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重甲ビーファイター特別編 Episode.0

注:上部サムネで使用している画像は所持しているカードを撮影、高画質に加工したものです。
キャプ画(スクショ)やいわゆる拾い物(インターネットに既にupされていたもの)ではございません。

ブルースワット関連ではご無沙汰しております。
ここから3回に渡り、ブルースワットの3人が奇跡のゲスト出演を果たしました重甲ビーファイター52話、53話について綴っていきたいと思います。
(三記事ともブルースワット週イチ感想記事のマガジンに収納いたします)
なお、製作上の諸々は関係者様より聞いている部分もございますが公式発表ではない部分も多々あるため、ここではあくまでも

・特捜ロボジャンパーソン
・ブルースワット
・重甲ビーファイター

が一同に会したスペシャルな話を純粋に楽しんでいただくためにキャラクター、話の流れなどを丁寧に追って行けたらと思っておりますのでよろしくお願い致します。
今回は三作品の概要及び登場人物の紹介、なぴ氏の雑感&Another Story(前日譚)だよ!!!
(更新日も予告してるから見てね!👇👇👇)
では早速行ってみよう・*・:≡( ε:)


ここからは登場する三作品の概要と今回(ビーファイター52話&53話)に登場するキャラクター紹介、そしてビーファイター、ジャンパーソン視聴の思い出と雑感です🤗✨(ブルースワットは感想記事マガジンに入ってるので見てねー!←ステマかよ🤦‍♀️)
(なお、ジャンパーソンとブルースワットに関してはこの話登場時におけるスーツアクターさんの公式情報がありませんので、各作品の本編当時の明記になることをご了承くださいませ)

重甲ビーファイターとは?

1995年2月5日から1996年2月25日まで全53話放送。昆虫の力を持つインセクトアーマーで変身するブルービート(甲斐拓也)、ジースタッグ(片霧大作)、レッドル(初代:羽山麗、二代目:鷹取舞)が異次元侵略集団ジャマールと戦う。物語途中でレッドルとして戦っていた麗がアースアカデミア南米支部へ転属となり、学生だった舞が加入。
それと前後して、拓也のクローンとして造られたシャドー/ブラックビートが登場。拓也のライバルとして様々な激闘を繰り広げ、その正体を知った拓也が一時戦線離脱するなどストーリーに与えた影響そのままに、最終決戦は拓也vsシャドーという異例の展開を迎えた。

今回の登場人物&キャラクター

・ブルービート/甲斐拓也  演:土屋大輔 
SA:(アップ)岡元次郎、日下秀昭
         (アクション)高岩成二

アースアカデミア所属の昆虫学者。アマゾンの奥地で森林の調査をしている時に老師グルに見出され、ブルービートとなる。
性格は温厚で冷静沈着。すべての生物を愛する優しい青年。戦いが進む中で登場したシャドー=ブラックビート(演:土屋圭輔)が自分のクローンであると知り、自責の念から一時は戦線を離脱するが大作の言葉を思い出し奮起。異次元侵略集団ジャマールを倒した後、自らブラックビートとの決着をつけた。

・ジースタッグ/片霧大作  演:金井茂
SA:(アクション)今井靖彦

樹木医。知り合いの少女、はるかを助けるために初代レッドル・羽山麗(演:葉月レイナ)と共にジャマールに戦いを挑んだ精神を昆虫たちに認められジースタッグとなる。
性格は一本気な熱血漢。自らの力を過信し突っ走ったり、拓也と衝突することも度々あったが、麗がアースアカデミア南米支部に転属し、後任の鷹取舞がレッドルになってからは徐々に落ち着きを見せ始め、拓也の良き理解者となっていく。

・レッドル/鷹取舞  演:巴千草
SA:(アップ)今井喜美子 /(アクション)宮崎剛

大学生。初代レッドルの羽山麗がアースアカデミア南米支部へ転属となったのと同時に日本支部へ運ばれたパルセイバーを届けに来たところを昆虫たちに見出され、二代目レッドルとなる。
性格は天真爛漫で明るく物怖じしない。ジャマールの怪人といえど生命を大切に想う心から説得を試み、更生させたこともある。

・向井健三  演:笹野高史
アースアカデミアの日本支部長。ビーファイターの代表として、拓也、大作、麗、舞を支える。実年齢より上に見られることを良しとしないせいか、拓也や大作にからかわれるとムキになって現場に出る一面を持っており、初恋の人を救うため「ムカイターK3」というアーマーをつけて戦ったこともある。

・異次元調達屋カブト  声:吉水孝宏
ビーファイターを導く老師グルの息子。父に反発して商人をしながら次元を行き来しており、怪人と対等に戦うほど戦闘力も高い。何故か関西弁を話し、ブルースワットのショウとサラとも既知の仲。今回彼らやシグのみならず、ジャンパーソンとガンギブソンも呼び寄せるなど顔が広い。

・魔道士(破壊神)ジャグール  声:京田尚子
ガオームが呼び寄せた異次元世界伝説の司祭にして最大の暗黒呪術師。本編19話で誕生させたブラックビートに粛清されるが生き延びており、自らの魔術でビルゴルディ・クイーンを復活させる。その最大の目的は女性が産み出す母なる力、そして日食のエネルギーですべての悪を復活させ、自らを破壊神に進化し世界を闇に陥れることだった。

ビーファイター視聴の思ひ出と雑感

放送当時、ビーファイターは1〜6話まで録画機器が無い環境だったので見られなくてですね……。
最初に観たのが初代レッドル麗ちゃんの主役回「謎の激写マン!」。
随分ブルースワットとは違う方向性だなというのが第一印象。それでもちゃっかりヒロイン麗ちゃんを追いかけていたのだけど、突然の離脱😢😢😢
その後現れた舞ちゃんもとても可愛いしすごくあっけらかんとしてすぐに大好きになりました☺️💞
麗ちゃんがいた頃は拓也・麗ちゃんが大作を諌めるという場面が多かったけど、舞ちゃんが来てからは鉄砲玉舞ちゃんを見守るお兄ちゃん達って感じで関係性が変化したのも良かったですね〜🤗

ブルースワットとは?

1994年1月30日から1995年1月29日まで全51話放送。宇宙の星々を侵略してきたスペースマフィアに対抗するため組織されたものの、その策略によって壊滅したブルースワットの生き残り、ショウ(鳴海翔)、サラ(美杉沙羅)、シグの3人とサポーターのセイジ(宇佐美星児)、スミレ(麻生すみれ)がエイリアンと戦う。
戦いが進む中で、ショウの悪への怒りと呼応した生命体、ゴールドプラチナムの力によって(ショウが)ハイパーショウとなるなどの戦力強化を経て激闘を繰り広げ、5人の揺るぎない絆とゴールドプラチナムと育んだ友情の力でスペースマフィアを撃破。
物語序盤で地球人の広瀬剛にインヴェードした宇宙人と判明したシグは、スペースマフィア幹部のジスプがインヴェードし後に解放された広瀬の息子、ザジと地球人として暮らす道を選び、ショウとサラはプラチナムの意志を継いで時空を超える戦いへと旅立った。

今回の登場人物&キャラクター

・鳴海翔(ショウ)  演:正木蒼二/SA:横山一敏
スペースマフィアとの戦いの後、ゴールドプラチナムの遺志を継ぎ時空を超えて戦っている。ブルースワットではリーダーとして戦い持ち前の明るさとストレートな性格でチームを引っ張った。異次元調達屋カブトとはある因縁(笑)がある。

・美杉沙羅(サラ)  演:白鳥夕香/SA:今井喜美子
スペースマフィアとの戦いの後は、ショウと共にゴールドプラチナムの遺志を継いで時空を超えて戦っている。ブルースワットでは元ロス市警SWATで培った確かな射撃力と抜群の度胸でチームを支えた。
今回の戦いでもプロとしての姿勢は変わらない。

・シグ(広瀬剛)  演:土門廣/SA:竹内康博
スペースマフィアとの戦いが進む中で、インヴェードしていた広瀬剛(演:土門廣・二役)との細胞の融合が進み、彼の息子ザジへの父性が芽生えたことで自ら地球人となったブルースワットの頭脳(ブレイン)。ビーファイターが地球を守った戦士であることを教えるなど、どこかギクシャクするチーム間の潤滑油的存在。

・クイーン  演:長門美由紀/SA:橋本恵子
スペースマフィアの最高権力者。様々な星を侵略し地球へと降り立ったが、その傍若無人たる振る舞いから配下であったジスプ(演:(人間体)笠原竜司/怪人態の声:小峰裕一)に謀反を起こされ組織は壊滅。自らもハイパーショウの放ったドラムガンファイヤーでブラックホールへと吸い込まれ滅したが、ジャグールの魔術によって復活。ビーファイター達を苦しめる。

特捜ロボジャンパーソンとは

1993年1月31日から1994年1月23日まで全50話放送。主人公は人間が変身しないロボット。番組序盤でロボットマフィア・ギルドを壊滅させたものの、その後は3つの敵対組織と激しい戦いを繰り広げる。
その最中で出会った相棒・ガンギブソン、サポートする女性科学者・三枝かおる(演:川嶋朋子)、弟の周平(演:富田樹央)らと共にジョージ真壁(演:高橋一興)率いるネオギルド、綾小路麗子(演:高畑淳子)率いるスーパー・サイエンス・ネットワークを倒した後、最大の敵、帯刀コンツェルン総裁・帯刀竜三郎が変身するビルゴルディと激闘の末、勝利した。

今回の登場キャラクター

・ジャンパーソン
声:小峰裕一
SA:(アップ)横山一敏/(アクション)竹内康博

ロボット犯罪の重武装化に対抗するため警視庁が造り出した戦闘ロボット。プロトタイプMX-A1の暴走でプロジェクトごと無きものとされていたところをかおるに改造された過去を持つ。物語序盤は必要最低限のこと以外話さず正体不明の存在だったが、徐々に感情を露わにするようになり、かおるや周平、そしてガンギブソンらと心を通わせるようになっていった。
この話のジャンパーソンは皆のリーダー的存在。

・ガンギブソン
声:松本大(ジャンパーソン本編時は鳥居賞也)
SA:(アップ)菊地寿幸/(アクション)前田浩
最初は敵としてジャンパーソンの前に現れた拳銃使い。二丁拳銃を華麗に操る。ネオギルドのジョージ真壁との確執から恋人のキャロルを喪い、謀反。徐々にジャンパーソンと友情を育みよき相棒となっていく。この作品のガンギブソンは砕けた口調ながらもショウを諭したり場を取り持ったりといい兄貴分として存在している。

・帯刀龍三郎/ビルゴルディ
演:菅田俊/SA:岡元次郎、岩田時男
帯刀コンツェルンの総裁。よくペロペロキャンディーをなめている。その言動はなかなかトリッキーながら冷酷な一面が見え隠れする。秘書を喪いビルゴルディとなってからはジャンパーソンの最大の敵として立ちはだかり、今回もキャンディをなめながら登場しつつも容赦ない攻撃でジャンパーソンを追い詰めた。

ジャンパーソン視聴の思ひ出と雑感

とにかく放送当時に第1話観て色々と面食らいましてね……(笑)。

「え?!  人間変身しないの?」
「え?! しゃべらねぇ!!!」
「ってか高杉くん(fromバイオマン)と俊平(fromターボレンジャー)出とるやん!」


おまけに(注:戦う)ヒロインいないし(¬_¬)ジト-
女性記者のアキさん(観崎美和さん)可愛かったけどこの時のなぴ氏には刺さらなかったのファンの方ごめんなさい🙏💦
それでも高杉くん(太田貴彦さん)と俊平(片桐順一郎さん)出てるからと見続けていたのですが、そのうちアキさん、小杉警部、高井戸さんと出なくなって観なくなっちゃったんですよね……。
(辛うじてバイオマン男性陣の阪本良介さん、大須賀昭人さんゲスト回は見たんだけど💦)
だからここで懺悔しますとね。

土門廣さん、柴田時江さん(この時は上野なつみさん名義)ゲスト回見たのなんて一昨年ですよ🤣🤣🤣

最終回観たのも今年の春先だったかな?ってくらい話数を観てないから、話の流れやキャラクター相関が掴めなくて。(ファンの方申し訳ありません💦)
今回の紹介文はかなりWikipediaのジャンパーソンの項目を参照させていただきました。執筆者さま本当にありがとうございました。

更新日について

ビーファイター52話「集結!! 3大英雄(ヒーロー)」の感想記事は10月18日金曜日(明後日)朝8:00。
ビーファイター53話「翔け!! 英雄(ヒーロー)達」は次週10月25日金曜日の朝8:00に更新します!
わたくしのことですから、ブルースワット中心の見方になるのは確実ですが(苦笑)、何卒よろしくお願いいたします🙇‍♀️


Another Story

「ひ〜! やれやれだ。やっと終わったぜ」
ある次元で手こずってた案件がようやく片づいた。
シルバニックギアのヘルメットを脱いだ俺に、傍らで同じ動きをしたサラが何かを投げてくる。
「サンキュ」
手にした小さなパックの蓋を開け、一気に飲み干す。
地球で言うなら缶ジュースみたいなものか? 
この前声をかけてきた調達屋から仕入れたものだけど、これがなかなか美味い。
以前、何故か大阪弁をしゃべる白い調達屋が食べさせてきたインチキラーメンとは雲泥の差ってやつだ。

なんだかんだ言って、地球を離れて1年か。
サラとふたりだけで戦うのもようやく慣れた。ってとこ。
「そういえば──シグ、元気でやってるかしらね」
背中の辺りまで伸びた髪をかきあげて、サラがつぶやく。
「今頃、ザジの教育パパにでもなってんじゃね?」
シグの顔真似よろしく目をカッと見開いてやると、いつもはクールな面差しが緩み、肩を小さく震わせる。 
「多分セイジとスミレから色々聞いてんだぜ。アイツ、地球の文化に疎いしさ」
「ありえない話じゃないわね」
長引いた戦いで緊張を強いられていた俺たちの空気がフッ、と和んだその時、いきなり何かが飛んでくる気配を感じた。 
「危ねぇ!」
咄嗟にサラの手を引き倒れ込んだ俺らの近くに、煙を立てた小さなロケットみたいなのが刺さっている。

「何かしら……」
訝しげなサラと頷き合い、そっと近づいて引き抜いたロケットを逆さにすると、何か出てきた。

『挑戦状
今日午後二時
地獄谷
子供たちを
可哀想と思うなら
必ず来い。』

「挑戦状?!」
同時に叫んだサラと顔を見合わせる。
「地獄谷って言ったら───」
「……今度はどの輩が地球の平和を脅かそうってんだ」
「行きましょう!」
「ああ。こうしちゃいられねぇ!」
頷きあって、スターフォートレスに向かって走り出す。

必ず、今度もぶっ潰してやる。
地球の、子供たちの平和は俺たちが守るんだ。

✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼

「じゃあパパ! 行ってきます!」
「ああ。気をつけるんだぞ」
「はーい!」
日曜日の昼下がり。
今日はセイジ、スミレと約束があるというザジを送り出す。
地球での生活に不慣れな私と、幼少期から眠り続けていたザジとの日々を見かねて、何かと面倒を見てくれる彼らには感謝しかない。
「さて、と」
空を見上げた私の脳裏に過ぎる、ふたつの面影。

「元気でやっていますか? ショウ、サラ」

地球に残ると決めた私とは正反対の決断をし、ふたりは宇宙へと旅立った。あれから1年。
地球はその後ジャマールの侵攻を受けたものの、新たな戦士、ビーファイターが守ってくれた。
今、復興途中ながらもこうしてささやかに暮らせる喜び。彼らも、様々な時空の平和を守っているのだろうか───。 

ショウとサラに思いを馳せていた私目掛けて、何かが飛んできた。
咄嗟に逸らした顔のすぐ近くでソレをキャッチし、乱雑に折りたたまれた紙を丁寧に開く。

「─────挑戦状?」

読むと、子供たちという言葉が妙にひっかかる。
平和を戻ってきた今、この文面からしてイタズラの線も否定できないが、長年戦士として戦ってきた何かが、放ってはいけないと警告する。

「────向かってみるか」

私は自室に戻り、襖を開けた。
そして、ケースにしまい込んでいたメットとプロテクターに手をかける。

どうか何事もないように。そう、祈りながら。 

……To be continued





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