スローボタン連打
最近、自分なりのストレス管理の方法について考えていた。
仕事をしていると、イライラしそうな状況はよくある。
例えば今、私は会社の10年分の領収書を1から整理するという骨の折れる作業をしているが、その最中に新人さんから道具の場所を聞かれたり、お客様へのお茶出しの方法を教えたりすることが頻繁にある。まるでRPGゲームで大事な戦闘中にNPCに話しかけられているような感覚だ。
自分の作業があるのに、外的要因で中断させられる。これは、多くの人が怒りを感じる状況だと知識として知っている。そう、私だってその瞬間は心の中で「ぎゃあああ」と叫んでいる。
でも、そういう時に私がやっているのは、あえて自分の動きや話し方を遅くすること。まるでスロー再生のように。(ちなみに、声をスローにすると怖い感じになるので、それは避けている)
最初は無意識にやっていたことだが、この方法は結構効果があるのではと気づき始めた。
ゆっくり動くことで、イライラを感じないわけではない。でも、イライラを感じている自分に気づくことができる。そして何より、そのイライラを外に出さなくて済む。私の中の小さな火山は、静かに鎮火していく。
結果として、周りにはイライラしていることを気づかれることもないし、むしろ落ち着いて対応できているように見える。実際、新人さんへの対応もお客様への対応も、領収書の整理も、全部なんとかこなせている。
まるで、時間を自在に操る超能力者のように(といっても、スローモーションだが)
この「意識的なスローダウン」には、いくつかの効果があると思う:
イライラしている自分の状態に気づける
感情をコントロールしやすくなる
周りとの関係性を良好に保てる
複数の作業を落ち着いてこなせる
意外とクールに見える(重要)
特に面白いのは、誰も私の対応を特別視していないこと。褒められることもないし、イライラしているとも言われない。これは、このやり方が自然に職場に溶け込んでいる証拠なのかもしれない。あるいは、みんな自分の仕事に必死で私のスロー演技に気づく余裕がないだけかもしれない。
忙しい時こそゆっくりと。意識的に自分をスローダウンさせる。このちょっとした工夫が、案外効果的なライフハックになるのではないか。しかも、周りから見ると「あの人、常に余裕があってすごいな」と思われる可能性も。(あくまで可能性の話)
もちろん、人によって合う合わないはあるし、常にこの方法が使えるわけではない。でも、イライラしそうな状況に直面した時の選択肢の一つとして、誰かの参考になれば嬉しい。
ちなみに話し方をスローにするとき、気持ち高めの声で喋ると案外不自然にならないというライフハックをあなたに。
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