ぐわっ、大根おろしを忘れた…
今朝も早く目が覚めた。
ここのところ目覚まし時計より早く起きることが多い。
二度寝してしまうと寝すぎてしまうので何かする事にしている。
掃除をするには近所迷惑な時間なので大抵は買い物に出かける。
今日も時間に余裕があったので近所のスーパーに行った。
お目当てはキャベツだったのだが品切れで買えなかった。
仕方がないのでピーマンとキノコ類をカゴに入れた。
後はお酒の補充をしてセルフレジで会計をしてお店を出た。
駐車場で車に乗り込もうと思ったらルームライトが切れていることに気が付いた。
そういえば一度も変えたことが無かったなぁと思いつつドアを閉めた。
お気に入りの音楽を流しながら駐車場を出ようとしたら遠くの方にこちらに向かってくるヘッドライトが見えた。
このタイミングなら先に出ても大丈夫だろうと車を滑り込ませると何だか後ろが眩しい。
えっ?と思ってミラーを覗くと猛スピードでトラックらしき大型の車体が迫ってきていた。
おおう、怖い怖いと思いつつ制限速度の50キロで走っていたらますますぴったりくっついて走られた。
直線で五百メートル先に狭い迂回路があるのでそこを目指してハンドルを握った。
車間はますます詰まってきている。
ひやひやしながらどうにか迂回路に辿り着いたので逃げる様に左折した。
するとトラックは猛スピードで走り去っていった。
明らかなあおり運転で心臓がキュウッとなった。
ドキドキしたままで帰宅してこちらに落ち度があったのかなぁと考えてみたがよくわからなかった。
早朝からスリリングな思いをして嫌な汗をかいてしまった。
気を取り直してトーストとコーヒーで簡単な朝ごはんを済ませて出かけた。
先に買い物を済ませておくと夕方からの時間が無駄にならなくていい。
今日の晩御飯は干物で決まり。
ホッケの開きが半額になっていたので迷わず購入したからだ。
魚焼きグリルに魚がくっつかないアルミシートを敷いてからその上にホッケを乗せる。
我が家のグリルは片面焼きなので途中でひっくり返さないといけない。
魚が焼けるまでの間に副菜を作っていく。
エリンギを輪切りにして油をしいたフライパンで焼いていく。
こんがりと焼けたら塩コショウを振って卵でとじたらエリンギのオムレツの完成である。
まだまだもう一品、ピーマンのヘタを落としてから手で裂いていく。
そのピーマンを小さなフライパンで焦げ目がつくまで焼いていく。
焼けたら酢、白だし、醤油を混ぜ合わせた調味液に漬け込む。
二十分もしたら食べ頃になるのでお手軽で良い。
さあて後は汁物とご飯だ。
汁物はネギと揚げ玉のこってりバージョン。
お米は冷凍してあるものをチンする。
ホッケが焼けたらお皿に乗っけて晩御飯の完成。
さぁて食べるぞ食べるぞと息巻いて料理を居間に運ぶ。
お酒は今日は日本酒の冷やでいく。
頂きますをしてお酒をツピッと飲むとキリッとしたのど越しが嬉しい。
とりあえず一合ほど用意したが多分足りない。
そんな事を考えながらホッケの身をむしって口に運ぶ。
ちょうどいい塩加減でホクホクした身が嬉しい。
ホッケは居酒屋の定番だが一人で頼むことはあまりないような気がする。
大体三人で一匹くらいの割り当てなので自分の食べたい部位を食べられるとは限らない。
今日は独り占めなので余計な遠慮も必要ないので気分が良い。
モグッと食べてお酒をキュッと合わせると相性の良さに身体がフルエル。
つぎにエリンギのオムレツに手をつける。
エリンギにキュッキュとした歯ごたえと卵のまろやかさの取り合わせがちょうどいい。
味付けはシンプルに塩コショウとケチャップだがこれが定番だなと思う。
ここまででお酒を飲み切ってしまったので追加の一合を注ぎに行く。
まだまだお腹には余裕がある。
ではではとピーマンの焼浸しを頂くことにする。
酢漬けのピーマンは苦味も無くて白だしのうま味が前面に出ており優しい味である。
隠し味の醤油もいい仕事をしている。
またこういった小鉢料理は日本酒に合うので嬉しくて頬がにやけてしまう。
お酒をもう一合飲もうかどうか悩んだがお米も食べるので今日は二合で打ち止めにしておいた。
お酒に合う料理は当然ながらお米に合う。
口直しに味噌汁を飲みながらホッケをおかずに久しぶりにお米を食べた。
結構量があったのでお腹いっぱいになった。
今日は珍しく魚メインの晩御飯でそれもまた良かった。
はぁ食べた食べた。
さぁて明日は何を食べようかな。