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[2021年度 最新版】0-10Studioメンバー紹介⑩ 栗林寿樹(くりばやしかずき)

”0-10Studioはアカデミックシアターの羅針盤”

はじめまして。
私は骨が大好きな原始人とでも名乗っておこう。

10人目の他己紹介!
今回は「栗林寿樹」を紹介しようと思う。

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く くりりんと呼んでください
り リーダー気質な
ば 馬力があって
や 野心家な男
し 信じる所を突き進む
か カメラ大好き
ず ずずずと豪快にそばをすする
き 気さくで可愛い大学生

とにかくエネルギッシュ。私が彼には初めて会った第一印象は「めっちゃぎらついてるやん(笑)」
しかし喋り始めると可愛いの大渋滞。面倒見がよくて家族思いだとか。心優しい彼はこよなく妹を愛しているのだろう。【急募】見つけて!この男の弱点!

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・くりりんワールド全開!

■わさびの香り~和風・オクトパス仕立て
彼に大好物を聞くと待ってましたと言わんばかりに力説し始めた。

「まじで大好きなんです、たこわさ。」

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ふふっ。なぜか面白い。 

「たことは長い関係なんです。お食い初めのとき、たこをひたすらしゃぶっていたそうです。こうきさん(記者)の骨と一緒ですね。」

やかましい(笑)


「2年前に初めて食べたたこわさがめちゃくちゃうまくて。衝撃を受けましたね。そこからめっちゃハマって。居酒屋に行くと必ず最初に頼みます。スピードメニューですから。でも今のところ人生で一位のたこわさが最初に食べたたこわさなんですよ!それが僕、悔しくて。原点にして頂点もいいんですけど、僕の舌を唸らせるたこわさはないのかと今探しているところです。」

(なんという爽快感。彼をそのまま味わってほしいので相槌を入れずにそのまま皆さんのもとへ!)

ん?彼とたこわさちゃんのラブストーリーを聞かされてるのかな?これぞまさに運命。最初に食べたたこわさが振られる日は果たして来るのか。見ものだ。

◆水の中で呼吸ができる喜び
彼は多趣味だ。カメラに読書。スキューバダイビングにスノーボード。
スキューバダイビングのAOWD(アドバンスオープンウォーターダイバー)という資格も取ったそう。アドバンスだからすごそうと思ったら「2日研修受けたら取れますよ!」
まじで!取りに行こ!

スキューバダイビング

—スキューバダイビングの魅力は?

「水の中で呼吸ができるという感動。長い歴史の中、近代以前の人間が絶対体験できないことが出来ることです。」

んな、大袈裟な(笑)

「もちろん魚もかわいいし珊瑚は美しい。ただ、よく何もない海を漂うとき、地上ではたぶん、出来ないものの考え方をしながら物思いに耽るんです。月並みですが“何もかも、海からすればちっぽけ”ですから。」

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でました!セカイノクリバヤシ!この調子でどんどんいってみよう~!

▼好きを通り越してこだわりに
一番好きなことは温泉に入ること。

温泉 栗林和樹

“結局はスノボのナイターの後に入る温泉“

彼曰く、寒くて明るいスキー場を滑り終えたあと、熱く暗がりの温泉で一息つくのは格別のようだ。
雪を眺めながら温泉でリラックス。んーたまらん!

「僕のマイルールなんですけど、温泉に行くと必ずそばを食べます。」

なかったらどうするん?

「なかったらうどんとか…(笑)冷たい麺類を火照った体にずずずといきたい。」

いいねー!今にも麺の音、聞こえてきそう。

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「温泉の後はそば・コーヒー牛乳・温泉卵はほしいですね。温泉卵はほとんどないですけど(笑)」

彼は強いこだわりを持っている。そしてこだわりをどんどん主張してくれる。節目やどこかに出発する前には必ずそばを食べるとも言っていた。こだわりを話す彼はなんだか生き生きとしていてかっこよかった。あっ、かっこいいのはいつもか!

▲書道から学ぶ。絵画の魅力
本屋巡りや古着屋巡り、温泉巡りに美術館巡りもするそう。彼はとにかく巡っとけばいいと思っているのか!?にしても彼は感性が豊かである。好きな絵画はルノワールの『ムーランドラギャレット』と激推し。
ちなみに彼のスマホケースに描いてあるのはゴッホ作『夜のカフェテラス』だった。

いや、ムーランドラギャレットではないんや。—なんで好きになったん?
「僕は書道をずっとやっていて、そこは黒と白という制限された世界でした。ですが印象派(19世紀後半のフランスに発した絵画を中心とした芸術運動)の画家はほとんど白黒を使わないで表現する。印象派の鮮やかで自由な色使いに心打たれました。」

夜のカフェテラス


たしかに夜のカフェテラスの空の黒色は青色で表現されている。印象派の画家が描いた絵画をGoogleで調べてみると、この世のものと思えない綺麗ものばかり!私はモネの『積みわら』がいいと思った。是非皆さんもお気に入りを探してみて!

・ある一人の大学生の軌跡

”週四で女の子にボコボコにされる気持ちわかりますか?”

幼稚園から柔道をしていた。しかしまあ~~柔道が大嫌いだった、当時の彼。理由はみんなが強すぎるから。もしくは彼が相対的に弱かったから。
「週四で女の子にボコボコにされる気持ちわかりますか?」
わかる気がする(笑)
中高も柔道部に入り、仲間に恵まれ、そこで柔道が好きに。
そんな彼の今までのお話は↓こちらの記事にも書いてある。

高校卒業後、地元の道場の師範に挨拶に行ったら「立派になったなあ。指導員やらんか。」と持ち掛けられたそう。日本全国でも屈指の柔道指導者である師範に推薦してもらい奈良県(全国でも多分)最年少の全日本柔道連盟の指導員に。

柔道 栗林和樹

「いまは地元の小学生を教えています。かつての自分を教えるよう。」

すごい。先生だったとは。彼に背負い投げされたい(謎の性癖)

”悩むくらいならやったらいいんです。嫌だったらやめたらいいでしょう”

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去年の夏に、実際に事業を興した。いわゆる起業というやつだ。きっかけは近畿大学のACTプロジェクトの一環の起業育成プログラム。そこで彼は、期間中、最も優秀な成績を収めた者に贈られるMVP賞を取った。すごい。事業内容は「日本語学校への教育コンテンツの提供」。簡単に言うと、ベトナム人やインド人の留学生さんに日本の文化を教える、みたいなこと。

「営業の電話やメール、企画立案、提携した学校さんとのお話・・そのすべてを自分たちでしなければならないところが少し大変ではありました。ただ、別に苦ではなかったですね。好きでやっていることでしたし。」

なるほど。「自分が好きでやっていることだから、苦難もまた一興。」みたいな感覚で乗り越えたのか。聞くところによると30名程度の参加者が最終的には2~3名に落ち着くプロジェクトだそうだから並大抵ではない。

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悩むくらいならやったらいいんです。嫌だったらやめたらいいでしょう。向き不向きは、どうしたってあります。僕にとって今まで向いていなかったことは多分、三歳から習っていたピアノだったり、高校の文化祭で女装しながら踊ったダンスだったりするのでしょうか。でも、それも"いい経験"にはなります。"向いているもの"を探しに行きたいものです。」

……まって、女装!?女装しながら踊った話が気になりすぎてその後の話が入ってこなかった(汗)が、「嫌いだったらやめたらいい」この言葉に全てが詰まっている気がした。"できないことがない"人間を目指す必要はない。苦手はあっていいのだ。人生は楽しんだもの勝ち。皆さんも是非向き不向きを見つけてほしい。

”新入生に無惨な気持ちをさせてはならない”

彼は経営学部自治体に所属している。近畿大学に新しい風を吹かせようと。そして彼は仲間たちと、有言実行してみせた。
この四月、コロナ禍の中、例年通りのイベントが何もかも姿を変えてしまった。
“新入生交流会をしよう” 漢、くりりんは立ち上がった。

自治体 栗林和樹

「僕たちはどうにかして新入生に「大学って、こんなに面白いんだ」と伝えたかったんです。何しろ僕たちの学年は新歓などのイベントはおろか入学式すら『ないもの』として世間では扱われた年を過ごしましたから。こんな気持ち、させてはならない。」

え、かっこいい。思わず恍惚としてしまった。くりりんの評価あがりそうやしここ使わんといたろ。(泣く泣く使いました)

「経営学部だけでなく、他の学部の自治会にも協力を要請し───近畿大学の東大阪キャンパスには10つの学部それぞれに自治会が存在するんですが───なんとか成功させることが出来ました。本当にこれも協力してくれたみんな、そして参加してくれた新入生の皆さんのおかげです。」

もしかしてマグロの完全養殖に成功させたのってくりりん?
「そうです」
なんだ、マグロ大学の立役者やったんや。納得やわ。経営学部自治会、そして近畿大学のパイオニアとして頑張ってほしいものだ!

・今、思うこと

カメラ越しにカメラ目線の栗林和樹

0-10Studioでやりたいことは?
「0-10Studio(以下ゼロテンと呼ぶ)は多岐にわたって活動していてテーマを特に設けない。そこが魅力であり強みだと思います。テーマを設けないことで相手に合わせることができる。それによって他の団体さんとも協力しやすくなりますし、取材とかもするから他の団体と繋がりができる。だから他の団体を全学生に繋げたい。」


ゼロテンは近大生と学生団体を結ぶ懸け橋となるべきだと語る彼。人一倍責任感が強く、近大を愛している彼ならではの発想だ。そのうち手作りで近大Tシャツとか近大タオル作りそう。

“やりたいことをゼロテンが羅針盤のように導いてくれるだろう“

何かやりたいと思ってるけどやりたいことが見つからない。そんなときはゼロテンが他の団体の架け橋となって、あなたのやりたいことが見つかる団体へ導く。そして最後は他で得られた知識を使ってゼロテンでイベント企画をして還元してもらう、そんなストーリーを描いているようだ。これならゼロテンだけでなく学生団体にとっても好循環が生まれそう。近畿大学全体を盛り上げてほしい。いや、それが彼のミッションである。
できるぞ栗林!がんばれかずき!

・今、伝えたいこと

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何もないところから何かを作るって、すごいことだと思うんです
例えば、料理然り、作品然り、文章然り。
ただ最近、それってゼロから生成してるわけじゃないよな、と思ったんですよね。
料理は材料から。
作品や文章は、確かに目には見えないんですが、作者の「思い」「経験」から生み出されているんじゃないでしょうか。
そういう、目には見えないものをかき集めること。それこそゼロから10を作り出す工程だと、僕は解釈しています。」

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彼が2進法ならば0だ 
生み出す力を持っている
幾多の経験や思いは
創造力を掻き立てる

人生は2進法
生きるか、死ぬか
するか、しないか
もちろん彼の答えはYES
NOなんて言わせない
経験する度に彼は強くなる

パーソナルインタビューから数多くの名言が生まれた。
どこかで頭を打った?そんなキザっぷりも。しかし、それも含めてくりりんに会ってみたい、あなたはそう思ったのではないでしょうか。 
あなたは彼の弱点を見つけることができただろうか。
次回はくりりんの弱点を探そう!でお送りします。(ありません)

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お読みくださりありがとうございました。

ライター:吉本 亘輝。近畿大学経営学部3年生。好物はフライドチキン。今ハマっていることはゴミ拾い。



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