納戸でも何度でも。
先月の末からずっと曇り空で気温が一気に落ち着いている。
今日も朝起きて外に出たら空気がひんやりとしていた。
体感では二十五度くらいかなと思った。
日中も三十度に届くかどうかというくらいなので随分過ごしやすくなった。
このまま秋が深まってくれたらいいなと思う。
少しだけ過ごしやすくなってきたので今日は納戸の整理を妻と一緒にした。
階段下にある納戸はついつい不用品をしまいがちであり、最後に中身を点検したのは確実に一年以上前である。
扉を開けると濃厚なカビの匂いがしてこれはいかんと思っていた。
そこでいったん中身を全部出してみることにした。
畳二畳分くらいの収納スペースは雑然としており、中身を取り出しても取り出しても物が出てきた。
贈答品でもらったタオルや昔着ていた服が沢山出てきたがどれもこれもカビ臭くてもう使えない感じだった。
ある程度分別をしながら中身をすべて取り出すのに一時間以上かかった。
布製品以外にも型の古い布団乾燥機や壊れたCDラジカセ、洗濯機の交換用部品など今はもう必要のないガラクタがゴロゴロ出てきた。
自分一人だと全部処分するのだが妻もいたので二人でこれはいる、これはいらないのドラフト会議が開かれた。
会議は白熱したがあまり時間もかけていられないので途中からは感情を排除して事務的に処分していった。
その結果残すものはほとんど無かった。
ゴミ袋は全部で八袋にもなった。
中身が空の納戸はすっきりしておりアルコール除菌剤で全ての壁を拭いたらカビの臭いはずいぶんマシになった。
それから除湿剤を設置して物を戻したがスペースはだいぶ余裕が出来て足を踏み入れることも困難だった納戸が歩けるようになった。
二人でこれからは何でもかんでも突っ込むのは止めようねと誓い合った。
そんな感じで今日は納戸の片づけに一日を使った。
えっ、納戸って何?ですって洒落た言い方をするとウオークインクローゼットですかね。
まあ家が古いのでそんな呼び方は似合わないのですが。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯のお話を少し。
昨日は実家に父の誕生日プレゼントを持って行ったので晩御飯が遅くなった。
時計をチラリとみて短時間勝負だなと思って台所に直行。
油揚げを二センチ幅に切る。
ピーマンを種を取って千切りに。
フライパンに油を敷いて油揚げとピーマンを炒める。
油揚げに焦げ目がつくまでしっかり火を通したらそこにちりめん山椒をドバっと加える。
味付けは醤油とみりん。
少し味を絡めたらじゃこピーマンと油揚げの炒め物の完成。
その間に鍋にお湯を沸かしておく。
沸騰したらささ身を入れて茹でていく。
茹で上がったら身をほぐして叩いた梅干しとポン酢を混ぜたタレに合わせる。
これでささ身の梅ポン酢の出来上がり。
もう一品はキュウリを乱切りにして塩で揉んでしんなりしたら水で洗って塩昆布とかつおぶしを混ぜて塩昆布キュウリの一丁上がり。
全部を作り上げるまでにかかった時間は十五分くらいだろう。
お手軽お手軽と言いながら妻と晩ご飯。
いただきますをして食べる。
昨日のお酒は芋焼酎の水割り。
氷をたっぷり入れたグラスで飲むときぃんと冷えておりトロっとした焼酎の甘みが嬉しい。
たまには芋焼酎も良いなと思いながらツピッ。
ではキュウリから食べよう。
ショリッとした歯ごたえのキュウリに塩昆布の塩気が馴染んでなかなかいい。
かつおぶしが旨味を増強していて後を引く味になっている。
これは良いなと思いながらモグモグ。
次はじゃこピーマンをいただく。
油揚げがカリッとしておりとても香ばしい。
ピーマンの苦みとちりめん山椒のバランスもとてもいい。
山椒の実が時折口の中で弾けてシビビッとくるもの楽しい。
焼酎のアテとしてもとても優秀である。
ではメインのささ身を食べよう。
ささ身の淡白な味に梅干しとポン酢の酸味が合わさってとてもあっさりした味である。
ここ最近脂っこい食事が続いていたのでこの位の料理が丁度いいなと思いながらペロリと平らげた。
お酒は水割りを三杯ほど。
片づけもすぐに終わったのでラクチンだった。
先日の庭木の剪定に続いて納戸の整理も終わってすこしづつ家が綺麗になっている実感がある。
まだまだ不用品をバスバス処分して身軽に暮らしたい。
物っていつの間にか溢れがちですよねぇ。
老後にゴミ屋敷にならないように今から予防予防。