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深入りはしない方がいいみたい

 今日三月二十一日は3.2.1という語呂が催眠術の掛け声に繋がるという事で催眠術の日なのだそうだ。

 最近ではすっかり見かける事も少なくなったが私が子どもの頃はテレビでしょっちゅう催眠術をかける番組を流していた。
 
 何とか流という聞いたこともない流派の修業を収めた催眠術師が出演しているタレントさんたちに次々と催眠術をかけていくという内容だった。

 よくあるパターンはこめかみ辺りを揉んで3.2.1と唱えるとタレントさんがガクンと首をうなだれて椅子に座り込む。

 そこから何か暗示をかけるのだが例えばワサビが砂糖の様に甘くなりますというようなわかりやすいものが多かった。

 催眠術師が全員に暗示をかけてからタレントさんが一人一人大量のワサビを口に含む。

 すると目を輝かせながら甘~いと叫んでスタジオが驚く。

 まだ食べている途中に催眠術師がはいッ!と言って暗示を解くとタレントさんたちが正気に戻って悶絶してその姿を司会者の大物タレントがゲラゲラ笑いながら見るというあまり趣味の良い内容では無かった。

 今思えばタレントさんが異常に我慢強かったのか、もうちょっと意地悪な見方をすればワサビに仕掛けがあったんじゃないかなと思う。

 とはいえ小学校でも催眠術は大流行で五円玉に糸を通してそれを相手の目の前でぶらぶらさせてあなたはだんだん眠くな~るという遊びは全学年で流行った。

 揺れる五円玉を見つめていると自然に体が左右に動くのが不思議で仕方がなかった。

 まあその後に催眠をかける方法を誰も知らなかったのでこっくりさんレベルの他愛もない遊びだった。

 ここまで催眠術を否定するようなことを書いてきたが私は別に信じていないわけではない。

 世の中は広いので本格の催眠術師という職業は存在するのだと思う。

 ただこれまでの人生でこれは本物だぞという人に会った事がないだけである。

 催眠術が使えたら相手の事をどうにかするなんてお茶の子さいさいだ。

 テレビのバラエティや小学校の思い出で催眠術をバカにしがちだが実は怖い能力だという認識はある。

 例えばテレビやインターネットの電波を介して催眠術がかけられるとなればこれはかなり怖い。

 はい、今から近所の一番高いビルの屋上から飛び降りましょう…とか言われたら催眠術にかかった民衆はピクミンの様に従順に従ってしまうのであろう。

 どうにもおっかない話になってしまったが催眠術師がその力を良い事に浸かってくれたら平和で良いなと思った。

 好奇心は猫を殺すと言うし興味本位で扱うものでは無いジャンルのようである。

 そんなちょっとスリリングな話をしつつも昨日の晩御飯の話を。

 昨日は冷えたので鍋。

 鶏むね肉を一口サイズに刻む。

 キャベツをざく切り

 シメジを石突を落とす
  
 マイタケを手で適当に裂く。
  
 昆布で出汁を取って鍋の準備は完了。

 副菜はボウルに小麦粉と顆粒出汁の素を入れて卵も入れて水で緩めに溶く。

 タコを小さく切り分ける。

 キャベツを千切りに。

 粉を溶いたボウルにタコとキャベツをドサリと入れてよく混ぜる。

 フライパンに油を敷いて火を点ける。

 温まったらタネを全部流しいれる。

 中火でしっかりと焼き付ける。

 途中でヨッとひっくり返してフタをして弱火で焼いていく。
 
 十分くらい焼いたらふたを開けてお皿に乗せたら巨大タコ焼きの出来上がり。

 お好みソースを塗ってマヨネーズをかけたら一丁上がり。

 ぬか漬けはキュウリ。

 おかずはこれで良し。

 ご飯だよ~と妻を呼ぶ。

 いただきますをする。
 
 昨日のお酒はビール。

 ルンシュッとプルタブを起こしてヨッヨッヨとグラスに注ぐ。

 グイーッと飲むと喉の奥からオツカレサマーの声が聞こえてくる。

 鍋に鶏肉と野菜を入れて煮える間にタコ焼きを食べる。

 見た目は完全にお好み焼きだが食べてみると味はタコ焼きと言う大変楽しい食べ物。

 タコのコリコリとした食感が楽しい。

 食べ応えがあるのでモリモリ。

 鍋が煮えたのでポン酢で食べていく。

 鶏肉はモモ肉なので柔らかくて味が濃い。

 シメジはシャキシャキと歯ごたえがいい。

 マイタケは独特の風味が癖になる。

 キャベツもクッタリと煮こまれて甘みがあって食べやすい。

 合い間にぬか漬けをポリリとしながら鍋の具を追加。

 食べすぎないように腹八分目でご馳走様。

 後片付けをしてお風呂に入ってから本を読んでいたら日付をまたいでしまったので慌てて就寝。

 今日は朝から一日中寒かった。
 
 桜の開花予報は週末だが伸びるかもしれない。

 今晩は電気毛布を敷いて寝よう。

 皆様も温かくしてお休みくださいませ。

 

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