リンリンリリン。
金曜日から降り始めた雨がなかなか止まない。
昨日は雷と暴風、目の前が見えない位の激しい雨が降り続くという落ち着かない天気。
ただならぬ雨音にびくびくしながらテレビの気象情報に釘付けだった。
ケーブルテレビで河川の氾濫情報を流しているのだが地元の大きな川の水位がジワジワと上昇しており気になって仕方がない。
この川が溢れたら自宅は間違いなく水浸しになる。
うひぃ、くわばらくわばらと思いながら過ごしている。
今朝明るくなってからカーテンを開けると前回の大雨同様に庭が水没していた。
完全に池の様になっており出入りに使うサンダルがプカプカと浮いていた。
ああ、これはヤバいかもと思ったがなす術はなかった。
その光景を見ながらそういえば昔はこんな緊急事態には連絡網があったなと思いだした。
私が小学校の時にはクラス全員の住所と電話番号が書かれた紙が各家庭に配布されていた。
大雨や台風、インフルエンザの流行など登校が困難な状況の時に学校から連絡を受けるのにとても役に立っていた。
一番最初に先生から連絡を受けた人から出席番号順に連絡事項を申し伝えていくのはシンプルながら効果的だったと思う。
連絡網は親同士のコミュニケーションにも役立っていたようで、私の母などはママ友を作るのに大いに活用していた。
しかし個人情報の保護が叫ばれるようになってから風向きが変わってきた。
何せ一枚の紙で生徒の名前と連絡先が丸わかりなので情報は駄々洩れである。
私が子どもだった昭和時代はそれでもまかり通ったが、平成になるといかがなものかという考えが一般的になった。
なので今では連絡網という仕組みはほぼ廃止されたそうだ。
教育の現場は対応に追われて大変だったと思うがクラスのあまり仲のよくない子からいじめの道具として使われることもあったそうだから無くなってよかった面もある。
また連絡網は親同士が担任の先生の悪口を言い合う闇サイトのような使い方をしていた人もいたそうで何とも陰湿だなと思う。
今は連絡事項はメールで一斉送信をするのが主流になったそうだ。
それも一つの時代の流れなのだろう。
そんな事を懐かしがりながら昨日の晩御飯の話を少しばかり。
大雨が気になっていたので簡単に済ませた。
ひき肉を白っぽくなるまでよく捏ねる。
玉ねぎとシメジのみじん切りと千切った食パン、卵、牛乳を加えてさらに捏ねる。
下味は塩コショウを気持ち強めに。
捏ね終えたら肉が落ち着くまで少し放置。
その間に副菜を作る。
カボチャが痛みかけていたのでレンジでチンして柔らかくしてからざく切りにする。
ウインナーを細切りにして油を敷いたフライパンで炒める。
そこに刻んだカボチャを加える。
カボチャ潰しながら煮込んで、そこに牛乳とコンソメを加えて煮込む。
仕上げに塩で味を調えたらカボチャスープの出来上がり。
ではハンバーグを焼いていく。
フライパンに油を敷いて加熱。
パンパンとお肉を両手でキャッチボールをして空気を抜いたらきれいに並べていく。
ここで気を抜くと焦がしがちになるので火加減は中火。
香ばしい香りがしてきたらひっくり返す。
火を強めてウイスキーでフランベ。
ボゥと激しい炎が上がるので火傷に注意。
すかさずフタをして火加減を弱火にして焼き上げる。
こんがりと焼けたらお皿にあける。
フライパンにケチャップ、ウスターソース、醤油、砂糖を入れて加熱して即席のソースを作る。
これでキノコハンバーグの出来上がり。
温かいうちに食べたかったので妻を呼んでいただきます。
雨の事が気になったので昨日も休肝日。
まずはカボチャのスープから飲む。
コンソメとカボチャの甘みのバランスが良くてなかなかイケル。
こだわるのならば裏ごしをした方がいいのだが昨日は省略。
それでもウインナーの味も加わってボリュームのあるスープになっていた。
では次はハンバーグを食べる。
ソースをたっぷりかけてハグッと齧ると肉汁がジュワリと湧いてくる。
シメジのコリコリした歯ごたえも良いアクセントになっている。
ひき肉の旨味とキノコの旨味が合わさって華麗な二重奏を奏でている。
付け合わせのキャベツの千切りで口直しをしつつモリモリ食べた。
妻は無類のハンバーグ好きなのであっという間に三個食べていた。
全部で六個焼いたので私の分も食べる?と聞くとわーいと言って四個目のハンバーグを嬉しそうにかじっていた。
次はもっと焼こうと思いつつご馳走様。
洗い物は少なかったのでサクッと片付けて再び空模様を気にしながら就寝。
日曜日の夕方現在、雨は小降りになったが遠雷がゴロゴロと不敵に鳴っている。
うーん不穏と思いながらいざという時に慌てないように対策をしておきたい。
明日天気になあれ。
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