツ語で超人)睡眠という特殊な睡眠方法をぶっつけ本番投入、修得に至ったおかげだが、それについてここに記すには余白が狭すぎる。
残るは兵糧だが、こちらも割と考えずに決めた。工夫と言える工夫は片手で食べられ、塩分・糖質・タンパク質が程よく摂れる『レトルト雑炊+極太ストロー』くらいだろうか。
FEVERタイム外なら割かし自由に休息が取れるドリフはその点非常に楽な部類である。特に私の場合、最悪ザラメさえあればドリフポチポチ程度なら問題なく稼働できると踏んだ、という面もあった。このあたりは排尿すら惜しみ9日間ベッドから降りずに叩き続けたデレステHappy New Yeah! Live Grooveの経験が活きたものだが、これもまた別の機会に。
そして最後に追加予算の準備。
前述の通り、ドリフは最悪7桁円勝負の世界である。~31日当時の手持ちの現金では戦い切れない可能性が高く、以降回収できる現金を含めてもライバル次第では足りなくなる恐れがあった。
よって現金で用意できる分を除き、緊急予算として以下を順に売却・質入れする可能性を想定した。
4は最終手段として、3まではかなり現実的に想定、下準備をしていた。近隣の質屋を把握、あるいは連絡一本で現金(と怪しいせぇるすまん)がやってくるくらいに。結局手を付けずに済んだのだが……(助かった)。
ドリフについて、忘れてならないのがミニチームである。
しかしこの点、私はあまり重要視していなかった。
十傑クラスが複数人在籍するミニチでもない限りユニット消化速度で困ることはなく、ユニット出しについてもわざわざユニット出し要員を招集しなくても事足りる、と判断したためである。
この辺りはラウンド全勝も併せて狙う、ミニチ全一も確実に獲りたい、等々、にもよると思われる。私の場合ラウンド全勝は端から運ゲーと切り捨てており、ミニチ全一も獲れたら獲る、というか私がミニチ全一まで引っ張る(天下無双)、と割り切って考えていた。
そうこうしているうちに気付けば開催直前。
万全の準備を胸に開幕を待ち構えるのだった。
当日朝も古いコピペでボケておく🎩図
◇31日15時 開幕・第1ラウンド
大胆な宣戦布告は戦闘民族の特権
開幕!
まず月末特別全部ブン回す! 目玉引けねえ! クソァ!(通過儀礼)
be cool…be cool…
そしてパワー持ち確認!
うわあああメダルはーちゃんだああああ!!!!!
何を隠そう私は凪と颯の母である。
姓を久川、名をゆーこ、屋号”帽子屋”、レ一・シュガーハット。
稼業ソ廃を発しまする。
閑話休題。
思わぬカンフル剤による興奮冷めやらぬままフリトレでパワー持ちを買い占め、スタートダッシュにYOU往MY進する。
さて上述の全一奪取戦術には唯一の穴があることにお気付きだろうか。
それは『初動で自分以外の誰かが1位を独占し続ける状況』である。
私を上回るとはすなわち『常に自分を上回る時速を出し、常にリードを保ち続けるライバルがいること』を意味する。最も嫌な状況である。稼働時間で一時的に勝り抜き去ってなお、時速で上回られている以上、終了まで常に逆転の可能性が付いて回る。何よりそれこそが7桁円勝負の第一条件である。
常に何者かが頭上にいた復刻きらきらモデルアイチャレの記憶が脳裏に蘇る。
果たして初日の結果は――
21時、無事第一関門突破。
スタート奪取成功。最低限の最低限をクリア。
まだ見ぬライバルに追われながら、一週間超のデスマーチを歩み始めた。
さて、前項末尾に"万全の準備"と記したがこれにはとある嘘が含まれる。
実は1ヶ月ほど前から軽い喉風邪に悩まされていた。
どうにでもなるやろーw程度の心持(心だけに)で臨んだが、これが後々大変な事態になるとはこのとき誰も気付いていなかった……。
◇正月返上・前半戦
2019年ロスタイム(死語)突入を宣言する🎩図
順調に1位をキープ。
全FEVERタイムで一定の時速を出し、FEVERタイム外の全時間で可能な限り稼働をする。初動で1位を抑え、あとはこれさえできれば1位はキープできるのである。
さて、ドリフについてこう前述した。
ドリフはスタの比重が高く、まさにスタ走り・貯蓄・スタ走りが物を言うイベントの一つであり、つまり攻極が相対的に不利になるイベントである。しかし私も人の子、実弾が有限である以上、できることなら金銭消費は抑えたい。
Q.では攻極である私はどうしたでしょうか?
A.攻極スタ走りを始めた。
はいぃ?(杉下右京)
かつて吉田兼好はこう説きました。
気の持ちようでどうにでもなるもんである。スタ万本持ってたし。
そしてこのとき、私の身体に異変が訪れていた。
危険信号が点灯しつつあった。
この時点で喉風邪程度だった咳の種は喉を通過し、明らかに気管支炎と思しき深度に到達、確実に悪化していた。気合で抑えようにも抑えられず、予め用意していた咳止めに頼るも気休め程度といった有様だった。咳以外の症状が一切なかったのが幸いだったが、肺炎へのグレードアップは流石に危険である。
さしあたって病院に行くか思案した。しかしこの状況で止まるのはあらゆる面で危険である。気管支炎が我慢できなくなってきた時点で2位との差は6億pt。およそFEVERタイム2、3時間あれば余裕で捲られる差である。何より序盤は可能な限り稼働しておきたい。徹底的に相手を上回ることこそが戦意を折ることに繋がるのだから。
己の中で折り合いを付け『10億pt差を付けたら病院に行く』という方針に落ち着いた。
……まあ結局10億差は付かなくて病院行かなかったんだけどな!
◇中盤・そして第三の敵
謎の遊びに興じる🎩図
第50回ドリームLIVEフェスティバル新春SP。
そう新春。聞こえはいいがつまりは冬である。
すっかり忘れていた(過去tweetを遡ってて思い出したくらい)が私……いや我が家には冬限定のとある欠点が存在した。
1日1回ブレーカーが落ちるのである。
うーんこの。
さすがにドリフ開催期間中にどうこうできるものではない。
後日ブレーカー増設によりこの弱点は解消されたが、ドリフ中地味に苦しめられ続けることとなる。皆は予め対処しようね。帽子屋との約束だ。
そんなこんなで気付けばドリフ折り返し地点である。
気管支炎は治らず、ブレーカーは落ちるも当の本人意気軒高。
具体的には全ラウンド23時間中20時間近く稼働していた。
本気で時速詰めて睡眠時間を削らなければならないアイチャレよりはマシとはいえこの稼働である。
折り返し時点で2位との差は7億pt超。その後6日時点の差が8億pt超。
暫時、唖然としていた帽子屋だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった(心だけに)。
「勝てる…勝てるんだ!」
プロメンからスタドリを受け取り、最終日へ全力疾走する帽子屋、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……。
さてここで一つ私が実践しているスタ走りテクニックを紹介する。
そう難しくはないが、確実に効率が向上するテクニックである。
たったこれだけである。何なら片方はスマホやタブレットでも良い。
右手と左手が混線するかもしれないが、ドラムやピアノ同様に慣れさえすれば問題なくできるはずである。
単なるスタ消費効率だけではなく、ドリフではFEVERタイム中のユニット出しが迅速に行え、ロワではボルテージチャンスを少しでも無駄なく消費できる。アイチャレ? あれは次元が違うから……
是非お試しあれ。
◇ウイニングラン そして終戦へ…
牽制する🎩図
(張り付けるのは本当)
情報戦に余念がない🎩図
(実弾投入は1/3時点で既にやめている)
残弾の余裕を匂わせる🎩図
(APは既に尽きかけ)
この期に及んで規制にかかる🎩図
開戦から実に200時間……1月8日23時。
ドリフ終戦。
そして翌9日12時――
心 謹
年 賀
ミニチメンバーの尽力もあって、個人ミニチダブル全一を達成。
9日間に渡る戦争はこうして幕を閉じ、HNY!グルーヴ十傑、復刻きらきらモデルアイチャレ全二の雪辱を果たしたのであった……。
◇おわりに
いかがだったでしょうか。後進の方の参考になれば幸いです。なるか?
さて、このnoteを書くにあたり某こずえドリフの方のnoteを拝読しました。ご覧になった方も多いと存じます。
その中のある一文を紹介します。
翻って私のドリフでの支出はいくらだったでしょうか。
結論から言えば15億pt稼いで合計で約40万円でした。
無論モバマスに注ぎ込んだ分のみで、です。
加えて、私は一日も欠かさずにモバマスを触ってきました。
具体的には2年連続で1枚取り皆勤をしているくらいには。
しかしながら私がドリフで全一を獲るにあたり課金した額は約40万円でした。また攻極スタ走りするにあたり、大雑把に数えて凡そ2万本のスタドリも消費していることも付け加えておきます。
「ケン、モバマス辞めたくなったなあ」
「結構廃っぽいことやってきましたからね」
「なんかもう疲れたよ」
(映画ソナチネより)
つらい
現代モバマスにおける攻極の不遇がご理解いただければ幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
最後はFAQで締めの挨拶とさせていただきます。
Q.なぜ攻極のままスタ走りをしたんですか?
A.うるせー
馬鹿
◇おまけ 上手なスピーチ文の書き方
何を隠そう私レ一・シュガーハットは副業文筆屋である。
まずはこちらをご覧いただきたい。
こちらのtweet、ちょっと慎重に書いている。
ポイントは以下の5点である。
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