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何故日本人は自分の仕事を自分で見つけないのか?

自分の過去の経験も思い出して、タイトルにあることをふと疑問に思ったのです。

今はだいぶ構造が変わってきているので、少し様子が違うかもしれませんが、少なくとも僕が学生時代新卒時代は、自分の仕事を探すというとリクナビとかマイナビのようなリクルートサイトを通じて自分が応募する仕事を探していたような気がします。で僕自身は大学院を卒業してポスドクをやった後企業に勤めたのですが、その時もエージェントを利用して自分が勤めた会社を決めました。別にその当時このことに何の不思議も思ってなかったのですが。

今僕はたまたまあまり洗練されきっていないような、外資系企業に勤めています。そしてここの社内一斉メールに、結構いろんな国の応募者から、「自分はとあるポジションにアプライしたい」というようなメールが届いたりします。それを改めて見てふと不思議に思ったのです。なんで我々はこうやってアプライしてくる外国人のように自分で自分の勤めたいと思う会社に直接問い合わせをしないのだろうか、と。

考えてみれば自分が大学院の研究室を選ぶときには、どこかのリストからそれを選んだというようなのではなく、自分自身がいろんな情報源を吟味して、最後は直接その先生にコンタクトをとって大学院を受験したものでした。というよりほとんどの修士、博士課程の学生は多分そうした方法で自分自身の進路を決めているというふうに思うのです。ではなんで仕事探しはそうじゃないんだろうかと。

昨今ようやく本格的な議論が始まった戦前来から続く、新卒一括総合職採用と言う仕組みがパントあって、ほとんどの大企業が中途採用や通年採用採用していないからということが1つの答えではあったと思うのです。

しかし本当はそういったリクルート活動をしているような会社ばかりが会社ではなくて、常に人を募集してるような中小企業も僕らの頃からたくさんあったはずなのです。ある意味我々は受け身に飼い慣らされていたのだなぁと言うふうに思うのです。
 
さっき書いたように世の中は変わってきましたので、自己プロポーズのような形で仕事を探す事は新卒の学生であってももっと一般的になるでしょうし、あまり詳しくは知りませんがそういうことを助けるようなサービスも既にあるようです。

博士が仕事がないことはもちろん事実としてあるのですか、自分自身で道を切り開いていく過程で得られるものもあるのではないか、というふうにも思います。

残念ながら小さな会社ではそうした人材は持て余される可能性もあるのですが、逆に希少だからと歓迎されることもあるのではと思うのです。

考えてみれば自分も今の会社は自分で今の上司にお願いをして入社させてもらい、それで一定の満足度を感じてはいます。 やればできる とっかかりを探すのが一苦労かもしれませんが。

気がついたらお題に関連していたのでタグづけしてみました。沢山お越しくださいまし。


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