全身がビッシビシ
昨日の稲刈りに精を出したので今日はがっつり筋肉痛である。
特に腰が痛む。
日頃なかなか中腰になる事もないので致し方ない。
朝起きてみると身体のあちこちがギシギシと音を立てているようだった。
まるで油の切れたブリキ人形みたいで午前中はゴロゴロして過ごした。
昼に納豆トーストとコーヒーを食べてからお風呂に入って全身をほぐしてみた。
いくらか楽にはなったが完全に良くなることは無かった。
イテテときしむ身体を労わりながら昼からは台所の掃除に精を出した。
スプーンやフォークなどが余分にあるのでゴチャゴチャしたカトラリーボックスの整理をした。
それから最近何だか下水の匂いがするシンク下の食器収納も全ての食器を出して掃除をしてみた。
日ごろ使う食器類は限られているので来客用のお皿やティーカップはこのさい処分することにした。
今の家に住みだして十年ほどになるが来客用の器を使ったのは数えるほどしかないので整理した方が衛生的にも気分的にも良いと思った。
半日かけて掃除をしたら随分とスッキリして何とも爽快な気分になった。
気分が良くなったので買い物に出かけて晩御飯の材料を買ってきた。
昨日の夜は盛大に焼肉を堪能したので今日はあっさりしたものにしようと思って冷や麦にすることにした。
そうめんは夏の間に何度か口にしたが冷や麦は随分とご無沙汰だったので久しぶりの対面に胸が躍った。
冷や麦はうどんの細いものだと思えば食べ方がいろいろ思いつく。
今日はジャージャー麺風にアレンジすることにした。
挽き肉を炒めて中華スープの素とテンメンジャンで味をつけるシンプルな肉みそを作ってそこにタケノコの水煮を加えておく。
その肉みそに水で溶いた片栗粉を加えて熱してとろみをつける。
それからキュウリを千切りにする。
冷や麦を指定の茹で時間まで茹でたら冷水で締めてそこに肉みそとキュウリを乗っけたら簡単ジャージャー麺の出来上がりである。
お次にもう一品拵える。
ジャージャー麺がこってり系なのであっさりしたものが好ましい。
カニカマが安かったのでこれを使ってかに玉風の卵焼きを作る。
まずは卵を三個ボウルに割ってかき混ぜる。
そこにほぐしたカニカマを加えて鶏がらスープの素、醤油、塩少々を加える。
フライパンにごま油をしいて煙が出るまで熱する。
温まったら卵を投入、ジュワーという景気のいい音と香ばしい匂いが台所に立ち込める。
あまり火を通すと台無しなので軽くかき混ぜながら全体に火を通していく。
まだ半熟かなと思う所で火から離して器に盛る。
餡掛けにすると少しくどいので今日はシンプルにそのままで頂く。
そこまでお腹が減っていないのでこれで晩御飯は出来上がり。
居間にご飯を運んでいただきますをする。
今日のお酒は薄めの芋焼酎お湯割り。
夏の間は飲もうと思わないお湯割りだが今日は涼しかったので選んでみた。
ツピッと飲むとホワンと身体が温まる。
芋焼酎のクセのある香りがかぐわしい。
ではおかずを食べようとまずはカニカマ玉から食べる。
卵は余熱で火が通っていい塩梅である。
崩れるか崩れないかの絶妙の炒め具合で嬉しくなる。
ハクリとほお張ると卵とカニカマのバランスが丁度よくて美味しい。
シンプルな味付けなのでお酒にもよく合う。
お次はメインのジャージャー麺。
これは全体を良くかき混ぜてから食べる。
麺に肉みそを絡めてズズッとすすると甘めの味わいが麺によく馴染んでいる。
合間にキュウリを食べるとショリショリして口の中がリセットされて食欲が増す。
冷や麦で作ったので食べやすくモリモリと間食してしまった。
食べ終わった器に肉みそと生卵を追加して熱湯をかけてチータンタンを作って余すところなくジャージャー麺を楽しんだ。
二品の料理でもお腹いっぱいになった。
お酒は焼酎のお湯割りを三杯とまずまずの優等生。
ああ、今日は充電に充てた一日だったなぁを振り返る。
筋肉痛が明日には治っていますように。
さぁてお風呂に入って床に就こうかな。
本日もごちそう様でした。