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大恐怖!宇宙からの侵略者…って?

 1938(昭和13年)10月30日にアメリカCBCラジオ内でオーソン・ウェルズ演出のSFドラマ「宇宙戦争」が放送された。

 番組の内容は火星人が攻めてきたという衝撃的なものでこのラジオを聴いていた人が大パニックになったという有名な逸話である。

 町は大混乱に陥り警察も出動する事態になったと当時の新聞は報道している。

 私もこの事件については耳にしたことがあるし、ラジオの影響力というものを痛烈に感じたものである。

 しかし実際にはこの話は真っ赤なデタラメなのだそうである。

 「宇宙戦争」の放送が終わった後の町はいたって平穏で騒ぎ立てている人はいなかったそうだ。

 なぜこのフェイクニュースが世間に誤った形で伝わったかというとラジオという新しいメディアに活躍の場を奪われつつあった出版業界の新聞や週刊誌がラジオの信頼を失墜させようとして報道したのが理由らしい。

 ニューヨークタイムズはラジオはフィクションをあたかも真実の様に放送していると糾弾したそうである。

 他の月刊誌でもニュースの報道機関としては不完全なメディアであるとラジオをこき下ろしている。

 この有名なメディアの影響力を伝える逸話が巧妙に仕組まれた罠であると知った時に私はなるほどなぁと思った。

 「宇宙戦争」を聴いていた人は百万人はいたというが実際にはとてもそんな数の人はいなかった。

 そして数少ない聴取者も火星人の襲来はありえないとしてパニックになるとはなかった。
 
 識者が言うにはこのニュースの本質はラジオと出版業界の対立ではなくて大手メディアが人々の意識に侵入してコントロールするという恐ろしさを示しているという点であるそうだ。

 これは情報に純粋無垢だった時代ならではの現象に思えるが、現代でもインターネットに人々の心が支配されていることを考えるとその怖さはあまり変わっていないような気がする。

 今も昔もいかに情報の真贋を見抜く力をつけるかが大切だという事である。

 常に物事は俯瞰で多角的にとらえたいなと真剣に思った。
 
 おっと、今日はちょっとだけ真面目な話になったなと思いつつここからは気楽に晩御飯の話をば。

 昨日は昼酒をキメテいたのですぐできる料理を作った。

 昼間のうちに白菜をキムチの素で漬けておいたのでこれで一品。

 厚切りのハムがあったのでサイコロ状に切り分けてフライパンでこんがり焼いた。

 ハムを取り出して油を敷いてから卵を目玉焼きに。
 
 ハムと卵をお皿に盛ったらコロコロハムエッグの完成。

 メインは最近流行の兆しを見せている焼きしゃぶ。

 もやしを水洗い、玉ねぎとキャベツをざく切り。

 お肉はしゃぶしゃぶ用の豚肉を解凍。

 ホットプレートを設置して準備完了。

 おかずを居間に運んでいただきます。

 お酒は焼酎ハイボール。

 グラスに氷をギッチリ、芋焼酎をタタッといれて炭酸水をトポトポ。
 
 軽くステアして乾杯。
 
 キュッと飲むと甘くなくて芋焼酎のいい香りがする。

 炭酸水で割ると飲み口が軽くなってなかなかいい。

 では焼きしゃぶを作っていこう。

 ホットプレートが温まったら油を敷いてそこに野菜をドサッと入れる。

 ジュワァと景気のいい音がする。

 軽く炒めたら下味に塩コショウ。

 真ん中を開けてそこにお肉を並べる。

 しゃぶしゃぶ用のお肉なのですぐに火が通る。

 アツアツのうちに自家製ポン酢にくぐらせてハクリ。

 香ばしいお肉の味が広がる。
 
 次に野菜をワシッと掴んで口の中に。

 これはシンプルな野菜炒め。

 すぐに焼けるし軽い食感なのでモリモリいける。

 初めて作ってみたが妻も美味しいねぇと言って食べていた。

 合い間にキムチをつまみつつ二杯目のお酒を作る。

 ふと思いついてハムエッグの黄身にお肉をつけて食べるとちょっとすき焼き風になってこれまたなかなか良かった。

 ううん、楽しいねと話しつつふたりでモグモグ。

 焼きしゃぶは野菜中心なのでヘルシーで良い。

 お酒は三杯飲んでごちそうさま。

 片づけもホットプレートを洗うだけなのでラクチンだった。

 新しい料理を試すのはとても楽しい。

 最近気になっているのはとろみ鍋である。

 作ったらまたレポートさせていただこうと思っている。

 ああ、ご飯づくりは楽しいなぁ。

 さて今日は何作ろ?

 

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