百まで数えてあがりなさい。
今日はな(7)つぶ(2)ろ(6)の語呂合わせで夏風呂の日なのだそうだ。
夏風呂とは酷暑のこの時期にぬるめのお風呂に入ることで副交感神経の働きを促し心身のリラックス効果を得ることにある。
私は一年中シャワーでお風呂を済ませているがやはり健康のためには湯船に浸かった方がいいみたいである。
特に水シャワーは心臓にストレスを与える悪影響と疲労の原因になることもあるらしい。
暑いからと言って水シャワーで簡単に入浴を済ませるのは危険だという事だ。
シャワーは最低でも四十度程度のぬるま湯で浴びたほうがいいとの事。
なるほどなと思いつつ、私はなかなか湯舟には浸からない。
自宅のお風呂がこじんまりしており湯船も結構コンパクトだからである。
お湯をためて浸かった時に膝が出てしまう。
なのであまり気持ち良くない。
この家をリフォームするときに浴室のスペースがあまりとれなかったので仕方が無いが数少ない我が家の不満である。
そういうわけでもっぱらシャワーで済ませるがこの時期はお風呂上りに髪を乾かすのが大変である。
私は二年くらい髪を伸ばしているので肩よりも長い。
なので洗った後にドライヤーで乾かそうとすると結構な暑さを伴う。
どうにか乾いたころには腕や顔にぐっしょりと汗をかいてしまう。
これが毎日の事なので髪が長いと言うのは面倒なものだなぁと思う。
はじめは興味本位で伸ばし始めた髪の毛だが今は切り時を見失っている。
そろそろ思い切って坊主にでもしようかなと思わないでもないが何となくもったいない気がする。
果たしてこのロン毛計画の行く末は…。
まあ誰にもわからないよなと思いながらここからは昨日の晩御飯の話。
昨日はキノコを食べたかったので炊き込みご飯にした。
お米を研いで浸水させておく。
シメジとエノキをざく切り、エリンギを手でちぎる。
油揚げを湯通しして小さく刻む。
お米の水の量を調整してそこに醤油、酒、塩、みりん、白だしを入れてキノコと油揚げを加える。
味の補強に塩昆布を一つかみ入れて炊き込みごはんモードで炊飯。
その間におかずを作る。
鶏むね肉に砂糖と塩をまぶしてしばらく放置。
しっとりしたら細切りにする。
ピーマンも細切り。
フライパンに油を敷いて火を点ける。
そこに鶏肉を入れて炒める。
ある程度火が通ったらピーマンを投入。
しっかりと炒めて味噌と醤油、酒、鶏がらスープの素で味付け。
これで鶏肉とピーマンの細切り炒めの出来上がり。
もう一品の副菜は玉子豆腐にした。
汁物は卵と油揚げの味噌汁。
お米が炊けたら蒸らしてよく混ぜたら出来上がり。
ようし完成完成と言いつつ妻を呼ぶ。
今日は炊き込みご飯だよと言うと、珍しいねとニコニコしていた。
選んだお酒はハイボール。
グラスに氷をギチギッチに詰めてウイスキーと炭酸水を注ぐ。
一回だけかき混ぜたらいただきます。
キュウッと飲むと喉が鳴る。
冷たいお酒はこの時期に本当に嬉しい。
いやぁ涼しくなるなぁと思いながら一気に飲み干す。
二杯目を作りながら鶏肉を食べる。
味噌味にしたので甘みがあっていい。
ピーマンの青っぽい味もよく合っている。
これはヒット賞だなと思いつつモグモグ。
妻もこれ好きと言いながらパクリパクリと食べていた。
合い間に卵豆腐をはさんでクールダウンしてから炊き込みご飯に箸を伸ばす。
キノコのだしが良く出ており、塩昆布の磯の香りがマッチしていた。
おこげも出来ていたのでアムリと食べると香ばしくて食が進んだ。
お酒はほどほどにしつつ炊き込みご飯をお代わりした。
二膳食べたらお腹いっぱいになったのでご馳走様。
お酒は控えめに二杯で止めておいた。
残ったご飯は一個ずつおにぎりにして冷凍しておいた。
これで暑くて台所に立つ気がしない時に楽が出来る。
未来の自分に小さなパスを出せたことに満足しておやすみなさい。
さて、今日は久しぶりにぬるめのお風呂に浸かろうかな。
腰を落として湯船に首まで埋まるんだ。
そうすると足が出ちゃうんですけどね。
ううん、うまくいかん。
今度家を建てたらでっかいお風呂を作るんだ。
そう、ライオンがお湯をジャバーッて出しているアレを設置したい。
気分は大富豪じゃ。