ワイワイご飯。
昨日は姪っ子が実家に来ていたので顔を出してきた。
姪っ子は今年で二十歳の看護学生である。
成績がかなり優秀らしく特待生扱いで学費は全額免除らしい。
中学生の頃に勉強を教えていたがどちらかと言うと飲み込みはそんなに良くはなかった。
高校生になってから勉強にステータスの大半を傾けたようでめきめきと学力を上げていった。
卒業するまでの間学年順位で五番以下になったことが無いというレベルだった。
そのまま本人の志望する県内で最難関の看護学校に難なく受かり現在に至る。
ついこの間実習があったらしく高齢者病棟の看護を勉強してきたと言ってた。
その顔は幼いころの面影は残っているが大人の雰囲気も漂わせていた。
この間甥っ子と会った時も思ったのだが、親戚の子が成長するのは見ていて眩しいものだと思った。
前途ある若者のハツラツとした姿はダラダラとした代わり映えの無い日常を送りがちな中年には刺激になる。
姪っ子は根性が座っているので看護師に向いていると思う。
後一年半勉強したら現場に出るそうなので応援したい。
そんな姪っ子を歓迎して昨日は実家で晩御飯。
いつもの通り母は張り切っており台所で忙しそうに動き回っていた。
父はプロ野球をザッピングしながら全試合を観戦するという欲張りスタイルでテレビを見ていた。
昨日の献立は串カツとタコの刺身、かぼちゃの煮物、サラダ、肉まんとかなりの豪華版。
そのうちにメンツが揃ったので母が串カツを揚げ始めた。
私はタコを切って、肉まんを蒸した。
とりあえず乾杯という事でみんなでグラスを持つ。
私のお酒はいつもの銘柄とは違うビール。
ルプスッとプルタブを起こしてグラスにレッレッレと注ぐ。
父が姪っ子にお帰りと言ってみんなで乾杯。
キュウィッとグラスを干してウヒィッとなる。
それからタコの刺身にワサビをつけてパクリ。
キュッキュとした歯ごたえで噛むほどに旨味があふれる。
父が朝市場で買ってきた生ダコを自宅で茹で上げたもので鮮度が違う。
これは良いなぁと思いながらモキュッモキュッ。
お次は肉まんを食べる。
母の友達が持ってきてくれていた本場物で小ぶりながら噛むと肉汁がジュワリとあふれ出して火傷しそうになった。
酢醤油と辛子をつけて頬張るともうたまらない。
思わず二個いってしまった。
それからカボチャを食べたりサラダをつついていたら、はいお待ちどうと母が揚げ立ての串カツを盛ってきてくれた。
ワッと座が盛り上がる。
串に豚肉と玉ねぎを刺してある我が家の定番の串カツである。
ソースをたっぷりつけてカジッと噛むと玉ねぎの甘さが最初に来る。
その後で豚肉の甘い脂が追いかけてきて控えめに言ってかなり美味い。
串カツを食べた後にビールを流し込むとタハハ、こりゃ参ったというベストマッチである。
姪っ子もこの串カツが大好きなのでパクパク食べていた。
あっという間に食べきったら母が追加の串カツを揚げてくれた。
母は自分が食べるよりも人にしてあげたいタイプなのでみんなが喜んで食べている姿を見ると幸せを感じるらしい。
つまみが沢山あるのでビールがはかどって仕方がなかったが四本目を開けたところで妻からこれ以上はダメよという視線をビシビシと感じたのでチビリチビリと飲んだ。
みんなでたっぷり食べてご馳走様
後は片づけをして食休み。
少しまったりしていると母がまくわ瓜を切ってくれたので懐かしいと思いつつ齧った。
ほんのり甘くて少し青臭い味が郷愁を誘った。
祖父が好きでよく食べていたなぁと思いつつさすがにお腹がパンパンになった。
帰りがけに母が食材をあれこれ持たせてくれたので大感謝して帰宅。
ご馳走様でしたの連絡を母にすると、また来んさいというありがたいお言葉。
やはり大人数でのご飯は賑やかで楽しい。
たまにはいいもんだなと思いつつ今日は何を食べようかなと考えるのであった。
どうもごちそうさまでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?