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電撃戦隊チェンジマン # 0

本日2月2日は、電撃戦隊チェンジマンの第1話放送日。2025年は、1985年の放送開始から40年の記念すべき年です❤️🖤💙‎🤍🩷

2023年〜2024年の「ブルースワット」
2024年〜の「超電子バイオマン」(ただいま休載中)
と週イチで書き綴ってきた周年を祝う感想記事も、いよいよラストイヤーとなりました。
そこで今回は!!!
前2作に習いまして「エピソードゼロ」と題し、プレ記事として
・チェンジマンとはどういう作品か
・チェンジマンの初期登場人物
・更新日
・Another Story
を書き記して行きたいと思います。

なお、例年通りではありますが

“※1…未見の方へのネタバレを極力防ぐため、目次を設定しております。メンバー各個人の人物紹介には物語の根幹に関わる記載もありますのでご覧いただく際はご注意ください。
※2…著者は日頃から物語及び主要メンバーを追って作品を観ている為、装備・戦力等に関してはこの記事で触れておりません。主要メンバー(今回はチェンジマン及び大星団ゴズマ)以外の人物設定含め詳しくは下記リンクのWikipedia先生をご参照下さい。なお、項目の正確性に関しては各自でご確認下さい。
※3…記事の最後の小話(Another Story)は大幅な設定改変は行いませんが、基本的に筆者の妄想と捏造の賜物です。読む人を選ぶお話になる可能性が高いのでご覧いただく際は自己責任でお願い致します。

では行ってみよう!・*・:≡( ε:)


電撃戦隊チェンジマンとは

1985年2月2日から1986年2月22日まで全55話。今年で50周年を迎える「スーパー戦隊シリーズ」において、第1作の「秘密戦隊ゴレンジャー」の84話に次ぐ放送話数を誇る作品です。
最高傑作との呼び声も高い今作は、前作「超電子バイオマン」の連続ドラマ性とダブルヒロインを引き継ぎ、それを進化させた作品であるとなぴ氏は考えております😌✨
メンバーの配色「赤黒青白桃」も(現段階では)唯一無二。というなかなか特殊な位置にいる作品ではないかと🤔
個性豊かなチェンジマンの5人。そして過去作以上に一筋縄では行かない大星団ゴズマの面々。そのゴズマによって故郷を奪われた数多くの宇宙人のドラマは物語を大いに盛り上げてくれましたよね🥹

さぁ、そんな物語、そしてキャラクターを紐解いて行くとしましょう🤗

物語概要

地球守備隊日本支部にて行われていた地獄の特訓。
その訓練を率いていた伊吹軍曹に反発した隊員たちは訓練を離脱。そこへ襲撃してきた大星団ゴズマ。仲間が次々と倒れていく中、剣飛竜、疾風翔、大空勇馬、渚さやか、翼麻衣の5人を包んだ謎の光────これこそが、伊吹の求めていたアースフォースだったのだ。
アースフォースを浴び、電撃戦隊チェンジマンとなった5人はゴズマとの戦いの中で多くの宇宙人がゴズマの支配下に置かれていることを知る。
熾烈を極める戦いの中で突如現れた第三勢力とも呼べる女王アハメス。そして故郷から騙され地球に連れてこられたリゲル星人の少女・ナナが持つ神秘の力の秘密。そして、ゴズマの侵略に泣いてきた多くの宇宙人の悲哀などを描き出し、高いドラマ性を保ちながら最終決戦へと進んでいくこととなる。

登場人物

※物語の根幹に関わる記述がございますので、チェンジマン未見、及び途中までの視聴の方はご覧いただく際お気をつけください※

チェンジマン

・剣飛竜/チェンジドラゴン
演:浜田治希(現:治貴)、SA:新堀和男

元宇宙守備隊日本支部航空部隊将校。アースフォースを浴びチェンジドラゴンとなる力を得る。チェンジマンのリーダー。
責任感の強さゆえか直情的なところがあり、自分の思うままに走りがちがゆえに、仲間を欺いて解決後にとっちめられることも。
高校時代は野球部のエースで、ドラゴンボールという決め球を持っている。

・疾風翔/チェンジグリフォン
演:河合宏(現:和興)、SA:的場浩二

元宇宙守備隊日本支部レンジャー部隊将校。アースフォースを浴びチェンジグリフォンとなる力を得る。当人も自覚するほどのイケメンで身だしなみを整えることに余念がなく、常に櫛を持ち歩いている。チェンジマンのサブリーダーとして剣を時に諭すなど冷静な顔を持つ一方、女性には甘く騙されて大きなダメージを負うこともしばしば。子供に優しい一面も持っている。

・大空勇馬/チェンジペガサス
演:和泉史郎、SA:喜多川務
元宇宙守備隊日本支部陸上部隊将校。アースフォースを浴びチェンジペガサスとなる力を得る。
性格はひょうきんで、子供の純粋な夢を信じる心の優しさを持っているチェンジマンのムードメーカー。地獄の特訓の前におにぎりを作って食べようとしたこともある食いしん坊。将来の夢はとんかつ屋。チェンジマンの4人を引かせるほどの音痴。

・渚さやか/チェンジマーメイド
演:西本ひろ子、SA:赤田昌人

元宇宙守備隊日本支部作戦部隊将校。アースフォースを浴びチェンジマーメイドとなる力を得る。
頭脳明晰で新兵器などの開発にも携わる、チームの頭脳(ブレイン)。当初はやや強気な性格が目立つ一面もあったが、子供の母親代わりになるなど心優しく、ひょうきんな一面も持っている。
エチケットにはちょっとうるさい。

・翼麻衣/チェンジフェニックス
演:大石麻衣、SA:蜂須賀祐一

元宇宙守備隊日本支部諜報部隊将校。アースフォースを浴びチェンジフェニックスとなる力を得る。
男に負けずとも劣らない度胸と格闘術を持ち、行動力も抜群。ライダーに引けを取らないバイクテクニックで「兄貴」の異名も持つが実は初恋が20歳という純粋な部分も持っている。弱点は幽霊と絵を描くこと。歌が上手い。

・伊吹長官  演:藤巻潤
電撃戦隊長官。チェンジマン選出前は「鬼軍曹」としてアースフォースを浴びる戦士を見つけるため地獄の特訓を繰り返していた。地球人の誰よりもアースフォースの力を信じ、個性豊かな5人を厳しくもあたたかく見守る。実はゴズマに滅ぼされたヒース星人ユイ・イブキ。

・電撃戦隊戦士団  演:鈴木玄秀、庄司浩和、野本奈穂子、菊池香理、渡辺実 ほか
チェンジマンの5人を情報、技術面など様々な面でバックアップする。剣たち5人がチェンジマンに選ばれる前は共に厳しい訓練に励んできた仲間。ゴズマのパワーアップで苦戦し、5人が挫けそうになった時は自ら武器を持ち敢然と立ち向かった。

大星団ゴズマ 

・星王バズー  演:桑原一人、声:加藤精三
ゴズマの絶対的権力者。ホログラフィで現れ、部下たちに命令を下す。失敗したものへは制裁を厭わず、ギルーク司令官の盟友、アハメスが登場してからはは互いをけしかけ、失敗続きだったギルークを追放するなどなど目的のためには手段を選ばない。その正体は巨大な惑星状の巨大生命体。

・ギルーク司令官  演:山本昌平
ゴズマの筆頭司令官。自らの星ギラス星を守らんと最後まで果敢にバズーに抵抗し戦ったが故郷の星が破壊された後はバズーの軍門に降り、司令官として様々な星を滅ぼしてきた。一度は失脚するも最期まで悪としてチェンジマンを追い詰め、彼らしく散った。

・副官ブーバ  演:岡本美登
かつては仲間と共に宇宙を荒らし回っていた宇宙海賊。戦闘力が高く、ギルークの片腕としてチェンジマンを幾度も追いつめた。ゴズマの軍門に降っても宇宙海賊としての誇りを持ち続け、恋人を喪った最終盤でシーマを助け、ドラゴンに一騎打ちを挑み彼らしく散る。

・副官シーマ  演:藤枝かな、声:飯田道郎
アマンガ星の女王。ゴズマの軍門に降り幼い頃から愛よりも憎しみを教え込まれて育ったからか、女性でありながら男声で話す。変装が得意でよく疾風を翻弄したが、戦い終盤でゴズマの在り方に疑問を持ち、ブーバの力で離脱。チェンジマンの頼もしい味方となる。

・航海士ゲーター  声:増岡弘
ゴスマードの航海士。何故か関西弁を話すひょうきん者。地球に降り立つ時はタキシードなどを着用するオシャレな一面も持っている。ナビ星に残していた家族が地球に来るようになってから自分の使命に揺らぎ始めて、終盤で子供が産まれたことから我が子を抱きたいとゴズマを離脱する。

・ギョダーイ  声:渡部猛
口から出す光線が宇宙獣士の細胞を活性化させ巨大化することからゴズマに目をつけられ、ギョダーイ星人最後の生き残り。巨大化させるためにエネルギーを使い果たすためにゴズマードではいつも寝ている。一度ゴズマードを抜け出した際の故郷への思いが、剣の心を打ったこともある。

更新日について

X(Twitter)の感想ポストと連動させて更新を行います。
まず、X(Twitter)の感想ポスト更新が今日よりスタート。毎週日曜日夕方6:00にポストをしていきます。
noteの感想記事は少し間を頂きまして、1990年の北海道再放送時と同じ、毎週金曜日の夕方5:30に(予約投稿にて)更新いたしますのでよろしくお願いいたします🙇‍♀️
こちらの初回更新日は2月7日(金)の夕方5:30です!

Another Story

「ったく。足手まといも甚だしいよな」
一部の隊員の声が、私たちの耳を刺してくる。
地球守備隊で極秘に集められ、過酷な訓練を課されるようになってからすでに10日。
私、渚さやかが所属する作戦部隊にも動員がかかったけれど、如何せん頭脳労働を主にしてきた私たちだ。
訓練の最中足を引っ張ることも少なくない。
「しかしあの鬼軍曹、何で頭しか使えないやつら引っ張ってきたんだろうな」
「さあ? あの鬼の考えてる事はよくわからん」
「それにしても可愛い子いるじゃん。少し付き合って貰おうぜ」
腹に一物抱えてそうな目線で睨め付けた男の手が伸びてきた。咄嗟に構えた私を遮るように跳ね除けた手に、男たちの視線が注がれる。
「なんだよ貴様!」
「ダッサい連中ね」
私の前に立ちはだかり憮然と言い放ったのは、確か。諜報部隊の翼麻衣、っていったっけ。
「あぁ?!」
「本当のこと言って何が悪いのよ。自分たちに歯向かえない様な存在にしかケチつけられないなんて、情けないにもほどがあるわ」
「……! この野郎!」
繰り出された拳を真正面から受け止めた麻衣が、鮮やかに男のお腹付近に蹴りを入れる。
倒れ込んだ大きな音に気づいたのか、何人か駆け寄ってきた。
「おい! 何やってるんだ?」
「弱いものイジメする馬鹿どもを黙らせただけよ」
航空部隊将校の剣飛竜ににべもなく言ってのけた麻衣が、踵を返す。
「あ、あのっ!」
彼に会釈をして慌てて追いかける。
「───ありがとう」
「別に。ああいう卑怯な輩が許せないだけよ」
次の角を曲がったところでどうにか追いついてお礼の言葉を口にした私に、麻衣が小さく笑う。
「明日も早いから、とっとと風呂入って寝ましょ。じゃあね」
ポン、と肩を叩いて去っていく麻衣の背中を見ながら、ほんの少しだけ。
不安が和らいだような気がした。
やっていけるかはわからないけれど、ここに来た以上はやるしかない。
窓から差し込む柔らかな月の光を見つめ、私は小さく息を吐いた───。

つづく

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