みかんの収穫が終わったら、数ヶ月かけて「剪定」という作業が始まります【Tara】25
早津みかん園の早津さんが1番好きな作業が「剪定」らしい。
収穫よりも剪定。
「できるならずっと剪定してたい」
とまで言うほど。
・昨日の積み上げ
◆note1本 生産
◆早津みかん園 選果〜箱詰め〜出荷
剪定とは
木の枝を切って形を整えたり、
枝同士が邪魔しないようにしたりすること。
更に、見た目だけでなく
養分を効率よく吸収できるようにする剪定の技術もある。
これが多分すごい技術で、
早津さんは、論理的に剪定を教えることができる人を
自分の師匠以外で見たことがないと言っていた。
剪定する目的は?
前に、
「接ぎ木したのに元々の枝が生えてきた時は、切らずにそのまま成長させる」
的なことを書いた。
国の指導の真逆のことだけど、それがみかんの木にとっては
ごく自然で当たり前のこと。
(「接ぎ木したみかんの木は長く続かない」は嘘⁇【Tara】14)
新しく接ぎ木した方の枝をたくさん伸ばしたいのに、元々の木の枝が生えてきたら一見邪魔。
だけど、あえてそれを伸ばす。
どんな風に伸ばすのか?
その枝を、竹のように細く長く成長するように「剪定」して伸ばす。
すると、最期には自重で倒れる。
自然に元々の枝を消滅させることができる。
逆に、新しく接ぎ木した枝は、
柿のように内に内に伸ばすように剪定していく。
ただしこれは数年がかりの仕事。
そして熟練の技。
剪定を見てみたい
それ程までの技術を、
絶対にこの目で見てみたい。
–「収穫の時も、『この枝切った方がいいな』とか考えながら作業するのが楽しい」
収穫が終われば俺ら住み込みバイトの役目も終了。
だけど、早津さんにお願いして、
バイトとは関係なく剪定の作業を見せてもらいたいな
とこっそり考えている、
2019年、暮。