僕のスペイン滞在記 #1
こんばんは。店長の田中です。
今年はなんといってもコロナ。これだけ狭い範囲で生活していると海外とか行きたいなぁと思うわけです。
#単純なやつ
そう思っていたら20歳の留学していた時を思い出しました。
若かった、楽しかった、辛かった、たった半年の出来事。36歳の僕には短すぎた時間でした。でもその時の僕が今の僕に確実につながっています。人とのつながりの大事さや、言葉の壁、文化の違いとその乗り越え方。
今日は少し思い出を話してみようと思います。
誰かの未来につながったり、少し挑戦する背中を押すことができたら幸いです。
では、はじまりはじまり。
◆僕のスペイン滞在記
〜留学初期編〜
スペインのバルセロナにある空港に降りたった19歳の少年。そこは明らかに日本と違った匂いがした。日本からでたことのなかった僕にはじめての匂いだ。これから何か起こる予感がする。
今日は以上で物語は半年。全てはここから始まった。人も飯も街も海も全てが最高に感じた半年。僕の人生において感謝しかない半年の始まりである。
英語ができるわけでもない。でも留学しないと卒業できない魅力に惹かれて大学の学部を選んだ。僕にあった選択肢は1つだけだった。
スペインに行く。英語が話せないくせに、スペイン語が話せたら世界中の人と知り合えるというそれだけの理由だった。その方が楽しそう。迷ったら困難でも楽しそうな道を進みたかったのだと今は思う。
スペインのバルセロナという街で、僕は寮で生活し大学に通うことになる。
寮ではスペイン人とルームシェア。そんなのできるのか。そもそも家事なんてしたこともねぇぞ。まぁ何とかなるだろう。基本何とかなるだろうという精神ではいる。
初めてみる景色、人、建物、食べ物は光って見えた。これから待ち受ける現実を前に期待だけがただただ膨らむ。僕はスーパーマンにでもなれるんだろうな。そんなアホな大学生。
きっと未来は明るい。そう信じていた。
寮に入る。スペイン人もいれば同じ留学生もいる。外国人には慣れているんだろう。最初から距離を感じさせない何かを持っている人たちだった。仲良くなりたいなぁと単純に思った。
年齢はあまり関係ない。そんなところも部活ばかりやって上下関係の中で生きてきた僕には新鮮でしかなかった。
コーヒー一杯にも感動できる。
そんな留学生活が始まった。
寮生活は基本全部自分でやらないといけない。
食事、洗濯、掃除。家事はまだいい。スーパーに行っても字が読めない。会計のスピードが早すぎる。最初はずっとお札しか出せなかった。
聞き返すことすらできない。それでも最初は初めての体験を楽しいと思えていた。
自由時間は、共有スペースでパソコンしたり、みんなで話たりできる。徐々にスペイン人とも仲良くなっていくのだが、言葉の壁は確かにあって、言いたいことが言えないこと、相手が何を言っているのかわからないストレスは結構あった。相手のストレスも伝わってくる。ここの乗り越え方で大きく分かれるんだと今は思える。
日本の大学のクラスから同時に十数人が留学し寮生活をしていた。日本人通しでいる時間も増えたりする。そりゃ居心地はいい。
でも僕はスペイン語を喋れるようになりたかった。喋れるようになったら世界が広がることがわかりきっていて、僕には半年しか時間がない。流されるわけにはいかなかった。とはいえ、日本人との友達との時間も大切ではある。
僕は、挨拶をすること。教えてもらうこと。頑張ることをやる。日本人の中で1番友達をつくることを目標にした。言葉は使った時間がものをいう。その手応えだけはあったからだ。
相手に合わせることも覚えた。そもそもこっちの意見を通せる語学力が圧倒的に足りない。
学校は留学生コースで、最初の筆記試験でクラス分けをされた。
僕は半分に分けた上のクラスの1番下。
こらがまた最悪で、授業は語学と歴史、美術史、建築史を選択したのだか、基本板書はない。自分の耳だけが頼りだ。
もちろんうまくいくわけもなく。ただ聞いているだけの時間になった。授業は面白くなかった。わざと遅刻して行った日もある。
留学中に20歳になった。勢いをつけるために飲酒してから授業に出たこともある。
そんなこんなでそりゃうまくいかない生活が始まった。ホームシックにはならなかった。
友達をつくることが1番の目的で、美味しいボカデイージョ(スペイン風サンドイッチ)のお店を見つけ、友達とサッカー観戦をし、授業の合間に街で絵を描いた。世界遺産や教会をまわった。美術館も回りまくった。好きなことをするのが心の健康には1番いい。
僕の特技?の1つにその環境を楽しめることがある。友達も増え出したら、急に話すことが楽しくなった。もっと話せるようになりたいと思うようになった。伝えることの難しさと楽しさはこの時に学んだ。
困難にぶつかった時、自分で乗り越えたような錯覚をしていることがある。でも僕の場合はいつも友達や仲間が助けてくれている。
スペインの留学もまさにそう。
応援してくれる人たちがいたから頑張れた。
今は連絡を取らなくなったけど、友達や家族のような人たちに巡り会えて僕はラッキーだった。僕自身が応援できるように、助けられるように。その想いはこういった経験から生まれたものだと思っている。
スペインでの生活が劇的に変わってきたのは、留学してから3ヶ月くらい。夢でスペイン語を話すようになってからのこと。とはいえ、まだまだ全然ダメで苦戦する毎日。でも不思議と苦しくはなかった。
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読んでいただきありがとうございました。
やっぱり1話完結とはいきませんね。
私生活編
サッカー観戦編
大学編
友達編
夜間学校編
ホームステイ編
番外編 帰国後の旅行編
美術館編
これくらいは書けそうです。
クラブで踊ったのも懐かしい。
どれだけお酒を飲んだだろう。
ガイドブックに載っている大都市、中都市はほぼ全ていったことがあるんじゃないかな。
少しづつですがお話ししていこうと思います。
濃厚な半年だったんだなぁと改めて思います。
思い出しながら書いていて楽しかったりします。
引き続き読んでいただけたら嬉しいです。
あ、マガジンにしとこ。
以上、店長の田中でした。
またお会いしましょう!
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