
重たい仕事と軽い仕事
受けている仕事には「重たい仕事」と「軽い仕事」があるなと思う。
重たい仕事は、工数が多くて時間がかかったり、細心の注意を払わなければならなかったりする。
あるいはその両方が要求され、とても消耗する仕事。
取りかかるのが億劫になるけれど……引き受けた以上はやり遂げねばと、心にムチを打って頑張るしかない。
軽い仕事は、ササッと終わったり、気を配る箇所が限定的だったりと、とにかく気軽、やっていて気が楽。
楽しみながら進められるものだったら、疲れもあまり感じない。
では、重たい仕事の方が高い報酬を得られるかというと、そうとも限らないのが難しいところ。
かかった時間とか、消耗具合とかを考えたら、相場よりも高い額をもらいたいと思うけれど……こちらが要求する価格にならないことだってある。
だから、割に合わない重たい仕事は避けたいなーと思う。
とはいえ、軽い仕事が続くと、それはそれで不安になるから不思議。
「この程度のことで、こんなにいただいてよいの?」
とか、思ってしまう。
「重たい仕事のほうでは、何度も指摘が入って修正しているのに?」
「本当に要求通りのものを納品できているの?」
「この程度でも仕方がないと思われていない?」
と、自分に自信がなくなってしまう。
結局、気軽で気楽な仕事をたくさん受けたいはずなのに、それが良くないことにも思えてくる。
多分、このマインドをどうにかしないと、今の働き方で幸せになれない気がしてきた。
軽い仕事をどんどん受けて心身の負担を減らせば、より多く仕事をこなせる。
収益性が高まって、生活の質を上げられるし、学習やスキルアップに使う余力も持てる。
そして、さらに上を目指す、良いサイクルが作れる。
なのに現実の私はというと、軽い仕事を受けることに消極的になってしまう。
軽いはずのものを重たくしようとして、余計な負担を作り出す。
重たい仕事も受けなければと思ってしまう。
そういうのを徒労と言うの。
この重たい仕事、受けなければ良かった。
せめて半分にしておけば良かったと思いながら、この土日は過ぎてしまいそうだ。
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